コロナ過去最多を連日更新、スポーツ界もギリギリ、島岡美延です。大相撲では取組編成に苦慮、プロ野球巨人軍では70人以上が感染。歌舞伎座は休演を発表、政治家も・・・。
東京文化会館で東京バレエ団『ベジャール・ガラ』を観てきました。ダンサーは本番直前までマスク着用のリハーサルで、無事に幕が上がることを祈る日々。歌舞伎やミュージカルなどと違い、1つの役は1回限り、も。その瞬間に懸けて鍛錬してきた成果を確かに堪能させてもらいました。
東京バレエ団が、20世紀最高の振付家の一人、モーリス・ベジャールの傑作を上演し続けて40年。9年ぶりの『火の鳥』を含む4作品。『ギリシャの踊り』では、古典の群舞とは一線を画す、何十人もの男女のダンサーたちによる〈母なる海〉が圧巻。
反戦のメッセージを込めた『ロミオとジュリエット』。長きに渡りプリンシパルの上野水香と柄本弾の『バクチⅢ』。ベジャールの命や愛に寄せる想いが力強いエネルギーとなり、〈踊りの原点〉を体感した夜。
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