いのちの日

　明日10月8日は、父方の祖母の命日（一周忌）だ。日記なので当日書けばよいのだが、まあ、思い付いたら吉日ということで。


　母方の祖父母はまだまだ健在で、父方は“祖父”が1993年末に亡くなっているので、父は両親を亡くしたことになる。
　ところが実際にはもう少し複雑で、父の実父は父が生まれてすぐに亡くなっていて、祖母は父の実父の弟と再婚している。わたしにとっての“祖父”は、「父の父」ではなく「父の母の配偶者」というややこしいものとなっていた。



　それはともかく、“祖父”が存命の頃、祖母と一緒に近隣の都市に住んでいた。よく遊びに行ったものだった。亡くなったあと祖母は、伯母のいる関東に移り、滅多に会うことはなくなった。

　移転後最初に会ったのは、1997年の夏休み。これがアニラジを聴くようになったきっかけになったのは先述のとおり。
　続いて、種々の事情で関東移転を計画し、諸般の事情で2ヶ月間祖母と同居することになったのが2回目。祖母にだいぶ迷惑をかけたが、それきり会うこともなく、入退院を繰り返した末、1年前に亡くなったわけだ。


　祖母は遠く離れた地に在住し、電話でしか声を聞く機会もなかったが、短期間ながら一緒に暮らすことができた。できればもう一度会いたかったと思うが、まあ、それは言うまい。