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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

自分のカメラ Nikonos V

2009年09月21日 | インポート
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Nikonos V + W-Nikkor 35mm F2.5 + SB-105
Nikonの水中カメラ。自分のは"V"が示すように5型のNikonos。歴史は古く1960年代に最初の型が登場しています。Nikonのオリジナルではなく、フランスの潜水用品メーカーの”カリプソ”というカメラが原型になっています。フランスといえば結構潜水関連が進んでいて、潜水医学等もフランス海軍の実験によりいろいろわかってきていることが多いです。それから、5型まで発展してきました。構図を確認するだけのファインダーと目測のピントは基本的に同じで4型からは露出計が内蔵されていてTTL調光も可能になっています。のちにNikonos RSという一眼レフタイプも登場しました。高性能ゆえ? 輸出貿易管理令(いわゆるココム。武器に転用されたりする可能性がある製品の輸出を規制するもの。)の対象だったりします。(今は解除されている。) 初期のタイプを007(James Bond)が使ってたりというエピソードがあります。



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レンズに水中専用のUW-Nikkorと水陸両用W-Nikkorがあります。水陸両用を使うともう地球上どこでもOK。ちなみに水中専用UW-Nikkorを陸上で使うとピントが合いません。
カメラとライトが遠く離れているのはライトを使用したときにマリンスノーが写り込むのを極力さけるためです。マリンスノーに対して正面から発光すればその光がマリンスノーに当たって反射して、すべてフィルム面に返ってくるのでマリンスノーだらけの写真になってしまいます。

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海でのニコノス。砂にまみれようが、30m潜水しようがなんともないのですごい安心感があります。自分にとっては水中で使える唯一のフィルムカメラなのでとても重宝しています。手入れがやや大変かな。Oリングが多いです。スピードライトSB-105は単独で使うと遭難時のシグナルフラッシュとしても役立ちます。発光部が水面に出るようにトリム調整してあったり、細かいところの作りが楽しいですね。