畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

浸種

2009-02-21 20:16:57 | 米作り
2月21日(土)  いちじ 

種籾の浸種。消毒液から出し、水に浸けておく。種籾に、充分な水分を吸収させる。このことにより、種籾は、発芽の準備ができる。一般的に、積算100度というが、10度の水温なら10日浸けておくということ。温度が低ければ、長く浸ける。毎日か、少なくとも、二日置きには水を替える。
畔の草刈り。出荷の菜花、コウサイタイの整理、包装。

歯科。穴の空いている歯に、金属を詰める。やっとまともな歯ができた。
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種籾

2009-02-18 20:39:45 | 米作り
2月18日(水)  ときどき 

米作りの最初の一歩を、踏み出す。貯蔵してある籾の、芒をとる。それだけの専門の、脱芒機がある。羽根を回転させ、芒を取る機械だ。芒は籾についている毛の様なもので、機械で蒔くのに邪魔になる。
出荷で、菜花や、コウサイタイを整理しながらの仕事。明日は、塩水選、種籾の消毒の予定。準備をしておく。
夕方、二時間ばかり、畔の草刈り。
と、連れ合いに呼ばれる。「ゴンが、猫をやっちゃった。来てよ」 「えっ、猫がやられるわけないけどな」と。ゴンの所に行くと、猫の餌場の近くで、ゴンが猫の様なものをに、咬みつき、抑え込んでいる。よく見ると、顔は小さく、肌は気持ち悪く、あれている。キョンだ。この間、家の周りに、うろうろしている、キョン。皮膚病に罹っている。猫の餌を狙ってきたところ、ゴンに、御用となった次第。暗いから、とりあえず、ゴンから引き離し、コンテナを被せておく。弱ってはいるが、まだ生きていた。ゴンは、怒って、横取りするな。
明日、明るくなってから。
ハプニングがあり、中途半端になっちゃった。
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コシヒカリ

2008-09-22 19:30:27 | 米作り
9月22日  のち 

明け方、4時頃、眠っている眼にもみえるほどの閃光と、ゴロゴロドーンの音に、さすがに目覚める。しばらくして、大粒の雨音。防災無線も、眠りを破るように、「大雨洪水警報」を告げる。明るくなるころには、大降りではなくなったが、降り続き、結局、一日ぐずついた天気だった。
精米や、米の発送以外は、ほとんど何もせず、コマーシャルビラの作製など、PCの前にいた。

         コマーシャル
我が家のコシヒカリ、よろしくお願いします
今年は豊作でした。かなりの余剰米が出そうです。よろしかったら、ぜひ食べてください。
南房総の鴨川市は、長狭米の産地です。そんな米どころで、少しでも、安全でおいしいお米をお届けしたいと、取り組んでいます。品種はコシヒカリです。

育苗は、慣行の培土を使っていますが、本田では、化学肥料は一切使わず、米糠、鶏糞、油粕などを主体とした、有機肥料だけで、稲を育てています。
種籾の消毒には、微生物農薬を使います。本田では、田植え後、一週間後位に、除草剤を一回使用します。また、一部、基盤整備していないザリガニが非常に繁殖する水田(全体の二割弱位の面積です)では、田植え直後に、一度だけ、殺虫剤を使用しています。それ以外は、殺虫剤、殺菌剤などの化学農薬は一切使用していない、低農薬米です。無農薬で生産したいのですが、草だけはどうにもなりませんでした。
当地は、早場米地帯で、稲刈りは8月下旬ころ始めます。コンバイン収穫で、灯油乾燥機で乾燥し、籾貯蔵タンクに、籾の状態で貯蔵しておきます。米の酸化、カビなどの変質を防止して、虫の発生を防ぐため、必要に応じ、2,3か月おき位に籾すりして、玄米にします。玄米の貯蔵は、低温貯蔵庫です。精米は、発送のつど行います。
私どもは、このように、年間を通して、より新米に近い状態で、おいしく食べて頂けるようにしております。

ご注意  お手元に届きましたら、ポリ袋から出して、保存ください
     循環型の精米機です。少し丁寧に洗米してください
価格  低農薬白米 1Kg 450円   低農薬玄米 1Kg 380円

運賃 関東 中部 北陸 南東北。 5kg 710 10kg 920 関西 北東北。 5kg 815 10kg 1030 中国。5kg  920 10kg 1130 四国 5kg  1030 10kg 1240 九州 北海道。5kg  1130 10kg 1340

お支払い  ヤマト運輸の代金引換。手数料の一部200円のご負担、お願いします。(10,000円未満のお支払いの場合)  
大口の場合は、価格、運賃とも、別途ご相談ください。
 ご注文は、下記メールアドレスまでご連絡ください。当方から、直接ご連絡いたします。
ブログの場での、コマーシャル、煩わしさは、ご容赦ください。

E-mail moshi64@mail.goo.ne.jp

我が家の、電話、ファックス番号ご存知の方は、直接ご連絡ください





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脱穀

2008-09-10 19:38:20 | 米作り
9月10日 

今日も秋晴れ。地干ししておいた稲もよく乾いている。午後から、脱穀。バインダーで刈り、地面に落ちている稲束を拾い、コンバインの脱穀部に通してやる。10a強の田んぼ一面に、広がっている稲束を拾ってゆくのも大変だ。が、仕方がない。誰のせいでもなく、自分の招いた結果なのだから。と、言い聞かせながら、コンバインを走らせては止め、脱穀する。稲束と云っても、稲よりも草のほうが多い束がかなりある。能率はあがらない。
結局、午後いっぱいかかってしまう。挙句の果て、全部終わり、機械を田んぼから引き上げようと走らせていたら、片方のクローラーが外れてしまった。ぬかる田んぼで、酷使したせいで、切り藁と土がびっしりと詰まり、乾いて固まったから、だろう。しかし、もう暗くなる。今日はそのまま田んぼで、シートを被っていてもらおう。
乾いた晴天だったので、籾はほとんど乾いていた。乾燥機を運転する必要は、ほとんどない。

午前中は、畑。早稲のタマネギの苗床種まき。

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有機稲作

2008-09-09 19:32:21 | 米作り
9月9日 

文句なしの秋晴れ。空気もさわやか。作業しても、べたつくような汗は出ない。
バインダーで刈った稲は、そのまま、地干ししておく。明日も雨はなさそうなので、せっかく藁付きで刈ったのだから、そのまま天日干しだ。

有機稲作が、私たちには難しいのは、当地が早場米の地域だから。早場米の地域でも、水が本当に自由になれば問題はない。しかし、私が借りている田圃で、水が自由に使える場所はほとんどない。水がダムにあっても、役員にポンプを動かしてもらわなければならなかったり。堰が小さく、水量が足りず、役員が川の水を汲み上げて供給する場所だったり。
どうにか条件をクリアしそうなところは、いま、無農薬で作っている所だけ。来年は、S氏の「コツ」を、私の地域なりに応用してやってみよう。
稲作は、畑と違って、地域的に水や排水を共同利用しながらの作業になる。どうしても、個人的な特殊な作付けは難しい。


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有機稲作

2008-09-08 20:10:50 | 米作り
9月8日  ときどき 

今朝は久しぶりで、ひんやりした空気。夕方も5時台に、太陽が沈むようになった。やはり、確実に、秋に向っている。
最後の、コンバインによる稲刈り。中途半端に離れた小さな田んぼと、強湿田でなかなか乾かないので、最後に回した田んぼ。刈り終える。
さあ、最後の一枚だ。無農薬で作っている田んぼ。何をやっても、草でびっしりとなっている田圃。倉庫から、バインダーを引っ張り出し、点検。部品の一部を交換。使えるようにする。

昨日の続き。
有機稲作のS氏の所に向かう。山間の曲がりくねった道を走り、トンネルを抜けると直ぐ、見慣れた光景。S氏の田んぼだ。車を止め、降りて田んぼに向かう。数年前見た時は、コナギという水田の草がびっしりで、稲は植えられたまま、分けつせず、一株5~6本の穂を付けているだけ。ひどいものだった。
しかし、今年は、部分的に草ははえているが、全体的には、慣行稲作に劣らない出来だ。穂の大きさなどは、慣行以上だ。
S氏の家に向かう。前回会った時より、若返ったような笑顔に再開。彼は、今、72歳。連れ合いの、認定審査の事務的な作業が済み、圃場調査へ。水田は、やはり、あちこちに点在している。5~6ヵ所回る。一部あまり良くない所もあるが、七、八割がたの田んぼは、よく出来ている。
「遠くから見ると、どこがSさんの田んぼか分からないですね。近くでみると、草が生えているから、わかるけど。この前は、遠くからでも、すぐ分ったのに。」
「やっと、有機稲作のコツがわかったような気がします。」「合鴨や鯉を使わないと、有機稲作ができないというのはおかしいですよ。」
「私も、それは同感ですが、草対策の一つとしては、しょうがないんじゃないですか。」
「稲が草に負けないように、作ればいいんですよ。」
などの会話を、しながら。
そして最後に、コツは、田植えの時期。
それは私も、納得した。しかし、私の住む地で、それをやるのはかなり難しい。
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新米:コシヒカリ

2008-09-07 07:37:27 | 米作り
9月6日  ときどき 

午前中は、昨日の刈取り分の籾すり。コシヒカリの新米の初収穫。まだ、全部終わったわけではないが、収量はかなり多くなりそうだ。
農薬は、一回の除草剤以外使用しないため、何かの場合、病気や、虫害で収量が極端に少なくなることも予想される。それで、需要の量より多めの収量を想定して、耕作している。
肥料も、計算できる化学肥料は使用していない。米糠、鶏糞などの自給的肥料、油粕などを使っている。そういう肥料は、即効性はなく、徐々に地力を付けてゆくようだ。基盤整備の工事をした後の田んぼは、この間何年も、収量は少なかった。少しずつ良くなっているようだと思っていたが、今年は、ほかの田んぼにひけを取らないだけの収量になった。
また、我が家にとっては、大口の取引先の移転もあり、今年はかなりの余剰米になりそうだ。一般の米流通業者に販売する手はあるが、慣行栽培の米として扱われるし、金額も安い。思案のしどころだ。

11時前くらいから、昨日の続きの難所田んぼの稲刈り。時間はかかるが、無事終了。ここも、思ったより出来ている。機械を引き上げてきて、家に入ったのは8時近くだった。
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難所

2008-09-05 20:07:04 | 米作り
9月5日  ときどき 

水はけの悪い田んぼの稲刈り。この間の雨で、水がたまっている所もある。コンバインはクローラー走行なので、ある程度のぬかるみは平気だ。しかし、旋回するところや、後進するところは土が掘れてしまう。あまりのぬかるみでは、旋回できない。四隅で、ぬかるんでいると、手刈りする面積が増える。
今日の田んぼは、16aで、形もまあまあの田んぼだが、雨に弱い難点がある。コンバインがぬかるみにはまると、大変なので、手刈りに、一時間くらいかけて、機械も慎重に操作しながらの、刈取だ。長靴も泥だらけだ。
しかし、予定より収量があったし、三時過ぎには、無事終わる。籾を乾燥機に入れ次の田んぼに。
この田んぼも難あり田んぼ。田植えの時、田植機がはまってしまうほどの、深い田んぼ。だから、早いうちから水を落とし、乾かしておく。おかげで、ぬかるようなところはないが、草がひどい。除草剤は使っているのだが、田んぼに高低があり、土が水から出るような所もあり、草が生えてしまう。そういうところは、草が詰まったら、除きながらで、時間がかかる。夕方暗くなるまで、作業して、周りを四周位刈って終わる。
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生乾燥

2008-09-04 20:34:57 | 米作り
8月4日  ときどき 

稲の収穫は、昔は稲を刈り、藁で縛って吊るして天日乾燥。その後、脱穀して籾を収穫していた。鎌で稲を刈り、腰に結わえた藁で株下を縛った。腰と手の痛くなる、重労働だった。その後、バインダーと云って、稲を刈って縛ってくれる機械ができた。刈った稲は架け干ししたが、重労働から解放されて農家は喜んだはずだ。しかし、それから30年もしないうちに、コンバインだ。稲を刈ると同時に、脱穀して、生籾を収穫する。水分が20%以上もある生籾を、変質させずに、15%位に短時間に乾燥させる、石油を使う乾燥機のおかげだ。刈り取りの日の天候だけ気にすれば、その後は夜のうちに、機械が乾燥してくれる。晴天が続くのを待って、脱穀する必要もない。台風で、架け干ししている稲を飛ばされる心配もない。
乾燥機、様様だ。しかし、機械である。乾燥機が動いている時は、どうしても気になる。夜中に一度くらいは見にゆく。
で、今朝の様に、夜中、起きてしまうと、なんとなく目がさえてしまうこともある。「そうだ、昨晩は、何もしないで、寝ちゃったんだ」と、パソコンの前に座った次第。

今日は、昨日の受託の籾が乾燥完了で、籾すりをする。午後は稲刈りができる天気だったが、機械の故障の修理を頼んであったので、(機械屋も忙しく、なかなか来てくれない。機械も刈って刈れないことはないが、)稲刈りは止めた。
籾貯蔵の片づけ等をやって、明日の準備をする。
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籾貯蔵

2008-09-02 21:04:35 | 米作り
9月2日  ときどき 

今日も、午前中から作業できる。
といっても、朝は、乾燥の終わった籾を、乾燥機から排出することから始まる。すぐに販売してしまう多くの農家は、籾すり機に通して、籾すりして玄米にしてしまう。もっとも能率的で、世話はない。
我が家の場合、年間を通しての販売だから、そうはいかない。流通業者の様に、大きな保冷庫があれば別だが、せいぜい25俵位しか入らない保冷庫なので、適宜、籾すりをする。(玄米にすると、常温では変質して、味が落ちる。籾貯蔵では、ほとんど変質しない。しかも、籾すり後すぐに、保冷庫に入れるから、年間通して、新米とほとんど変わらなく、食べることができる。)
籾貯蔵の難は、場所を取ること。玄米と違ってもみの場合扱いが大変で、汚いこと。籾すりに使う機械の掃除などの管理に何度も手間がかかること。などだ。
乾燥機から排出した籾を、バネコンベアと云う機械で、籾貯蔵タンクに流し入れる。最後になると、コンベアの出口に籾が詰まらないように、タンクに入り、流れ込む籾を移動しなくてはならない。狭いタンクの中で、身をちぢめて、籾を掻き均す作業はきつい。汗と埃でチクチク、びしょびしょ。
これが終わってから、田んぼに出勤だ。田圃の稲も朝露が落ち、ちょうど刈り時となる。
今日は、昨日の続きと、倒伏している10a弱の田んぼを終わらす。倒伏している稲は、スピードを落としての作業。時間はかかる。

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