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美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

一人、故郷を目指すヒッチハイク

2023年07月21日 07時27分08秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

サッカー女子W杯開幕戦で山下良美主審の凛々しいアナウンス、島岡美延です。12年前、快進撃が始まるまで、なでしこの注目度は高くなかったかも。

坊薗真琴、手代木直美の両副審も登場した開幕戦。こちらの主人公はこの二人と同じ42歳、いわゆるロスジェネ世代。映画『658㎞、陽子の旅(28日公開)』をご紹介します。国際的に活躍する菊地凛子が、初の邦画単独主演。上海国際映画祭で最優秀作品賞、最優秀女優賞、最優秀脚本賞に輝いた熊切和嘉監督作品。人物の描き方、絶品。

夢破れて20年余り、在宅フリーターで長年孤立していた陽子。大嫌いだった父の訃報を受け、故郷の弘前に向かうが、思いがけないトラブルで一人でヒッチハイクをするはめに。スマホも所持金もない陽子、東京―福島―宮城―岩手―青森、出棺は翌日12時、間に合うのか!?

時々現れる若い頃の父をオダギリジョー。従兄は竹原ピストル、出会う人々に黒沢あすか、浜野謙太、風吹ジュンら。人間は24時間で何かが変わるのです。

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五ノ井里奈さんが体験したこと

2023年07月20日 07時28分59秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ジャニーズ事務所はいつ、どんな会見を行うのか、島岡美延です。何十年も苦しんできた人たちの声、届いて。

自衛隊で起きていた問題は〈過去形〉になるのか。元自衛官の五ノ井里奈さんの著書『声をあげて』(小学館)を読みました。複数の先輩から繰り返された性的ハラスメントを実名、顔出しで語った彼女、これほど酷い日常を生きてきたとは。

フラッシュバックを恐れる人は読み飛ばして、という具体的な被害。内部で相談しても「チクった」と攻撃され、退職してユーチューブで告発、次第に大きな報道へ。死のうとした時、大きな地震で我に返ったこと。

「直接謝罪は受けるも、示談の申し入れに疑問を感じて裁判を決意」後に出版。始まった裁判で元自衛官たちは無罪を主張。

エピローグで「被害者の自分と自衛官5人が職を失った。ハラスメントが起きない環境を整えられないなら、新隊員を募集すべきでない」と。ずっと繰り返されてきたことを知る彼女の心からの叫び。

 

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宮﨑駿監督からの質問状

2023年07月19日 07時15分51秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

昨日の東京は37.5度、島岡美延です。映画館は涼しいけど、猛暑と冷房の落差も結構、大変。

宮﨑駿監督が引退を撤回して作り上げた映画『君たちはどう生きるか』を観てきました。東宝によると公開4日間の興行収入が『千と千尋の神隠し』(01)の初動を超えたそう。

情報がない、ということがこんなにも行動に直結するのか。映画紹介の仕事をしていて言うのもなんですが、映画が始まった瞬間の緊張感、高揚感は経験したことがない感覚。物語、世界観、誰の声か、一瞬も逃すまいと全神経を集中させている感じです。

ネタバレはしません。主人公は創意工夫に溢れ、自分で考え、選択し、進んでいく力強さがあります(これくらいはいいでしょ?)。

ジブリ作品を観てきた人は、様々な作品の名場面を思い浮かべるかしら。そして、宮﨑駿監督から「君たちはどう生きるか、君たちはこの世界でいいのか」という質問状を受け取った私たち、各々が答えを出していかなくては。

 

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美しいアニメーション、影絵も

2023年07月18日 07時43分23秒 | 姿勢&見た目

京都アニメーション放火事件から4年、島岡美延です。令和元年のこの事件など、怒りの方向が理不尽な対象に向かっていませんか。

日本のアニメもいいけど、フランスの巨匠の作品にうっとり。映画『古(いにしえ)の王子と3つの花(21日公開)』をご紹介します。『ディリリとパリの時間旅行』のミッシェル・オスロ監督の最新作は美しい王子の物語が3つ。それぞれ違うアニメーション表現。

第一話『ファラオ』。ルーヴル美術館とのコラボで生まれたクシュ王国の若き王子の物語。エジプトの「体は正面、顔は横向き」の人物たち。

第二話『美しき野生児』。フランスの中世の城に暮らす王子は父に反逆。人物は黒いシルエット、影絵みたい。

第三話『バラの王女と揚げ菓子の王子』。18世紀イスタンブールが舞台の豪華絢爛な物語。

共通するのは、勇気と知恵を糧に非暴力で人生を逆転させていく王子たちの存在感。エキゾチック!

 

 

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命を懸けてナチスに抗議した文豪

2023年07月17日 07時48分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

暑すぎる海の日、どうか気をつけて、島岡美延です。助けにいく人が亡くなる水の事故があとをたちません。

これは自らの訴えを命懸けで行った文豪の想い。映画『ナチスに仕掛けたチェスゲーム(21日公開)』をご紹介します。1934年、オーストリアを離れたシュテファン・ツヴァイクは、1942年にアメリカで妻と共に睡眠薬過剰摂取で死亡。『チェスの話』という最後の小説が原作、主演のオリヴァー・マスッチが心身が壊れていく人間を体現。

ウィーンで公証人をしていたバルトークは、ドイツがオーストリアを併合した時、ナチスに連行され、彼が管理する貴族の莫大な資産の預金番号を教えるよう迫られ拒否。ホテルに監禁され、監視の目を潜り抜け盗んだのは1冊のチェスのルールブック、全ての手を暗記するまで読み込み――。

物語は豪華客船でアメリカに向かう彼がチェスの大会で世界王者と一騎打ちする場面とナチスに監禁された日々を行き来します。人生が続く限り、人を傷つけ続けるのが、戦争、拷問。

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こんにゃく座のオペラ、地元川崎から

2023年07月16日 07時24分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

東北の雨がかなり心配、島岡美延です。秋田市内中心部にも浸水、関東では体温を超える猛暑に。三連休中、晴れても注意だらけ。

川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場で、オペラシアターこんにゃく座の『ルドルフとイッパイアッテナ』を観てきました。斉藤洋原作の児童文学の名作を4人の「歌役者」とピアノの生演奏で、子どもも大人も夢中になるオペラ。地元川崎で昨日から始まった公演、10月まで全国各地で。

オペラシアターこんにゃく座は日本語のオペラ作品をレパートリーとするオペラ劇団で昨年創立50周年。海外公演も行い、年間公演数は200回超え。

魚屋に追いかけられトラックに飛び乗り、見知らぬ土地にやってきた黒ねこのルドルフが、野良で生きている大きなトラねこの〈イッパイアッテナ〉に色々なことを教えてもらう。その町には飼い猫ブッチーや宿敵・飼い犬ブルドッグのデビルがいた!

カラフルな脚立や板の舞台装置。飛び降りたり、転がって走って、歌とセリフ、素敵です。

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猛暑日も続く中、マスクは

2023年07月15日 07時47分12秒 | 姿勢&見た目

小田急線刺傷事件の被告に懲役19年の判決、島岡美延です。2年前、乗客が逃げてくる車両に向かい、救命措置を行った看護師は去年仕事で知り合った女優さん。当時、上京してきたばかりで今は二足のわらじ、頑張れ。

明日から危険な暑さの予報、今月の姿勢テーマ『マスクを外して鼻呼吸を心がけて』を実践していますか? 昨日の電車、混んでいなくてもスマホを見ていてもマスクの人が8割以上。冷房の屋内はともかく、体温以上になる高温の屋外、「一人でマスク」の人、熱中症に気をつけて。

コロナ5類になり、様々な対応が変わる中、相変わらず「レジのビニールカーテン」「トイレのハンドドライヤーの中止」という場所も。「手袋してレジ対応」は当初から感染対策としてどうか、と言われていますが、続いている店舗あり。

先日、あるレストランでお店の人が全員マスクなし。「接客の方の笑顔が見えるのはやはりいいですね、応援します」と思わず声をかけました。「なぜ、そうするのか」を考えて行動したい夏。

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常設展、ではなく「総合文化展」

2023年07月14日 07時29分30秒 | 日記、その他

辛いことの多くがスマホからなら、そこから離れて、島岡美延です。SNSを見ない時間を作って過ごして下さい。

気温低め(猛暑ではない)だったので上野トーハクへ。特別展『古代メキシコ』は先月見たので、「総合文化展」チケットを購入し、初めて東洋館地下のTNM&TOPPANミュージアムシアターを利用。

『VR DOGU 美のはじまり』(~10月1日)は国宝土偶、全5体、普段見えない角度、CTスキャン画像など興味津々。東京国立博物館収蔵の亀ヶ岡の遮光器土偶シャコちゃんとナビゲーターが会話して進む上映、小学生は夏休み無料。

本館では特集『虫譜づくりの舞台裏』(~8月20日)など。江戸から明治に作られた虫の図鑑。牧野富太郎の植物図も見事だけど、昆虫、蛇、トカゲなどの精密な絵を描いた栗本丹洲、すごい。

展示替えが多いから「常設展」ではなく「総合文化展」。本館2階の縄文は、この前の新潟の火焔型土器から、函館の珍しい形の土器に替わっていました。

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「100分de名著」よりショック

2023年07月13日 07時33分41秒 | 日記、その他

27歳のryuchellさん訃報にショック、島岡美延です。

この人には2001年9月11日、NYの野村証券の20階の職場から駆け下り逃げた経験が。Eテレ『100分de名著』でナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』を解説した堤未果さん。『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』(幻冬舎新書)を読みました。

ナオミ・クラインは日本の事例に触れていないので、本書は強烈に「自分のこと」としてショックの連続。マイナンバー、コロナワクチン、再エネ――。有識者会議には必ず利益を得る業界、企業から人が送り込まれ、「緊急」だから、国民に考える時間を与えない。

一度「緊急で導入」されたものは「いつのまにか定着」している。監視カメラ、紐づけ、それが私たちの日常。

堤さんが帰国後、自分を取り戻すため勧められた「人断ち」。電話、メール、情報を一切遮断する日々で「五感が再起動」し、徹底的に考えぬくジャーナリストが誕生しました。

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世界にはこんな先生、学校が

2023年07月12日 07時28分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

最高裁がトランスジェンダーの訴えを認める判決、島岡美延です。5人の裁判官が全員一致、5人とも補足意見あり。社会は、国会は、どうする?

国会には、学校の先生の過酷な状況も変えてほしいけど、世界にはこんなにも情熱を注ぐ先生がいる――。映画『世界のはしっこ、ちいさな教室(21日公開)』をご紹介します。日本でも大ヒットした『世界の果ての通学路(12)』の制作チームによるドキュメンタリー。

識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師で二児の母サンドリーヌ。子どもと離れて、遠い赴任先はインフラ無し、生徒が夜でも勉強できるようソーラーパネルを自費で購入。バングラディシュ北部で子どもや女性の権利を守ろうと、結婚のため学校をやめさせようとする女生徒の親を説得する若きタスリマ。広大なシベリアに暮らす遊牧民、伝統を守りながら各地で教室を開くスヴェトラーナ。

彼女たちの奮闘、子どもたちの笑顔、必見。

 

 

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