mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

一路太原へ・・夜行寝台

2014-05-24 12:15:13 | 旅行

出発前に書きましたが・・今回の旅の目的は山西省にある三つの世界遺産巡りです

その三つとも直接行くことができませんので・・先ずは太原に行き、そこから一つ目の観光地平遥を目指します


青島駅前はまだ地下鉄工事でごたごたしています

一説には今年の4月には開通すると言う事だったのですが・・

PCで調べてみても今年の年末とか、15年の春だとかまちまちでよく分かりません



取り敢えず、駅前のレストランで早めの夕食を摂り構内に入ります

中国の乗り物は大体30分前に改札が始まりますが・・

 この日は乗客が多かったせいか、30分以上前に改札が始まりました



同室はおじいちゃんとおばあちゃん、お孫さんの三人です

このご夫妻は息子さん夫婦が暮らしている青島で、このお孫さんの世話をするために故郷の河北省の省都石家庄shijiazhuangから
出て来られているそうで、今回はお孫さんも一緒に帰郷されるのだそうです


この女の子ちゃんはとても元気でよくおしゃべりをします

ご夫妻の中国語は少し聞き取りにくかったのですが・・ちゃんはしっかりした普通語で、私たちが懸命に覚えた構文を使ってしゃべります

夫と4歳でこんなにしっかり中国語を喋れるんだね!と感心しました

日本人の4歳児もしっかりした日本語をしゃべりますので当たり前の話でしょうが・・・

中国語の勉強の為にずっとおしゃべりをしていたかったのですが・・元気で少しもじっとしていません

 


隣の部屋のもうすぐ4歳の坊やも遊びに来てくれましたが・・余りおしゃべりができずにすぐに帰って行きました


私たちが起きているとちゃんがヒートアップしておじいちゃんたちが大変なので早めに休むことにしました

 

私はどこでもぐっすり休めるのですが・・夫は特に汽車の旅では寝ずに駅名などをチェックしています

ご夫妻とちゃんは朝の5時ごろに夫と握手をして石家庄で降りて行ったそうです(私はぐっすりで気づかず)


中国では一人っ子政策で・・両親と4人の祖父祖母たちが何でも言う事を聞くので小皇帝xiao huangdiと呼ばれています

ちゃんとおじいちゃん、おばあちゃんの様子を見ていて・・「正に!」と、納得しました

 

しかし、ちゃんは賢そうなので・・学校に上がると物事がよく理解できて来て好い子に育って行く感じがします


同じ青島で暮らしているので・・いつか、どこかで偶然に会えたら嬉しいね

 


夫が折角太原に来たのだから、是非晋祠jinciに寄って行きたいと言います

歴史に疎い私は何も知らないで来たのですが・・太原はとても歴史のある街らしいのです

太原は山西高原を南北に貫き黄河に流れる汾河の中流にある。汾河流域にも黄河文明の遺跡が多く古くから文明が栄えた。
また洛陽周辺と北京周辺を結ぶ重要な街道が汾河沿いの盆地を通るため、太原は交通の要衝でもあった。
北方の遊牧民族にとって太原は中原を攻めるための拠点で、漢民族にとって太原は北方の守りの要衝であった。

太原は古くは晋陽と呼ばれ、春秋時代の大国の都邑(主要都市)の一つであった。
晋の有力家系・氏の当主趙鞅(趙簡子)が紀元前497年晋陽の町を築いたことが太原の歴史の始まりとされる


今学期の文化課の授業でよく春秋時代や戦国時代のことが出て来て・・興味を持ち始めています

すぐにでも平遥に向かいたかったのですが・・夫に従うことにしました


所が晋祠までの交通手段がなく、包车(チャーター)するしかありません

すぐに、珍しくパリッとした身なりの男性が声をかけてきました

私たちが日本語で相談していると・・身分証明書のようなものを出して見せ、怪しい者ではないと言います

晋祠まで150元だと言うので・・夫の判断で乗ることにしました


1時間もせずに晋祠につきましたが・・・

この運転手・・・「一人150元と言ったのだ、二人だから300元よこせ!」と言い出しました

私は夫に絶対に300元払ってはいけない、150元をシートにおいて下りるように言ったのですが

他人と争う事の嫌いな夫です・・・すんなりと300元を渡して下りて行きました


私が男だったら取り返したかったのですが

中国語で「あなたは人を騙す悪い人だ!」と叫んで下りて行くのが精一杯でした



この事は後で平遥まで乗ったタクシーの運転手が片道76元くらいだと教えてくれました

それで彼の悪徳運転手も初めは往復の150元(中国では遠距離だと往復の運賃を請求します)だと言ったのでしょう

何時、気が換わったのか?  途中で私たちが日本人だと分かって吹っかけてきたのでしょうか?

兎に角、私は腹の虫が治まらず・・鬱々とした気分にとらわれていました


しかし・・・晋祠の中に入って暫くするとその気分も晴れてきました

なぜ?  それは次の晋祠の記事の中で説明しますね

 

*これから中国を旅する方の為に

もし、長距離タクシーにのる時は初めにしっかり料金を確かめてから乗って下さいね

普通は何人であろうと価格は同じなのですが、時にこの様な悪徳運転手が居ます

以前に、私の同学が北京で3人で100元と言うのでタクシーに乗った所、下りる時に3人だから300元払えと請求され

口論の末、怖くて逃げ出したと言う話を聞いたことが有ります

(すぐ眼の前が自分たちの泊まっているホテルだったのが幸いでした。 その時は100元も払わなかったそうです)


時に常識が通じない時もある中国です


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4 コメント

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Unknown (junqxmyuma)
2014-05-24 21:17:25
まさにその通りですね。

私が居た時にデモが有り
メータータクシーでも日本人乗車拒否が
有りました。
それ以来タクシーの中で極力日本語を
使わない様にしましたよ。
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junqxmyuma様 (モコポリ)
2014-05-24 21:49:02
今まで旅行で出遭った運転手さんは皆、好い人ばかりでした
今朝乗ったタクシーの運転手も国は色々もめているけれど
我々老百姓は皆仲良くしなければいけないよねと、力説していました
料金の事で少し気が咎めたのでしょうか(笑)
返信する
同じ様なことがありました。 (ららおとめ)
2014-05-25 13:00:48
煙台の友人のお宅から、ホテルに戻るとき、友人はタクシー代金は、すでに払っておいてくれました。
ところが、ホテルに着いたら、○○元と云います。
〔いくらかは忘れました〕
片言の中国語で、「すでに払ったでしょ」と、云っても、
道が混んでいたので、遠回りしたからとか、、、、、
私の携帯電話で、友人に連絡し、運転手と話してもらいました。
渋々、了解したようです。
気持ちの良い運転手さんなら、お釣りは「不要」なのですがね。
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ららおとめ様 (モコポリ)
2014-05-25 15:19:28
煙台のような穏やかなところでもあるのですね!
今は中国語が分かるようになったので、このような事はあまりありませんが

以前、私たちも中国人の友人に電話して、運転手に代ってもらい
交渉をしたことが有りました

私たちも話が弾み、気持ちの好い運転手さんには上乗せして払ったこともありますよ。
大概の言葉の通じない日本人がこれくらいの金額ならと払ってしまうのがいけないのだと思うのです。

やはり、調べてみるの100元くらいの距離でした
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