30歳、映画監督、歩きつづける

コロナ第8波の高さはどの位に、島岡美延です。3年ぶりのランチ予定だった仲間の家族が感染し、濃厚接触者になったとの連絡。振り返れば約1か月前が、感染者数が最も落ち着いていた首都圏。10月11日から旅行支援も拡大、水際対策も大きく緩和されました。ウィズコロナが試される冬へ。

人生いろんな波があり、それを作品に生かす人も。映画『夢半ば（12日公開）』をご紹介します。先日のラジオに安楽涼監督と俳優・柳谷一成さんが登場。この作品、ドキュメンタリーではないけれど、本人の名前で進む物語。

映画監督の安楽は30歳目前で映画が撮れなくなってしまった。映画仲間でもあった地元西葛西の友人リュウイチは結婚で引っ越し。同棲して4年になるみちことは結婚の話も浮上している。今撮りたいものは何なのか、友人と掲げた夢は終わってしまうのか。これは〈夢半ば〉のお話。

これまでも自分に近い人物を演じてきた安楽監督の〈最も等身大〉という長編3作目。30歳、人生の方向が見える節目。