しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

「天空の城」に登る 新高山城

2020年11月03日 | 「天空の城」に登る
新高山城

広島県三原市本郷

沼田川の右岸に、空に突き刺すような急峻な山がある。それが「新高山城」。







山陽本線、国道2号線、山陽道、新幹線、そのすべての車窓から新高山(にいたかやま)を眺めることができる。







小早川隆景が築き、その後三原城に移り廃城となった。
城があったのは45年間。

登城の道は整備されているが、元は山城だけにハイキング気分は出ることなく、
もっぱら戦国時代を身近に感じ、城の攻防を予想させる。

名城であるに違いない(続日本100名城)。






登城日・2010.2.13


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「天空の城」に登る 白旗城

2020年11月03日 | 「天空の城」に登る
白旗城
兵庫県赤穂郡上郡町赤松

兵庫県の東部には、山城の名城が数多い。
白旗城もその一つ。


高くて(標高440m)大きな山に城はあった。








南北朝時代から戦国時代初期まで、赤松氏の居城だった。






白旗城の登城名物の岩場。自然石がごろごろと続く道を登る。










山頂周辺は曲輪が数多く残り、室町時代の山城の名残を感じさせる。
周辺の山々の眺めがいいが、残念ながら山の名はまったく不明。





登城日・2013.3.15
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「天空の城」に登る (備中)福山城

2020年11月01日 | 「天空の城」に登る
福山城
岡山県総社市清音三因


清音(きよね)の福山は、総社市と倉敷市の間にあり、両市民のハイキングの山になっている。
標高は302m。







駐車場、登山口や登山道は整備され、コースも多様にあり、岡山県南では人気の山。










福山は「太平記」時代の古戦場で、足利尊氏と新田義貞の”福山合戦”があった。
その合戦につづき、湊川合戦でも足利尊氏が勝利して室町幕府をひらいた。









山頂からは、高梁川方面の眺めが特にすばらしい。


山頂は福山城当時の石垣や石が少し残り、あの時代への瞑想が可能な広場となっている。







登城日・2012.4.29ほか


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「天空の城」に登る 鳥取城

2020年11月01日 | 「天空の城」に登る
鳥取城
鳥鳥取県鳥取市東町



「餓鬼のごとく痩せ衰えたる男女、柵際へより、もだえこがれ、引き出し助け給へと叫び、叫喚の悲しみ、哀れなるありさま、目もあてられず」 (信長公記)


有名な「「鳥取の飢え殺し」の舞台、因幡の鳥取城。







山頂の本丸まで約240m。

本丸の天守閣は、江戸時代になって久松山から麓に改修工事が成され、池田藩32万石の大藩の城と化した。







初期の藩主・池田光政は備前岡山藩と所領交換され、
決闘「鍵屋の辻」の荒木又右エ門は鳥取藩で人生を終えた。





山頂本丸には強固な石垣が残り、展望もいい。
晴れていれば鳥取大砂丘も望める。




鳥取城跡は今(2020年)、桝形門や太鼓御門の復元工事中。
3年先の完成が待たれる。



登城日・2009.7.4ほか

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「天空の城」に登る 竹田城

2020年10月27日 | 「天空の城」に登る
竹田城
兵庫県朝来市和田山町竹田


「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる竹田城。
登城へのスタートはJR播但線の竹田駅。

駅のホームから石垣が見える。あの場所を目指す。






竹田駅の駅裏から始まる登城への道。










天空の城「竹田城」、
山頂の石垣群が魅了する。







無名だった「竹田城」は、角川映画の「天と地」」のロケ地で知られるようになった。
それもカナダロケのおまけのロケ地で報道された。




その後、写真展や写真雑誌で対岸の山である「立雲峡」から雲海と石垣の山城を写した写真が、
この竹田城を全国区の観光地に押し上げた。

写真家が観光地にした。










現在は入城料が必要だが、通路や安全施設がかつてに比較にならい程整備されている。
観光ガイドさんも待機している。





登城日・2009.7.4ほか

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「天空の城」に登る 矢筈城

2020年10月25日 | 「天空の城」に登る
矢筈城
岡山県津山市加茂町山下


「矢筈城」は、美作の山中に聳え立つ、まさに”天空の城”。


矢筈城の麓に加茂川が流れ、因美線「松ボウキ橋梁」。











正面の山が矢筈城。
標高は756m。比高410m。

この城は羽柴秀吉の中国攻めにも耐えたことでも知られる。
難攻不落の城。


とにかく、高くて、険しい。










山頂が近くなると、堀切や石垣が幾重にも本丸へつづく。

山頂本丸からは中国山地の山々が望め、下を見ると、この城の高さを実感する。

岡山県指定の史跡、最強の山城かも知れない。





登城日・2015.4.18

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「天空の城」に登る 津和野城

2020年10月25日 | 「天空の城」に登る
津和野城

島根県鹿足郡津和野町後田


観光都市、石見の国の津和野に聳える津和野城。





お城は鎌倉時代に築かれていたが、近世の城は坂崎家三万石の城。
坂崎家とは、”千姫様”の救出で有名な坂崎出羽守直盛。

その後、因幡国鹿野藩から亀井政矩が4万3千石で入城し、幕末まで続いた。
末裔の方は国会議員で活躍している。







太皷谷稲成神社に登山口があり、山頂へ道が続いている。
登城の道の上を、観光リフトが上下している。










山頂の石垣群は迫力がある。
出丸・三の丸・二の丸・本丸と石垣が連なる。









山陰地方の田園風景。
津和野の町、JR津和野線、前に聳える青の山。
すばらしい展望を楽しめる。





登城日・2011.10.27

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「天空の城」に登る 鬼ノ城

2020年10月25日 | 「天空の城」に登る
鬼ノ城(きのじょう)
岡山県総社市鬼城山


吉備路サイクリングロードから見る古代山城「鬼ノ城」。
お城が築かれた頃は、この付近は海。






山の麓(海岸線)だった場所に「砂川公園」という大きな児童公園があり、そこが駐車場兼登城口。
砂川公園からスタートして、経山を越えて鬼ノ城山へ向かう。







経山から鬼ノ城を見る。







「鬼ノ城ビジターセンター」に着いたら、そこが鬼ノ城の入口。



鬼ノ城は大野城と同じく、大唐帝国の倭国侵攻に備えた古代山城。
石垣が延々とつづくのが見どころ。

お城の周囲は約3km、城門が4ヶ所。
標高は400m。













鬼ノ城は海からの敵に備えた城だが、その海は城門に立っても望むことはできない。
海は陸地化し、総社市や岡山市や倉敷市を構成している。

晴れた日には四国の、小豆島・屋島・五色台を見ることができる。






登城日・2013.1.31
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「天空の城」に登る 常山城

2020年10月24日 | 「天空の城」に登る
常山城
岡山県岡山市南区灘崎・玉野市常山


岡山平野の南に、山の姿が美しく「児島冨士」と呼ばれる山がある。
それが「常山」で、戦国時代は常山城。










常山城は天正3年毛利に攻められ落城。
城主・上野氏は城で腹を斬り、姫と侍女34人が奮戦し討ち死や自害した。

34基並ぶ、「女軍の墓」。







常山は眺めもいい。


南の玉野市と瀬戸内海方面を展望する。








東の児島湾方面。

藤田伝三郎が、日本の大規模農業化を目指した干拓地がどこまでも広がる。





登城日・2007.3.17ほか

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「天空の城」に登る 若桜鬼ヶ城

2020年10月24日 | 「天空の城」に登る
若桜鬼ヶ城

鳥取県八頭郡若桜町若桜


若桜の町並みの、どこからでも鬼ヶ城が見える。







城は鎌倉時代からつづき、江戸時代の初めに廃城となった。
戦国時代には尼子の山中鹿之助が城取りをしたり、毛利と織田の攻城戦もあった。

今は石垣の遺構が多く残ることで知られている。







本丸からの眺めは素晴らしく、若桜市街地をはじめ鳥取県や兵庫県の山々が望める。
季節によれば雲海もみえるそうだ。





登城日・2013.7.17

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