来週末に極大日を迎えるふたご座流星群
でも月の影響が強く、観測条件は最悪。1年のうち、多くの流れ星を眺められるのは、夏のペルセウス座流星群とこのふたご座流星群ですが、ペルセウス座流星群は夏ということもあり、悪天候が多いので、期待できるのはこのふたご座流星群ということになります。月明かりの影響が少なくなる日の出前に眺めてみましょう。
写真は、約5分の露光で多数の流れ星が写ったもの。熊本・阿蘇にて。2002年から付けている私の記録では、一晩(観測約4時間)で86個見たのが最も多い記録ですが、このときは、実はそれほど多くなかった。でも明るいのが多く、雷が光るように爆発して落下するものもありました。
ちなみに、使ったフィルムは、ネオパン1600スーパープレストという高感度フィルムでしたが、天体写真以外でもなかなかいい調子(粒状感のある)の写真が撮れたのですが、もう製造中止になってしまいました。今は代用として、ネオパン400プレストを増感処理しています。
Nikon New FM2/T + Ai AF Nikkor 28mm f2.8D (NEOPAN 1600 SUPER PRESTO) 熊本・西原村
竜石最終ピッチ
ここは、フェイスのルートとカンテルートがありますが、カンテルートをフェイスのルートはあまりにも難易度が低すぎ、おもしろさに欠けることもあり、カンテルートを登ります。でもカンテルートは難易度高。しかも前半部分は危険なところがあるため、リードクライマーは一旦ルートからやや離れた高いところのハンガーにヌンチャクをかけてグランドフォールの危険を回避した後に、ルート上のハンガーにヌンチャクをかけるという無理な動きをしなければなりません。
ま、頭を使い、こういう工夫をしながらルートを攻略するのが、クライミングの面白さでもありますね。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai Zoom-Nikkor 28-50mm f3.5S
高隈山
朝5:00、高隈山御岳へ出発します。このまま横岳まで縦走。年末の国立大隅青少年自然の家教育事業「山から君へのメッセージ」スタッフで集まり、実地踏査を行います。キャンプ地の状態や、登山道の様子の確認と整備、安全確認が主な仕事。真冬にキャンプしながらの縦走は、小学5年生から高校生までの子どもたちにとってはとても過酷なものになるため、スタッフによる安全のための事前の作業はとても大切。前日は、キャンプ予定地でテント泊。風がなくとても快適な夜でした。
夜中ずっと雨が降っていましたが、朝出発するころはこの通り。平岳の向こう側にすばる(プレアデス星団)が沈んでいきます。山の向こう側が明るいのは、薩摩半島(鹿児島市)の明かりのため。
Nikon D3 + Ai Nikkor 20mm f3.5 高隈山 御岳 テレビ塔