パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW」 PARCO劇場 2022.08.19 13:00~&08.28 13:00~
三谷さんの作品で、再再演。そして岡山天音くんや戸塚純貴くんらの若手俳優さん出演。
これは見に行こう!とチケットゲットしていってきました。
行く前に確認したら、
もともとは成志さんが三谷さんにホラーを書いてほしいと頼んで、この芝居ができたと。。。
でそのときは、成志さんや古田さん、西村さんらが出演。
その後の再演では、堺雅人、佐々木蔵之介、橋本じゅん、河原雅彦、伊藤俊人ってすごいメンツですよね~見たかったな~
今回は河原さんが演出。。。これも楽しみでした、
ちなみに今回のキャストは
島:岡山天音くん(前は堺雅人さん)
坂東:平埜生成くん(前は佐々木蔵之介さん)
丹下:戸塚純貴くん(前は橋本じゅんさん)
佐竹:塩野瑛久くん(前は河原雅彦さん)
野田:尾上寛之くん(前は伊藤俊人さん)
話の内容は・・・
「全国を旅して暮らす、陽気な五人の男たち。
みんな揃って歌好きで、何故だか全員、夜行性。趣味は襲撃、献血カー。
苦手なものは、十字架で、大好きなのは―チュウチュウチュウ!?
本作は、1992年、サードステージのプロデュース公演として初めて上演された伝説の舞台。
2001年にはパルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場にてキャストを一新し、
池田成志の演出で上演された、三谷幸喜作、異色のホラー・コメディです。
楽しく旅する5人組の吸血鬼。うっそうとした森に囲まれたさびれた山間の駅にたどり着く。
駅には駅長と、電車を待つ女性が一人・・・。」(公式より)
舞台は、田舎の駅舎。。。ワンシチュエーション。
電車を待つ旅支度の女性が一人。
駅員とは顔見知りのようで、ひとことふたこと会話。
本部からの電話で、電車はトラブルで遅れているよう。。。
そこに現れたのが、5人の男たち。
車をぶつけてしまい、電車での移動になったようだ。
5人はしりとり歌合戦をしながら楽しそう。。。
ひとりでいた女性(香)も仲間に入れて、わいわいと楽しそうに・・・
しかし、血を欲するようになり、、、様子がおかしくなってくると。。。
香に5人が吸血鬼だということを知られてしまう。
そして、5人は、彼女の血を吸って仲間にしてしまうか、もしくは殺してしまうかを相談する。
最終的には仲間にすることにするが、誰が彼女の血を吸うかもめて。。。
結局じゃんけんで、佐竹が吸うことに。
が、、、いざというと邪魔が入って(駅員がきたりね)なかなかうまくいかない。
すると、島が香のところに現れ、彼女を逃がそうとする。。。
が。。。これも上手くいかないと。。。島は香の首にマジックで跡をつけ
香の血を吸ったことにする。
香も吸血鬼になったということで、みんなで血で乾杯をしたりするが。。。。
香が島に、なぜ逃がそうとしてくれたのかと聞くと
島は実は吸血鬼でなかった。みんな誰かが血を吸ったと思って、実際吸われてなかった。
でも、他の4人と一緒にいたくて、吸血鬼のフリをしていたのだった。
島が香の血を吸っていなくて、二人とも吸血鬼でないということが、野田に知られてしまう。
野田がみんなに話すというので、島ともめているときに、
神水の池に野田が落ちてしまう。。。。。すると野田は溶けてしまう・・・
ここで休憩
二幕は、野田が池に落ちるところから、、、、
野田がいないことに気づいたみんなは、野田を探し始めるが、池から野田の服が見つかり
野田が溶けてしまったことに気づく。
犯人は昼間襲った献血カーの運転手ではとなり、みんな探し始める。
その間にも島は香に逃げるように勧め、香は公衆電話でカレに迎えに来てもらうよう連絡する。
舞台上、駅員さんも含めて、みんな行ったり来たり、出たり入ったり。
血が飲みたくて仕方ない丹下。だが、なんでみんなは大丈夫なのかという話になり
実は佐竹部長と坂東はお互いの血を飲み合ってるらしいとわかる。
それなら、僕も香の血を吸おうとして。。。。マジックで書いた歯の跡が消えかけているのに気づく。
気づかれた二人と争いになり、、、頭を香に殴られて気を失った丹下をそのまま神水の中に。。。
死んだと思った丹下は半分溶けた状態で池から出てきて、みんな驚く
駅員に見られるとまずいので、佐竹と坂東が木箱の中に入れてしまう。
香がはずしたときに、駅員が香に事件があったことを何気なく話す。
ところで、、、佐竹と坂東は香は吸血鬼になってはいないのではと怪しんでいた。
そこで二人で相談するために奥へ行く。
やってきた香。一人だけだとわかると、ナイフで木箱の中の丹下をめった刺しにする。
戻ってきた二人はやかんに神水を入れてそれを香に飲ます。。。普通に飲む香。
香が吸血鬼でないことがばれてしまった。そこに来た島もやかんの水を。。。
島も吸血鬼でないことがばれ、驚く佐竹と坂東。
島につらかったろうと優しく声をかける佐竹だが、坂東は野田と丹下を殺したのは
島だと知って怒る。
が、佐竹はいつまでもこうやって暮らしてるわけにはいかないから、
いっそ島に殺してもらおうと、坂東を壁に押し付け、二人を一気に十字架の杭で
殺すよう島に頼む。が、、、二人を殺すには力がたりなくて。。。
戻ってきた駅員さんに、香の事件のことを聞く島
彼女の部屋で彼と元カノが殺されてて、彼の首がなかったと・・・
その事件のあと、毎日夕方、ここの駅にきていると。。。
彼が迎えにくるというのは嘘で。。公衆電話は貯金箱だと。
混乱する島
じゃあ、香のボストンバックの中身は?
布に包まれた男の首・・・・・
叫んで首を放り出す島。。。と、その首を拾って大事そうに抱える香
~幕~
ホラーコメディという割には、それほどは怖くなく。。。
けっこう笑ったりして。
最後のとこと、あと途中驚くような大きな音が突然するところが怖かっただけで、
楽しくみてしまいました。
一幕の終わりに、野田が死んでしまって、え~どうなるの?という感じではありましたが。
二幕の最初に、もう一回、野田が死んだところをやるんだけど。。。
テレビドラマでもバラエティでも、CM明けにCM前のところを復習のように流すことが多々あるのと
同じような感じで。。。舞台としてはちょっと斬新でした…(初演のときもそうだったのかな?)
でも。。。吸血鬼として生きていくのは、実際大変ですよね~(ひとごと)
血を吸わないと生きていけない、、、人間の食べる普通の食べ物は受け付けない。
そう考えると、島はすごいな。みんなと一緒にいたいからって吸血鬼のふりをしていたって。
キャストの感想
吸血鬼5人組
とにかく元気でパワーがある5人。若さの圧がなかなかだった。
しりとり歌合戦とか笑っちゃいますよね~
みんなよく動くし、さけぶし、楽しそうでした。。。
それでいて、5人ともちゃんとキャラがたってて、いいメンバーだなって思いました。
今の旬な役者さんたちを見れてよかった
その中でも
島の岡山天音くん
葛藤をよく表してましたよね~
なんで、あんなに香に逃げるのを勧めるのかと。。
最初は優しい人なのかなと思ったけど、そういう理由があるわけで
それがわかってからは、今までの苦悩とかがよく出てて、さすがの役者さんだと思いました。
あとは
野田の尾上寛之くん
最近よく見る役者さんですが、血液やお金を管理するマネージャーという
ちょっとお堅い真面目な性格がよく出てました。。。
それから紅一点
香の久保田紗友ちゃん
最近テレビで結構見かけて、今、「僕の姉ちゃん」に出てるし、この前は「寂しい丘で狩りをする」
に出てたし・・・舞台もやるんだ~って印象でした。
そのままの感じで、この香を演じてたかな~という感じでした。
駅員の菅原永二さん
ひとりだけ、年代が違うから、いろいろ大変だったんじゃないかな~と。
でも、やっぱり菅原さんが入ることで、舞台が締まった気がします。
飄々としたとぼけた感じだけどね。。。
二回目に見に行ったときは、大千秋楽で、皆さんの挨拶と
演出の河原さん、スタッフの方(お名前聞き取れなかったのですが、初演からのスタッフさんのようです)も
舞台に上がって挨拶されました。
河原さんは客席で見ておられたようで、「呼ぶなと言ったのに」とおっしゃってました。
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