ここ3年連続で宿としているこの旅館、おじさんの事情もわかってくださり、6:30には朝食を準備していただき受付・出走までに時間の余裕があります。
19日は、絶好のスポーツ日和となりました。7:45、会場となっている陸上競技場駐車場に着き、受付を済ませました。「2011センチュリーラン深川大会」は100名を限定とした大会ですが、113名の参加がありました。
プログラムを見ると、十勝からはおじさんを含め3名がエントリーされていました。二人とも面識のある方だったので、会場であいさつを交わしました。帯広のSさんは、Oakwayの然別ヒルクライムでご一緒してから存在を知ったという方です。TBP隊長のOさんと同年齢です。今シーズンはこれまで3000kmほど乗り込んだと言っていました。おじさんは半分にも満たないと思います。
久しぶりの再会を深川で果たしたので、会場前で記念の1枚を撮り、お互いの健闘を交わしました。
今回、80kmが最も多く第7グループまであります。おじさんは何でも中途半端、というよりか熱中してしまい後遺症に悩まされるものですから、55kmの常連です。このグループは4グループで34名ほどです。年齢層は34歳~74歳まで、おじさんは高齢順位5番です。目標は5番目以内に帰ってくることです。
9:00、80kmの第1グループから1分置きに10名グループで出走です。おじさんのグループでは、若手で朝6:30、東神楽町の自宅から深川まで来たというAさん(この人もTBP隊長と同じ年齢でした)が協調体制作りにいいのではないかと思い声をかけました。その時点ではそのようなこと(協調とは)は言いません。状況次第ですから....。
スタートまで少し時間があったので、携帯デジカメでスタート前の様子を写しました。おじさんは、55kmの一番先なので前の人たちは、80kmの6・7グループの人達です。
7分後、おじさんの第8グループの出発です。国道や線路を横断するのでここは自分の都合では事故のもと。前の信号が赤だったので、止まるのももったいないので前方からスピードをコントロールして、青を待ちます。線路を越えてやっと信号機から解放され、自分のペースでのライディングです。
グループでは、前に出る人もなくおじさんペースでバイクは進みます。先に出発したグループも少し踏ん張れば追いつくと思ったので、ペースを落としこの種のイベントでは初めて(いや、1回美瑛でもありました)走行中の写真を携帯デジカメに収めました。深川が空知地方の水田地帯であることがよくわかる1枚になりました。
少しペースを落としたので、後ろを見たら案の定、東神楽のAさんが追いついたようです。おじさん声をかけました。「よかったら、一緒しませんか」と。Aさん、「家から来たので、精一杯です。」といいつつも、くっついてきました。前に出なくてもお供がいるだけで、元気が出ます。最初の坂までに前の集団のしっぽを捉えました。Aさんとはこのあたりで離れてしまったようです。
後は、おじさん苦手の坂道でどれだけ踏ん張れるかです。そうだったのですが、なんとこの坂で、前グループの人たちの4番目くらいの人にも追い付いてしまいました。TBPのきつい練習のおかげでしょう。また、超コンパクトも好結果を生んでいるものと思います。坂の途中でダンシングも取り入れたこともよかったかと思います。特に坂の頂上付近では、目いっぱいダンシングをして、次の下り坂につなげました。
一方、超コンパクトのデメリットも味わいました。下りの長いところで前グループで追い越した人に逆に追い越されてしまいました。ケイデンス120でも足りませんでした。ここは仕方ありません。
平地に入って、一人旅が始まりました。少しして後方の旭川のKさん(お名前は、チェックポイントで話を交わしてわかったのですが)が追いついで抜いていこうとしたので、すぐ後方にくっついて声をかけました。「一緒しませんか」と、Kさんも「了解!」とのこと。
まず前を捉えることが第1目標でドラフティングで先頭交代です。とりあえず疲れを感じたらアウトに出ることにしました(この走行は、oakway武藤氏かTBPのkazuさんからかわかりませんが教えてもらった走行です)。この走行は、頭に出るときスムーズに前へ進めるので有効だったと思います。
二人の協調が成功して、下り坂で抜かれた人に追いつきました。この方はDHバーをつけて本格的装備でした。この方を先頭にしばらく走行したら、前の2人組みに追いつきそうな距離まで来ました。
ここでおじさんの出番です。この方にも声をかけ、「よかったらいっしょに追いませんか」と、前に出ました。前の2人組は70~80m前あたりでしたので、ここは無理をして一気に先頭を引き何とか追い付きました。後ろを見ると旭川Kさんだけでした。DHバーの方にはドラフティングのみで、お世話になりました。
しばらくの間、前の2人にお世話になりながらの走行をしました。くっつくだけですから、本当に楽です。こんな時おじさんは、ケイデンスを落としギヤを重めにしたペダリングをします。これがよいか悪いかはわかりませんが、おじさんにとっては楽な走行です。
チェックポイントの数キロ手前でなんか物足りなさを感じてしまい、Kさんに「行くぞ!」の声をかけ、頭に出ました。間もなくチェックポイントも見えてきたところで、Kさん以外の人たちの車輪の音も聞こえたようなので、ここはゴールスプリントと見立てて、思いっきりペダルを踏んでしまいました。
Kさんとの協調体制が成功して、チェックポイント40kmはすっごく楽しみました。旭川Kさん、あの際は本当にありがとうございました。Kさんなしでは今回の深川は語れません。(帰ってからプログラムを見てわかったことですが、昨年美瑛センチュリーライドで、出会った東川町のKさん、このグループにいたことが分かりました。後の祭りです)
チェックポイントで、冷たい水とバナナを食べ、旭川Kさんと健闘をたたえ合いお別れ、Kさんはここから折り返し、おじさんはこのままゴールへと向かいました。
第8グループが55kmの先頭なもんだから、おじさんの前に人なし。昨年はチェックポイントを忘れて10kmも行ったところから引き返すという、とぼけた行動をしてしまったことを思い起こすと一層リベンジ心が湧いてきて、力も入ります。
でも頭を行くということは快感です。心にも余裕が出てきます。チェックポイントから7kmほど行ったところで、今日2回目の携帯デジカメを引っ張り出して景色を楽しみました。この写真の右側には、水田が広がっています。本当に米どころということが実感できます。
ゴール手前の2.5kmほどの直線を曲がるとき、ちょっと後ろを振り返ってみましたが、自転車の姿は確認できませんでした。80kmの人たちと合流するところでも出会う人はいません。踏切を渡って、信号待ちに出会ってしまいました。まるまる時間待ち状態でしたが、とりあえず誰も来ません。
おじさん、TBPではいつもけっつですが、センチュリー深川大会では1番先にゴールした人となりました。
間もなくして55kmの人が入ってきました。おじさんの2分後にスタートした、旭川のIさんという方でした。
ここでも旭川のIさんと声を交わしたところ、1年間帯広にいたということや今も帯広の某クラブに所属しているということでした。おじさんも知っているクラブなもんですから、いろいろと話も弾み、記念写真を撮らせていただきました。
旭川のIさん、この体格。このコースに丘が4つほどあったおかげで、おじさんは何とか一番最初にゴールした人となれました。これが平たん基調のコースだったら、旭川I さんのパワーでおじさんの前にいたことは間違いなしです。
11:00ちょっとすぎたところで、奥さんとの約束もあったので会場を後にして、丘にある温泉で汗を流しました。温泉前にはルピナスが見事に咲いています。
丘を下りてきて、道の駅で買い物や昼食を食べ、神居古澤を目指しました。
1月の沖縄に続く、道内での初遠征もまず無事に終わって、ホッ。