関脇は大関とは違うのだよ五月場所

　平成二十三年五月技量審査（夏）場所（於・國技館）は七日目。


　休場中のもと関脇北勝力が引退。谷川を襲名したが、朝青龍の連勝を止めて決定戦に出たのが最初で最後のピーク？

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　　日本相撲協会「本場所情報」

　　銀河大角力協会


・幕下
　琉鵬（東15）を押し出し、栃飛龍（西11）五分。
　白虎（東13）を寄り切り、宇映（東11）も五分。あと3番はひじょうに大事。
　栃矢鋪（西9）を寄り倒し、大きな鳥羽の山（東14）はまず3勝。
　力龍（西12）を寄り切り、勢（西8）やっと初日。
　勝龍（西7）を寄り切り、持丸（東10）五分。
　錦（西10）を押し出し、双大竜（東7）勝ち越して関取復帰。
　鳰の湖（東4）を突き落とし、妙義龍（東8）3勝目。
　上林（西2）を突き倒し、華王錦（西3）新十枚目に王手。
　垣添（西筆頭）は1勝3敗、荒鷲（東3）は五分。
　隆の山（東2）を寄り倒し、碧山（東筆頭）関取内定の3勝目。

☆4勝
　双大竜（東7）・琴勇輝（東30）


・十枚目（十両）
　今日も大銀杏の北磻磨（西下6）、芳東の圧力に屈して1勝3敗。芳東は白星先行。
　益荒海をどっと寄り倒し、南（東下6）3勝目。益荒海（東13）は1勝6敗で苦しい。
　栃翼（西下5）をホイホイ寄り切って玉飛鳥。栃翼も1勝3敗で苦しくなった。
　佐田の富士にさっと入って寄り切り、磋牙司5勝目。
　引く剣武を押し倒し、富士東5勝目。
　舛ノ山の投げはすっぽ抜けたが、そのまま攻めて明瀬山を押し出し5勝目。
　黒海が手を伸ばして突いて行く。最後城ノ龍の渡し込みに、先に出たのは黒海。城ノ龍は3勝目、黒海7日目に6敗。
　出る寶智山、大道を掬い投げで白星先行。
　ゆっくり出て行く武州山。タイミング良く突き落として宝富士5勝目。
　出て行く安を、土俵際で佐田の海吊ったが安の上手投げに膝を付いた。安白星先行、幕内まであと4番。


・幕内
　玉乃島をいなして送り出し、雅山白星先行。玉乃島（西十筆頭）1勝6敗で苦しい。
　ヴェテラン高見盛をさっと寄り切り、魁聖無傷の7連勝。
　突っ掛ける時天空。待ったの時天空。立っても今ひとつ切れがない時天空。木村山が引き落として白星先行。
　出て来る豊響を引っ繰り返し、栃乃洋3勝目。
　出て来る臥牙丸を廻り込みながら栃乃若が上手投げで下す。栃乃若新入幕2勝目。臥牙丸は黒星先行。
　2回突っ掛ける翔天狼。出る若荒雄を土俵際で引き落とすが先に出た。若荒雄3勝目、翔天狼は6敗目。
　朝赤龍と栃ノ心。がっぷり四つで長くなった。栃ノ心が吊ったり寄ったり。朝赤龍が打っ棄って微妙だったが、団扇は栃ノ心。「確認のための協議」で結果は変わらず栃ノ心が6勝目。
　土佐豊を前に置いて、前へ前へと突き出し玉鷲白星先行。
　旭天鵬をさっと寄り切り、若の里白星先行。

　両者待った。阿覧の突き放しをもぐって掻い潜る嘉風。前へ攻めたが足が流れて阿覧が叩き込み…も物言い。「阿覧が頭の毛をつかんでいて」反則負け。嘉風が5勝目を拾った。配信画像は、なぜか「決り手」の「反則」が映し出される。
　栃煌山に体を預けて豪風寄り切り白星先行。栃煌山は借金2。
　6連敗中の豊ノ島が棒立ちの豊真将を寄り切って初日。
　稀勢の里の足を取って出る豪栄道を突き落とし、稀勢の里が辛うじて3勝目。

　琴奨菊の腕を手繰って引き落とし。魁皇5勝目、奨菊は2敗。
　琴欧洲が安美錦を寄り切って2勝目。というより、安美錦が先に土俵の外にいただけ。でも勝ちは勝ち。
　日馬富士の腕を極めて寄り倒し、隠岐の海大関連破で白星先行。
　北太樹を軽々吊り上げ、起重機把瑠都6勝目。

　鶴竜が突っ掛ける。2回目、鶴竜が待った。相撲は鶴竜を止めて土俵王寄り切って波瀾なし。