しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

「天空の城」に登る 大野城

2020年10月24日 | 「天空の城」に登る
大野城

福岡県太宰府市・大野城市


史跡”太宰府跡”。
後方の山が、古代山城”大野城”。
標高410mの山の、山頂付近を周囲7kmにわたり強固な城が残っている。







大野城には、太宰府跡から登城の道が整備されている。
ただ登って行けばいい。大野城に着く。









城は大唐帝国から防御が目的で、岡山県の鬼ノ城や香川県の屋嶋城と同時代のもの。
大和朝廷の国家事業。






この場所に来てみれば、
玄界灘が見え、国家存亡の興廃を掛けた山城であることが容易に想像できる。


玄界灘から寄せる敵に、”水城”で防御する。
水城が破れたら”大野城”で守る。












城の規模は戦国時代の小田原城や大坂城にも匹敵するそうだ。

城門跡や石垣が残り見どころ満載の史跡となっている。





なお、整備された道は下れば太宰府天満宮に着く道で、健康にも観光にも適した古代山城だ。



登城日・2014.1.12


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「天空の城」に登る 佐伯城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
佐伯(さいき)城

大分県佐伯市西谷町


佐伯市の「歴史と文学のみち」。
正面の山が佐伯城。








標高は約140m、毛利氏2万3千石のお城。
豊後水道を眺めながら登る。







山頂はぐるりと石垣に囲まれていて壮観な造り。
その中央に天守台がある。








海側は城下町と島々が望める。
青い海は現在、西日本有数の養殖漁場になっている。






登城日・2013.2.20

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「天空の城」に登る 神辺城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
神辺城
広島県福山市神辺町 


旧山陽道の神辺宿から神辺城を見る。
福山城が今年、築城400年。それ以前は備後地方の中心であった神辺と神辺城。







城は南北朝時代に築かれ、福山城の築城に伴い廃城。
その際神辺城から一番櫓・二番櫓・三番櫓が福山城へ移築されたと伝えられる。








現在城跡は桜の名所。
近年は初夏のアジサイロードも有名になっている。





登城日・2014.4.13ほか

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「天空の城」に登る 猿掛城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
猿掛城

岡山県小田郡矢掛町横谷・倉敷市真備町



正面の山が猿掛城。
高松城水攻めの際、毛利輝元の本陣になったことで有名な山城。


(矢掛町・吉備真備公園より)




元は鎌倉時代から15代、この地を治めた庄氏の城。
小田川の右岸に沿って聳える。








山頂が近くなるころ、幾重にも曲輪が重なり本丸へつづく。
堀切や石垣も残り、山城の雰囲気をよく残している。






登城日・2012.12.24

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「天空の城」に登る 海山城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
海山城
愛媛県今治市波方町郷


山頂に聳える海山城。
始まりは奈良時代で、のろし台ができたそうだ。








戦国時代には来島村上氏の重要な砦があり、
そのことを偲んで現在の天守閣風の展望が建設された。







ここからの眺めは素晴らしく、360度の大パノラマ。
来島海峡大橋の展望もいい。

春は桜の名所になっている。





登城日・2010.10.2

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「天空の城」に登る 岡城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
岡城
大分県竹田市大字竹田


竹田は大分県の山間部に位置する。
竹田は中川氏七万石の城下町。
静かな街中には、”軍神広瀬中佐”の広瀬神社と大きな銅像が建つ。


豊後竹田駅から城下町を歩きながらお城に向かう。
この感じがいい。









岡城の下にある大駐車場。
岡城は「日本100名城」「日本桜百選」、更に秋の紅葉も見事だそう。
それに名曲「荒城の月」で、大分県の大観光地。








入城を始めると、高石垣が連なる石垣群に圧倒される。
城は稲葉川と大野川に挟まれた台地に築かれた。








岡城跡に建つ「滝廉太郎」。
同じ大分県の日出(ひじ)城跡にも「滝廉太郎」像がある、本家争い?









石垣群の彼方に九重連山を望む。
史跡としても、観光としても「岡城」はすばらしい。





登城日・2013.2.21
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「天空の城」に登る 門司城

2020年10月23日 | 「天空の城」に登る
門司城
福岡県北九州市門司区字古城山


門司城は九州の北端、
源平合戦「壇ノ浦の戦い」の関門海峡の真上にある。
標高は175m。

戦国時代は毛利氏と大友氏の戦いの場となり、江戸時代に細川氏が小倉に入城後は廃城となった。







門司城への道は、車道、歩道とも整備され
関門大橋を眺めながら、その騒音を聴きながら登ることができる。

山全体が市民の公園になっている様子で、山頂以外にも駐車場が多い。















城跡からの眺めは絶景で、特に下関と関門海峡が美しい。

「門司城跡」という碑の前に立つと、この地が大陸との軍事面での重要地点であるのを感じる。
そのため、明治時代に「下関要塞」、昭和時代の「防空施設」の遺構が、数多く残っている。






登城日・2015.2.20


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「天空の城」に登る 青陰城

2020年10月22日 | 「天空の城」に登る
青陰城
広島県尾道市因島田熊町


青陰城は因島の中央にあり、標高275mの青影山山頂周辺が曲輪となっている。








お城は村上水軍の鎌倉時代から江戸時代初期まで居城だった。






登城の最大の特徴は眺めがいいこと。
田熊町の市街地から青影山に向かって登る。


麓の田熊や土生の眺めが変化してくる。
前に見える生名島や岩城島、行き交う船とその音。








山頂に「青陰城跡」の碑がある。
城跡は広島県指定史跡。

生名島や岩城島の他に、左に佐島や弓削島、右に生口島が迫るように見える。



ハイキングの城跡として一級品。
下山は中ノ庄側におりるが、日頃足を使ってない人はきつい城跡だ。


登城日・2008.7.20

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「天空の城」に登る 今高野山城

2020年10月22日 | 「天空の城」に登る
今高野山城
広島県世羅郡世羅町甲山


今高野山城は、今高野山龍華寺から遊歩道が山頂までつづいている。
お城は古く、大田庄を支配した上原氏が築いた。

上原氏は戦国時代に、毛利氏に滅ぼされた。
現在山頂に模擬櫓が建ち、世羅町内からランドマーク的存在で聳えている。







山頂展望台。
休日のみ内部に入れる。







展望台からは、世羅町の中心部と周辺を見渡すことができる。





尚山頂には展望台の他に、戦時中の「甲山防空監視哨」が保存されている。
中国地方では、保存の状態がいちばんよいと思う。一見の価値がある。




登城日・2013.5.6

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「天空の城」に登る 備中国吉城

2020年10月22日 | 「天空の城」に登る
国吉城

岡山県川上町七地

国吉城への道は、川上町地頭からひたすら吉備高原に向かって上る。
その道からは、ぽつんと一軒家などが何軒か見えたり、集落があったりする。









やがて「城山公園」と神社があり、



城山公園には模擬櫓が建っている。
残念ながら櫓に登っても、樹木が邪魔して周辺がよく見えない。






戦国時代、
国吉城は松山城主・三村氏の支城だったが毛利氏に敗れ落城。
慶長年間と廃城になった。




城跡は高地にあるので、朝霧や雲海が発生することがあり、
幻想的な眺めを堪能できる。






登城日・2005.9.4  

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