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非情のライセンスその2

2005年01月13日 | テレビ
東映チャンネルで見る。まず見た「兇悪のカナリヤ」は、メインゲストの歌手役・池玲子(ピンク映画な人)が
エロくてたまらん。主演の天知茂の上司役の山村聡が自宅テレビで池玲子を見ながらニヤニヤし、娘にたしなめ
られるというシーンがあったが、これなどは一種の萌え描写かも知れない。池玲子の情夫役に蜷川幸雄。俳優と
しての登場なので、灰皿を投げたりはしなかった(笑)。池玲子がドラマ中で歌っていたのがこのエロソング
池玲子のリンク先の下のほうにある飛鳥裕子(バイオマンのファラ)は、黒崎輝と結婚して沖縄にいる、と以前
「トゥナイト2」でやっていた。
同時放送のもう一本は「兇悪の母」。兇悪をタイトルに付ける決まりとはいえ、無理矢理なものも多い(笑)。
顔と名前が一致しなくても見ればおぼえがある人が多いであろう俳優の一人・渥美国泰は昔から悪役である。

それにしても「非情のライセンス」の天知茂。基本的に明智小五郎と似たようなキャラなのだが、明智はダンディ
という色合いが強いのに対し、こっちの会田刑事はダンディというよりニヒルでハード。天知は'31年生まれなので、
本放送当時は41~3歳くらいだが、仮にリメイクするとしたら50代以上の俳優を使わないとダメだろうという感じ。
現在「オヤジ」「オッサン」というイメージの俳優ならたくさんいるが、天知のような一種時代錯誤な「オトナ」の
雰囲気を持つ俳優はいなくなってしまった。おそらく時代の影響が大きく、出そうと思って出せるようなものでは
ないだろうから、こういう空気は古い作品を見ることで満喫するのがいいのかも知れない。会田刑事の同僚の
左とん平の役名が「右田」なのはおそらく遊びだろう。同じく同僚のゾル大佐こと宮口二郎は、予備知識なしで
いきなり見たら悪人にしか見えないと思う。俺の中では「東京ムービー」と条件反射で結びついている渡辺岳夫
のテーマ音楽もカッコいい。


非情のライセンス

2005年01月13日 | テレビ
東映チャンネルで放送中の天知茂ドラマ「非情のライセンス」。
やっているのをまったく忘れてここまで来たが、とりあえず見る。高校の頃、テレ朝深夜に再放送されていたのを
見て以来だ。ひたすら暗い。Gメン'75的虚無感とは若干違い、ウェットな感じの暗さ。湿気で曇ったガラス系。
酒で言えばガウンをまとって飲むブランデー。最初に見た「兇悪の序曲」では、事件の余韻部分がやたらと長く、
挙げ句の果てには天知茂のシャワーシーンまであった(笑)。「兇悪の火」では、メインゲスト・シルバー仮面の
春日ひとみ役でおなじみ夏純子が色っぽい。バニーのカッコに激萌え。この系統の女優が現在の若手にはいないのが
惜しまれる。こっち系ドラマが好きな人に「非情のライセンス」という場合、「キイハンター」の主題歌(野際陽子のアレ)と
同名であるため、あらかじめ説明しなくてはいけなかったりする。