入閣待機おじさん内閣、9日解散、島岡美延です。
『虎に翼』の最終週、やっと図書館の予約の順番が。上野千鶴子著『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』(光文社)は1月出版、まるで『虎に翼』の「はて?」の答え。
非正規雇用が増えたのは政界と財界の結託――自己責任(と思わされた)「政治による人災」。もう一つの日本の人災は「投票率の低さ」。
私の就職は「男女雇用機会均等法」施行後。新しい時代と喜んだけど、上野氏曰く、男女「雇用の均等」ではなく「機会均等」、「女は男より働け」の結果、女性総合職の離職率は驚くほど高い――、まさに私。
研究力の低下も嘆き、「教育の危機も人災というべき」と。
「保守派が守りたい旧来型の家族は、妻や嫁という名の女性の犠牲のもとに成り立ってきた」――、社会は急に変わらないけど「先人のバトンを受け渡す」ことで変わると。まさに『虎に翼』で可視化された宿題、社会はどこへ?
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