日々雑感

最近よく寝るが、寝ると言っても熟睡しているわけではない。最近の趣味はその間頭に浮かぶことを文章にまとめることである。

新型コロナウイルス感染症は普通の流行性の風邪にいつなるのか

2022年01月19日 10時35分24秒 | 日々雑感
 日本の新型コロナウイルス流行に対する1回目の緊急事態宣言は、一昨年2020年4月7日であった。この時は、初めて経験する緊急事態宣言で国民一人一人が緊張しており、外出自粛等をしっかりと守ったためか翌月25日には感染が終息したとして解除された。

 しかし、その後流行は第2波、第3、第4、第5と続き、現在第6波の最中である。昨年11月、新型コロナウイルスの今後の感染状況について、名古屋工業大学の平田教授が、人の流れや気象条件やワクチンの接種状況などの、さまざまな条件を組み合わせて人工知能(AI)で分析・予測したところ、12月になるとワクチンの効果が薄れ、年末の飲食の機会が増えることから、新型コロナウイルスの感染者が再拡大し、2022年1月中旬ごろに感染の第6波が来ると予測していたが、的中した。このように流行が周期的に来るのは不思議な現象だが、こうも度重なるとAIも良く学習し的中率も上がるのであろう。

 さて、現在第6波の流行が進行中である。東京都は今月1日に79人が新型コロナウイルスに感染し、9日には1223人が、18日にはついに5185人を確認したと発表した。

 現在、急拡大している主流は新たな変異株であるオミクロン株と言われている。政府は昨年11月30日、オミクロン株の感染者が日本で初めて確認されたと発表した。感染者は28日に成田空港に到着したアフリカのナミビアからの30代の男性外交官だそうだ。当時日本ではオミクロン株は確認されておらず、外国から入って来ると信じられ、入国者の厳重な検査が行われていたのだ。

 大阪府は12月22日、オミクロン株に感染した府内在住の親子3人について、市中感染にあたると発表した。厚生労働省によると、国内でオミクロン株の市中感染が明らかになるのは初めてであり、先のナンビアからのオミクロン株が拡がったのか、他のルートがあるのか不明である。兎も角感染力がこれまでになく強いことが確認された。

 今年1月13日、オミクロン株への対応をめぐり、日本維新の会は、重症化率が低いというデータが出ているなどとして、新型コロナの法律上の扱いを季節性のインフルエンザと同程度に引き下げることなどを政府に要望した。確かにオミクロン株は感染力が強いが重症化する可能性が低いことは確からしいが、確定ではない。

 東京都をはじめとして多くの府県に、近く蔓延防止特別措置法を実施する予定であるが、長引くコロナ対応で経済はひっ迫している。小池知事は、”感染を止めるが、社会は止めない”と強調したが、その具体策はよく分からない。

 現在のオミクロン株の重症化率や死亡率が通常の流行性の風邪と比べて大きな違いが無いと実証されれば、維新の会の主張通り、新型コロナウイルスも普通の風邪のウイルスと同等の扱いになろう。ただし、更なる変異ウイルスが登場しない限りだが。2022.01.19(犬賀 大好ー782)


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