銀河後悔日誌、つぶやき

2017年10月22日より新発足しました。よろしくおねがいします。

物言い!!

2009-02-02 23:42:25 | 大相撲観測日誌
 大麻所持で逮捕された若麒麟。引退届は受理されず、今日の相撲協会理事会で解雇された。残念であるが、本人がやったことなので、致し方ない。

 この理事会は、処分を決するために開かれたものではない。1月場所後の理事会は、通常、委員以下の昇降を決め、また、各役職の任命が主目的である。これは、理事や副理事は選挙を行ない、任期が2年であるのに対し、委員以下は理事会で決定・任命され、任期は1年である。
 なので、偶数年であれば、役員選挙当日に現役力士が逮捕され、理事長選出日に処分を決めることになっていた…かも知れない。

 今回の問題で、師匠の尾車親方は年寄に降格。それ以外、役員は減俸などの処分がなかったのは不可解である。あくまでも個人の問題であるが、角界全体の問題としてとらえていないのか?

 若ノ鵬(昨日“断髪式”を行なったらしい)の逮捕・解雇によって理事を辞任した間垣親方(委員)と、薬物検査で陽性反応を示したことで解雇された露鵬の師匠である大嶽親方(年寄)は、「社会的制裁も受けたし、今までの功績を考慮して」昇格し、間垣親方は副理事待遇に、大嶽親方も主任に昇進したのも不可解である。と言うより、もともとこの人事のための理事会(?)とは言え、情勢が大きく変わったのに予定人事を変えたのは尾車親方のみというのは、どう甘く見てもおかしくないわけがない。間垣さんや大嶽さんが“復権”したのなら、いっそのこと武蔵川理事長も北の湖さんに理事長職を返上しては?

 昨年審判部副部長に昇進した貴乃花親方は、“解任”されて巡業部副部長へ。1月29日、相撲教習所卒業式で理事長と教習所長の名前が読めなくて恥をかいた高砂教習所副部長が、審判部副部長に“昇進”(ともに副理事待遇=副部長職なので、厳密には横滑り)したのはなぜだろう。1年で更迭された審判部長・副部長は聞いたことがない。貴乃花親方こそ、次代の相撲協会を牽引する人材ではないのか。


 未曽有の危機であるはずだが、全く危機感が感じられない相撲協会は大丈夫なのだろうか…。

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