大帽子花が咲き出しました。大帽子花はアオバナと呼ばれているツユクサの園芸品種です。
同じ様に育てたものですが、色が少し違って咲いています。この花は1日花で夕方には花びらは縮れて濃い藍色になってしまいます。友禅の下絵を描く時に使われる青花紙はこの花の花びらから取り出した液を和紙に含ませては乾かし、含ませては乾かしの作業を何度も繰り返して作られます。私も以前この青花紙を買って下絵を描いた事がありましたが、高価で最近は化学青花ペンを使っています。これらで描いた線は水で濡れると消えてしまいますから、梅雨の季節等の湿度の高い時は作業を手早くしないと次の日に消えてしまっている事があります。花の命も短いですが、色の命も短い様です。