もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

別冊「根本宗子」第7号「墓場、女子高生」見てきました

2019-10-30 23:55:41 | お芝居
別冊「根本宗子」第7号「墓場、女子高生」 下北沢ザ・スズナリ 2019.10.17 19:00~

ネモシューさんの公演。8月の「プレイハウス」が私の中では
あまり~って感じだったんですが・・・まあ、実験的っぽかったしね。

今回は別冊「根本宗子」だし・・・と期待してきました。
スズナリは小さくて見やすいハコですよね。小劇場感が大好きです。
で、、、これは福原さんの脚本をネモシューさんが演出再演だそうです

で、すごくおもしろかったし、最後ほろっときたし、考えさせられた芝居でした。


簡単な内容は。。。

舞台はある高校の裏にある墓場。
合唱部のメンバーのたまり場で、担任の女教師納見も目をつけてちょくちょく巡回するようなところ。
ここには、実は幽霊たちもいて、もと合唱部で数か月前に自殺した日野も幽霊となっている。幽霊の真壁、妖怪の山彦とともに、
自分がなぜ幽霊になっているかを考えている。
もと合唱部だが、オカルト部に入った西川と部長の武田は、日野を生き返らせようとしている。
そこにお弁当を食べるために墓場をちょくちょく利用していた営業の高田もいつものように現れている。

オカルト部の二人と、合唱部のメンバーで、日野を生き返らせようと、墓場から引きずり出し、よみがえらせてしまう。
よみがえった日野と語りあう面々。
日野に対して、自分のせいで死んでしまったのでは。。。と訴える友達たち。
しかし日野は、みんなに「私が死んだのはみんなのせいじゃないよ」と伝えて、そしてまた消えていく。





日野の想いを表現する「想い」役の舞踊が、すごく心に残りました。
それから、合唱部の面々ということで、めちゃくちゃ合唱がよかった。素晴らしすぎました。(私も高校時代合唱部でした)

そっか。
幽霊になった日野がよみがえったのは、
日野がこの世に未練を残していたからではなく、
合唱部やオカルト部の友達たちが、日野の死を受け入れられなく未練を残していたからか。
うーん、深い!という感じ。
確かにそうかもね。自殺してしまった方は潔さがあって、未練も何もなくなったから、自殺したんだろうし
でも、突然友達に死なれてしまった方は、何でだろうとか、もう少しこうしてあげたらよかったとか、私が原因で
死んでしまったのではないかとか。。。
いろいろ考えて。。。それで、この世に引っ張ってきてしまったってことだよね。
もっと考えると、だから、いつもいつもこの墓場にたまっていたってわけだよね。

そう考えると切ないな~

くすくすと笑える部分も多々あったけど、でも、終わってみた感想は、
切なさが一番でした。


どのキャストもすばらしくて、よかったです。
とっても良い芝居を見たなと思いました。


そうそう、カテコがなかったのも、余韻に浸れてよかったかもです。
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