ドンキホーテ秋葉原店5階にあるメイド喫茶(当日は巫女さんコス)やアニメイトに行ったりしたあと、武道館へ。
周辺に集まっている連中は、これまで見慣れてきたアイドルヲタより圧倒的に若い。水樹奈々の曲を流しながら
グダグダ集まっているサークルふうなどがいたり、旗を仕立ててご一行様状態だったりする人たちはいるが、
例えばハロプロ系のヲタのように、「ヲタ芸をしよう」というような人まではおらず。やはりアイドルヲタと声優ヲタ・
アニヲタは、似て非なる種族のようだ。もちろんどっちがエラいわけでは当然ない(笑)。
当日券は16:00から発売ということは調べてあったので、できていた列に並び購入。空欄を手書きで埋めただけ
(日付、公演名など)というシンプルなチケット。直前に買ったにもかかわらず、ステージほぼ正面、遮蔽物なしと
いう好位置。ステージ両翼のライン以降は黒い幕を張ってすべてつぶしてある。中央からいわゆる「出べそ」が
伸び、左右も拡張されている。客席の部分が小さく見えるため、武道館特有の巨大感はさほどしない。去年の幕張
でのカウントダウンコンサートのときと、光景はとても似通っていた。
客席には、チラシや申込書類、そしてラストで一斉に降るという演出(これはシンプルに美しい映像だった)に
使ったサイリウム(場所によって色が違う)入りビニールバッグ。名前ロゴ入りゆえ、他で使うとちょっと恥ずかしい。
座席からアリーナ席を見ると、公式グッズのTシャツ&赤いタオルスタイルの客が圧倒的に多い。
思わず「ウィーアーレッズ」と叫びたくなる。俺と友人がいた「一階南スタンド」は、どうやら当日券客用の
場所だったようだ。天井に近い二階などは、FCで買い損ねたりしてプレイガイドで購入した人だった感じ。
こんないい席だとはまったく予想していなかったので、ものすごく嬉しい(夏のツアーはスタンディングで後方
だったため、背の低い俺はステージがほとんど見えなかった)。ただ、狙って取れるわけでもないので、次から
当日券でいこうすると多分失敗すると思う。
予定から15分ほど遅れた18:15頃スタート。アレグリア系女性チームがアクロバットでステージを彩る。
もちろんバンドは、北島健二や五十嵐公太を擁するチェリーボーイズ。今回は一昨年夏にいたサックスも復活。
のちにバンドメンバーが囚人服をまとったPVまで流れるなど、かなり気合いの入った様子。最初のパートから
激しい曲中心に飛ばしまくる。この時点で、水樹奈々は投げられる球種を一通り投げてしまった感じすらあった。
「この調子で最後まで大丈夫なのか」と心配する俺だったが、当然そんなことは向こうも計算済み。衣装替え
(ただ、これが小刻みに入ったため、ステージにせっかくできた流れがその都度寸断されてしまった面も少々)、
女性ダンサーによるヒゲダンス系パフォーマンスなどをはさんでペースをキープする。新旧の持ち歌を取り混ぜ、
さらにストリングスチームを導入したり、チェリーボーイズに生音楽器を持たせてのアコースティックコーナー
(ここは彼らのコーラスも見事で、今回全体を通して最高の見せ場だったと思う)など、現時点でシンガー水樹奈々が
持っている能力をフルに発揮したコンサートだった。
曲を知らず、いきなり出かけても相応に楽しめることだけは保証しておく。北島、五十嵐らを立てる構成もあるので、
彼らのファンにもおすすめ。
客は、基本的に「自宅で一生懸命予習してきている」感に満ちており、なじみのある曲ではアクションやかけ声など
揃っているが、棚卸し間もない曲でリズムにちょっとロック系定番テイストが加わったりすると、とまどいが
あったりして、全体的にちょっと応用力に欠けるんじゃないかという気はする。なんかマジメ(というかカタブツ)
すぎだ。いい意味で「たかが音楽」と思って楽しんだほうがいい。
水樹奈々、チェリーボーイズ、アクロバットチーム、女性ダンサーチーム3つ、ストリングスの人たちが勢揃い
したアンコールは圧巻。総勢なんと50人くらいである。みんな、ツアーTシャツ(白か黒)にニットキャップという姿。
ナナチャーソもまったく同じカッコをしている上、ステージにいる他の誰よりも小さい(特に、周囲を囲む局面が多かった
女性ダンサーは、ことごとくマッチョな肉体をしている)ので、並ぶと、「主役が一番目立たない」という珍妙な
状態がステージに展開されていた(笑)。
アンコール後、なお客のリクエストに応えてのアカペラでの独唱によるダブルアンコールも終わり、時計を見ると
21:30。なんと3時間を超える長丁場だったわけである。途中、MCがダルダル・グダグダな場面があったりしたし、
曲数も全部で22曲と多かったが、最中はまったく長さを感じさせなかったのは見事だ。まあ、もうちょっと引き締めた
構成にしても良かったのではないかというシーンもいくつかあった。終わるのが遅いと、遠くから来ている人や、
中高生くらいのファンには気の毒なので、あと30分早く終わる(もしくは早く始める)くらいでちょうどいいかも。
以前にライブの感想で書いたけれど、今のご時世、「ダサカッコいい」系の曲を歌ってくれるシンガーはほぼ
絶滅状態。そんな中、ひたすらそっちテイストを色濃く残し続ける水樹奈々に、これからも注目していきたい。
アンコールでの、客席みんなでタオルを使って一体化する曲「PROTECTION」。
ウィーアーレッズな中、俺と友人は、こないだ仕入れた黄色い矢沢タオルを振ったのだった(笑)。このコンサートは
DVD化されるそうで、しかも俺たちの位置は正面だったので、「当人が見ればわかる」レベルで映っているかも知れない(笑)。
とにもかくにも、まずは去年暮れに出た新作買わなきゃ。今回の曲目については、ここにあるサイトやスレッドを
参照してください。
周辺に集まっている連中は、これまで見慣れてきたアイドルヲタより圧倒的に若い。水樹奈々の曲を流しながら
グダグダ集まっているサークルふうなどがいたり、旗を仕立ててご一行様状態だったりする人たちはいるが、
例えばハロプロ系のヲタのように、「ヲタ芸をしよう」というような人まではおらず。やはりアイドルヲタと声優ヲタ・
アニヲタは、似て非なる種族のようだ。もちろんどっちがエラいわけでは当然ない(笑)。
当日券は16:00から発売ということは調べてあったので、できていた列に並び購入。空欄を手書きで埋めただけ
(日付、公演名など)というシンプルなチケット。直前に買ったにもかかわらず、ステージほぼ正面、遮蔽物なしと
いう好位置。ステージ両翼のライン以降は黒い幕を張ってすべてつぶしてある。中央からいわゆる「出べそ」が
伸び、左右も拡張されている。客席の部分が小さく見えるため、武道館特有の巨大感はさほどしない。去年の幕張
でのカウントダウンコンサートのときと、光景はとても似通っていた。
客席には、チラシや申込書類、そしてラストで一斉に降るという演出(これはシンプルに美しい映像だった)に
使ったサイリウム(場所によって色が違う)入りビニールバッグ。名前ロゴ入りゆえ、他で使うとちょっと恥ずかしい。
座席からアリーナ席を見ると、公式グッズのTシャツ&赤いタオルスタイルの客が圧倒的に多い。
思わず「ウィーアーレッズ」と叫びたくなる。俺と友人がいた「一階南スタンド」は、どうやら当日券客用の
場所だったようだ。天井に近い二階などは、FCで買い損ねたりしてプレイガイドで購入した人だった感じ。
こんないい席だとはまったく予想していなかったので、ものすごく嬉しい(夏のツアーはスタンディングで後方
だったため、背の低い俺はステージがほとんど見えなかった)。ただ、狙って取れるわけでもないので、次から
当日券でいこうすると多分失敗すると思う。
予定から15分ほど遅れた18:15頃スタート。アレグリア系女性チームがアクロバットでステージを彩る。
もちろんバンドは、北島健二や五十嵐公太を擁するチェリーボーイズ。今回は一昨年夏にいたサックスも復活。
のちにバンドメンバーが囚人服をまとったPVまで流れるなど、かなり気合いの入った様子。最初のパートから
激しい曲中心に飛ばしまくる。この時点で、水樹奈々は投げられる球種を一通り投げてしまった感じすらあった。
「この調子で最後まで大丈夫なのか」と心配する俺だったが、当然そんなことは向こうも計算済み。衣装替え
(ただ、これが小刻みに入ったため、ステージにせっかくできた流れがその都度寸断されてしまった面も少々)、
女性ダンサーによるヒゲダンス系パフォーマンスなどをはさんでペースをキープする。新旧の持ち歌を取り混ぜ、
さらにストリングスチームを導入したり、チェリーボーイズに生音楽器を持たせてのアコースティックコーナー
(ここは彼らのコーラスも見事で、今回全体を通して最高の見せ場だったと思う)など、現時点でシンガー水樹奈々が
持っている能力をフルに発揮したコンサートだった。
曲を知らず、いきなり出かけても相応に楽しめることだけは保証しておく。北島、五十嵐らを立てる構成もあるので、
彼らのファンにもおすすめ。
客は、基本的に「自宅で一生懸命予習してきている」感に満ちており、なじみのある曲ではアクションやかけ声など
揃っているが、棚卸し間もない曲でリズムにちょっとロック系定番テイストが加わったりすると、とまどいが
あったりして、全体的にちょっと応用力に欠けるんじゃないかという気はする。なんかマジメ(というかカタブツ)
すぎだ。いい意味で「たかが音楽」と思って楽しんだほうがいい。
水樹奈々、チェリーボーイズ、アクロバットチーム、女性ダンサーチーム3つ、ストリングスの人たちが勢揃い
したアンコールは圧巻。総勢なんと50人くらいである。みんな、ツアーTシャツ(白か黒)にニットキャップという姿。
ナナチャーソもまったく同じカッコをしている上、ステージにいる他の誰よりも小さい(特に、周囲を囲む局面が多かった
女性ダンサーは、ことごとくマッチョな肉体をしている)ので、並ぶと、「主役が一番目立たない」という珍妙な
状態がステージに展開されていた(笑)。
アンコール後、なお客のリクエストに応えてのアカペラでの独唱によるダブルアンコールも終わり、時計を見ると
21:30。なんと3時間を超える長丁場だったわけである。途中、MCがダルダル・グダグダな場面があったりしたし、
曲数も全部で22曲と多かったが、最中はまったく長さを感じさせなかったのは見事だ。まあ、もうちょっと引き締めた
構成にしても良かったのではないかというシーンもいくつかあった。終わるのが遅いと、遠くから来ている人や、
中高生くらいのファンには気の毒なので、あと30分早く終わる(もしくは早く始める)くらいでちょうどいいかも。
以前にライブの感想で書いたけれど、今のご時世、「ダサカッコいい」系の曲を歌ってくれるシンガーはほぼ
絶滅状態。そんな中、ひたすらそっちテイストを色濃く残し続ける水樹奈々に、これからも注目していきたい。
アンコールでの、客席みんなでタオルを使って一体化する曲「PROTECTION」。
ウィーアーレッズな中、俺と友人は、こないだ仕入れた黄色い矢沢タオルを振ったのだった(笑)。このコンサートは
DVD化されるそうで、しかも俺たちの位置は正面だったので、「当人が見ればわかる」レベルで映っているかも知れない(笑)。
とにもかくにも、まずは去年暮れに出た新作買わなきゃ。今回の曲目については、ここにあるサイトやスレッドを
参照してください。