韓国の女性監督のデビュー作は

震度4の揺れで目が覚めた早朝、島岡美延です。震源は千葉県南部、木更津市では震度5強。最近、不気味な事件が多く、5月に大雨警報が出るなど、社会も天候も不安定すぎる日本列島。

お隣の韓国とはシャトル外交で関係改善に向かう？　映画『同じ下着を着るふたりの女（13日公開）』をご紹介します。女性のキム・セイン監督の長編デビュー作は母と娘の痛切すぎる物語。

30歳目前の娘イジョンは、母スギョンと手狭な団地で二人暮らし。若くしてシングルマザーになった母は、娘が幼い頃から辛くあたり、娘も長年、それを恨んでいる。ある日、スーパーの駐車場で車を急発進させて、母は娘を跳ね飛ばしてしまう。車のせいにする母、法廷で争うことにした娘。そんな中、イジョンは新しい同僚のソヒの優しさに触れ、彼女に癒しを求めるようになる。一方、スギョンも恋人との再婚話が進み・・・。

女性の生きづらさが共通する韓国と日本。この強烈な人生に共感する人は少なくないのかも。