ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

「超能力者クロワゼット」後

2005年01月06日 | テレビ
…というわけでこう題された特番を見る。当時の映像もふんだんに登場。手書きのテロップ、「NET」という社名が
懐かしい。例の事件は「水曜スペシャル」初回の放送だったとか。司会のアフタヌーンショー川崎敬三も若い。
現場で行方不明中の女の子の水死体を発見したアナウンサーが、今は管理職に回っていると思われる高井アナの
若い頃だと知ってちょっと驚いた。髪の量が今と圧倒的に違っていたが、雰囲気や声のトーンはさほど変化なし。
今回の放送ではモザイクがかかっていたけれど、当時は女の子の水死体が普通に大写しになっていたそうだ。

同様の超能力捜査番組「TVのチカラ」などのリアリティアップのために今頃放送されたのかも知れないが、
万が一クロワゼットのこの一件が、透視能力の発揮による賜物だったとしても、だからといって、今テレビに出てくる
人たちもそうであることにはならない。クロワゼットの件に関しては、土地の様子からして、死体が発見されるのは
時間の問題だったという警察関係者の話も出ていたし、現場ディレクターは知らされていなかったとしても、
その上のクラスの人がクロワゼットに判断材料を提供していた(近くにダムがある、くらいは言っていたと思う)と
考えるのが自然なのではないか。あと、「なんでだかわからないが強く確信があり、その通りに事が運ぶ」ことは
誰もが何度か経験したことがあるだろう。そういうレベルのことだという気もする。的中の見事さもさることながら、
昔の映像特有の雰囲気(昔のマスコミは今以上に取材の押しが強かった)と、現在もさほど当時と様子が変わって
いない現地、小雨が降るダムのどんよりした天気がものすごく陰鬱で怖かった。高井アナと当時のディレクターが
今の心境を語る場面も。的確な表現が見つからないのだが、「行方不明者の水死体を最初に発見」という大事実に
浮かれてしまい、亡くなった子や遺族への配慮が不足してるんじゃないかと思える場面も(ショッキングな効果を
狙っているとしか思えない水死体撮影もそう)いくつか。「これテレビ的においしいから引っ張ろうぜ」みたいな、
「通報はいつでもできるからもうちょい絵がほしいな」とかそういうニュアンスの。

時空警察PART5

2005年01月06日 | テレビ
ゆうべ放送された最新作を見る。このところ急激に衰えている丹波哲郎、一応出てはいるが、以前より出番が激減。
陣内もあまり出演せず。今回の2エピソードのうち、「秀吉の孫は天草四郎」に出た秀吉は加藤茶。シリアス度がなく、
「ドリフ大爆笑/もしもこんな太閤がいたら…」な感じの芝居炸裂で、内容はトンデモながら人間味は出ていた。
もう一作は「ヒトラーはなぜあんなになっちゃったのか」。日本史ものと比べて世界史ものはやはり大味な印象。
小池栄子の「ハイルヒトラー」の言い方がなんだか変だった。俺は歴史自体は「好きなのだが体系だった知識がない」
(歴史に出てくるフレーズが好き)ので、どこがどうなのかわからなかったりすることもしばしばある。

とにかく思うのは、時空捜査官がウェットになりすぎ。以前の作品ではもう少しストイックな感じだったはずなのに、
歴史上の人物に入れ込みすぎ。あとキャラ萌え要素出しすぎ。腐女子にはアレでいいだろうけれど、もう少し淡々と
描いたほうが面白い。何か、素材がなくて水増ししているぶんを、キャラ萌え要素でごまかしているように見える。
新キャラの川原亜矢子にはちょっと萌えたけど。