森でキノコ巡りが!?
昨日の雨も上がり、今日は朝から気持ちのいいお天気です。
スカイアリーナ(箕面市立第一総合体育館)東側の里道から
小川口のイノシシ防止柵を開いて森に入ると、
さっそくウグイスが美声で迎えてくれました。
いつになく野鳥たちが賑やかにさえずっています。
先週、珍しいキヌガサダケを見せて貰ったこともあり、
山道を上がるたびに目が左右に動きます・・・
あります! あります!
いろんな種類のキノコが次々と見つかり、憩いの丘に着くまでには
アレコレと30点近くの写真を撮っていました。
道脇には紅紫色のきれいな花をつけたナンテンハギも見られ、
この尾根道は東斜面が皆伐されて見通しが良くなったものの、
西斜面は針広混交樹林が欝蒼と広がっていて
左右違う様相です。
水沢の谷に下ると・・・
傾斜のある上方から、日頃余り水の流れの無い小さな谷川が
渓流と化し、水しぶきをあげて流れ落ちています。
汗だくになっていた私は、早速岩場に足を掛けながら
頭から水をかけ、顔を洗い、体を拭きました・・・
なんと気持ちのいいこと~!
見上げるとイロハモミジの若葉が風に揺れ、気持ちよさそうに
なびいています~
まさに至福のひと時です。
時折 足元に羽子板の羽根のようなものが舞い降りてくる・・・
何だろうか?
見上げてよく見るとネムノキの合歓の花のようです・・・
紅の付いた牡丹刷毛を思わせるような花です。
少し先に進むと、山道に小さな赤い実が沢山落ちています。
スグリの実のようですが・・・?
それに今日は所々でヤマモモの赤い実が落ちています。
野鳥たちのご馳走の後かな?
気持ちのいい散策路をゆっくりと歩きながら進むと、
道脇にこんなボロ紙切れが落ちていました・・・
「・・・ササユリを採らないで下さい・・・絶滅種です・・・云々?」
ササユリは箕面市の市花ですが、この付近で私は見たことは
ありません。
しかし、もう何年も前の表示のようですが少し侘しさを感じました。
尾根筋を進むと、左右の道脇に生えているいろんなキノコに
目がいきます・・・
中には傘の径が20cm以上もある大きなアカヤマドリキノコが
群生している所があり、思わず採りたくなりました。
パスタやリゾットにお薦めのクセの無いキノコとか?
その先にはヤマドリタケモドキか?
高級食材のポルチーニに近い品種で美味しいのだとか?
でも次に、純白でその姿も美しい天使のようなドクツルタケ?
を見ると、これを誤って食べれば間違いなく苦しんで死に至る
という猛毒キノコのようなので、ボケ気味の私としては
やはり採るのはやめて撮るだけにしました。(笑)
しゃがみこんでそんなキノコを撮っていると・・・
* コンニチワ!
と言いながら、美しい女性が一人笑顔で通り過ぎました。
一瞬の出会いながら、モデルか女優さんかと思うほどに
きれいな方でした。 (笑)
ささゆりコースをゆっくりと浸りながら歩いて行くと、
途中 こもれびコースへ下る所に人が・・・
あれ!? 先ほどの人では?
何か躊躇している様子です。
道を迷われたのならお教えしようかな?
女性は私の顔を見るなり早口で・・・
* イノシシです・・・ 二匹います・・・ なんで昼間に?
間違いないです! 大きなお尻に尻尾が・・・
ワタシいつもここ歩いていても初めて~ 怖いわ!
でも少し小さいからウリボウね・・・
きっと近くに親イノシシがいるわ。
ワタシ猿や鹿は怖くないけど、イノシシ怖い!
こんなお昼になぜ? どうしよう~
南の方を指差しながら、女性は一気に訴えるように私に話すと
やがて少しづつ落ち着いてきたようです。
しばらく一緒に目をこらして周辺を探しても、すでに立ち去った
ようでイノシシの姿は見当りません。
以前、私も人の余り歩かない所、(通行禁止)の天上ヶ谷の
猿の餌場でウリボウを連れた母イノシシとバッタリと出会い、
しばらく両方ともクギ付けに固まり、にらみ合った経験がある
のです・・・
やがてイノシシの方が山を駆け上がっていったので
ほっとしたものですが・・・
でも昼間から、こんなハイキングコースにでてくるのは
珍しいことです。
この下に孟宗竹林があるので、タケノコでも掘りに来たのだ
ろうか?
しばらくそんな話をしていると落ち着かれたようで・・・
* もう大丈夫のようデスので失礼します・・・
どうもありがとゴザイマシタ・・・
と去っていきました。
あの冬ソナのチェジュウさんのような顔立ちで
どうやら韓国の方のようですが?
カタコトの日本語がお上手です。
どうやら今日は最後に笑いキノコやドクキノコでなく、
イロケキノコに当ったようですよ。 (笑)
’10-7-10 (晴れ)