身体にこたえるほど残暑も猛暑になる9月、島岡美延です。今年も熱中症で多くの方が犠牲に(東京23区は3カ月で248人死亡)、その数は豪雨被害などよりずっと多く、暑さは災害級。
多くの人が「今日、暑さで死ぬ」とは思っていなかったのでは――。映画『とりつくしま(本日公開)』をご紹介します。『カメラを止めるな!』を生み出したENBUゼミナール「シネマプロジェクト」第11弾。東直子の小説を娘である東かほり監督が4つのオムニバスに仕立てました。とりつくしま係は小説のファンだという小泉今日子。
人生が終わった人の前に現れる〈とりつくしま係〉。「この世に未練はありませんか。あるなら、何かモノになって戻ることが出来ますよ」と人々に告げるのだ。夫のお気に入りのマグカップになった妻、大好きなジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、ピッチャーの息子が使うロージンになった母・・・。
モノから見た景色は思ってたのと違う? もし自分だったら、と想像。
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