85mmという画角
自分が最も使うレンズは28mm。これ一本あれば全て事足ります。旅でも山でも最低限の荷物なら間違いなく28mm。フィルムアルバムを見返すと、機材の欄に[28/2.8]の文字が多数。28mmf2.8のレンズを表しています。
ちなみに一番使わないのが、150mmを超えるレンズ。180mmを持っていますが、ほぼ天体写真にしか使ったことがありません。135mmはたまに使います。私にとってこれを超える望遠レンズはまさに「無用の長物」といったところ。順番にすると、28mm、24mm、50mm、105mm、35mm、20mm、85mm、135mm
この写真は85mm。ほとんど天体写真かポートレートにしか使ってないレンズ。星を撮った帰りだったので、85mmを持っていましたが、85mmで朝日を眺めてみると、なかなかいいね。
Nikon D3 + Ai AF Nikkor 85mm f1.8D
流星痕(りゅうせいこん)
そろそろふたご座流星群が活発なころ。ただし、今年の観測条件は最悪なため、あまり見る気が起きていないが、とりあえず、今晩と明日の晩は観察するつもり。月明かりの影響がなくなる未明が狙い目だろう。ちょうど、ラブジョイ彗星も位置がわかったので、観察できるころ。
写真は、流星痕。流れ星が大気圏に突入し、燃えたあとの残核が大気中に漂う様子です。比較的大きな流れ星で見ることができますが、この流星痕を残した流れ星は、大気圏で大きく爆発し、発光しました。
ふたご座流星群ではこのような大きな流れ星がよく見られます。写真もふたご座流星群のもの。一時期しし座流星群が活発なころはかなりの頻度で見ることができました。
ある年は、富士山の麓、朝霧高原でしし座流星群を眺めていましたが、カメラのセットのため、下を向いていてもわかるほどの雷のような光を感じて空を見上げると、大きな流星痕が漂っていました。
maki-ampと一緒にお嫁に行ったスピーカー(内側)
maki-ampはこのスピーカーを鳴らせるように設計しています。つまりアンプとスピーカーはシステムとして考えたほうがいいです。もともとワイドレンジの2ウェイとして設計しました。特徴はかなり強固な造りで、24mmの合板を使い、バッフルは合板+取り外し可能な松系の集成材としていました。後に、集成材と合板の組み合わせは空隙があり、そこでビビリが発生したため、完全に接着しています。
また、エンクロージャー内部で発生し、音を濁らせる定在波の発生を抑える手段として、普通はグラスウールやフェルト等の吸音材を用いるのですが、三角や丸の部材を貼り付けて構造的に定在波の発生を抑えています。
表面はほぼ鏡面仕上げ。このスピーカー以前はオイルステインを用いていましたが、より安価な床用ニスでもいい風合が出るので、床用ニスを用いています。これを造るころは、シナ合板(表面だけシナ)が高くて。。。ラワン合板を使いましたが、仕上げに時間がかかること。。。
ちなみに市販のスピーカーはMDFという木材チップと合成樹脂を混ぜ合わせた板を用いています。
ネットワーク回路は、ウーファーのスペクトルアナライザのデータを見ても高域に暴れが少なく、それほど減衰傾度の大きなフィルタを使う必要がないと思われるため、ウーファーはコイル1個、ツイーターはコンデンサ1個のシンプルなネットワーク回路にしています。1オクターブごとに6dB減衰する緩やかなフィルタ。はこの設計が一番難しく、ボーカルの周波数帯域にウーファーとツイーターのクロスオーバーする部分がやっかい。声が重々しくなったり軽くなったりもします。
狙い通りのワイドレンジ2ウェイとなり、小さなウーファーですが、グランカッサ(バスドラム)の打撃も結構よく鳴らします。欠点は、低感度。自分の常用のバックロードホーンよりも9dBぐらい違うだろうか? 9dBということは、エネルギーは8倍も違う。概して小さいスピーカーは大きいスピーカーよりも鳴らしにくいです。小さいスピーカーに小さいアンプは相性が悪い。maki-ampでは真空管6AQ5をプッシュプルとしてパワーを稼いでいます。
このスピーカーの嫁ぎ先も自分も音楽はどうしても生活に必要なもの。このスピーカーで楽しんでもらいたいですね。
今、またアンプの製作依頼が来ているのですが、設計開始は多忙につき、来年以降。気持ち的には年内設計、年内完成ですが、もう無理。それとFETでシンプルなアンプを作って、今、電気・電子回路の勉強をしてる人の教材に。実際にやってみるとよくわかるよ。教科書の回路図や数式を見てても理解できんはず。。電源のトランスや整流回路の計算もね。
第一級アマチュア無線技士を受験してきました。
今年は仕事関係でも資格試験を多く受け、ついでに申し込んだという感があった第一級アマチュア無線技士。以前から受けようとは思っていましたが、日程的になかなか都合がつきませんでした。
今回、とりあえず申し込めば受験するだろうと、申込み先行で、問題を見たのは受験前あとひと月もない11月上旬。
電話級アマチュア無線技士を昭和62年(中学1年生)に取得して以来、一級なんて雲の上の存在でした。高校生の時に試験問題を見ましたが、さすがに最高峰。とんでもなく難しく思えました。しかも数学が苦手だったので、複素数や対数、三角関数の計算問題(その時まだ数学で習ってもいない。)なんて見ただけでやる気も起こらず。大学生の時には数学の面白さを知って得意分野に変わりましたが。
とりあえず無線工学の問題を解いてみると、意外に解ける。というのも、普段オーディオアンプやスピーカーの設計・製作を自分でやるので、電気回路・電子回路の計算は普段からやっているもの。空中線や電波伝搬・測定なども過去の無線運用の経験や電子工作をしている経験で結構なんとかなるものかなという印象でした。逆をいうと、理論だけで一から勉強するとかなり苦労をすると思われます。
法規も今までの運用の経験が生きますが、試験の順番が先の法規でコケると、無線工学もやる気が出なくなるので、法規は余裕で解けるようにとにかく頭の中に詰め込みます。モールスはペーパー上での試験になんの意味があるのか??と疑問ですが、点数稼ぎにはなるようです。
試験勉強は他の資格試験もあり、仕事もあり、満足できる勉強はできず、過去問で模擬試験をやるのが本試験の前日というアホかという状況。前日に一気に7回分やってみましたが、すべて合格圏内に入りました。無線工学は2回で満点。なんとかなりそう。
てことで、試験を受け、問題を持ち帰り、発表された解答と照らし合わせて自己採点した結果、法規が136点(満点150点)、無線工学が139点(満点150点)。合格点はいずれも105点以上なので、マークミスがなければ合格通知が来るはず。マークミスが怖いな。。一応、確認はしたつもり。でもマークミスで不合格も有り得る。。。