畑のつぶやき

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押し迫って

2024-12-16 10:56:37 | 暮らし

12月16日 

残すところ二週間となる。

大変な一年間だったが、あっという間に過ぎてしまう。後期高齢者となってからの二度の入院手術は、大きなダメージだった。肺の切除はたかが3割未満といえども、これほどの体力の低下をもたらしてくれるのかと、しみじみと思わせられた。それに加えての、脊椎間狭窄症の手術。腰の手術故に、歩行が制限されることは、体力をかなり衰えさせる。そのうえ、完全に回復することがかなり難しいといわれての手術だったこともあり、術後の状態もあまりよくはない。しばらくは、かなり良くなったと喜び、リハビリを兼ねた歩行、ゴンの朝晩の散歩も、気持ちよくやってこれた。しかし、最近は、どうも思わしくない。以前のようなしびれなどはそれほど感じず歩けていたのだが、太ももの付け根、股関節や臀部の違和感や痛みを感じるようになる。歩き始めてすぐそうなったり、しばらくするといつの間にか消えていたり、また痛みを感じたり。

頑張って、だましだまし動き続けて入るのだが、いざ動こうとすると、億劫に感じ、まあいいかと、立ち上がることをやめてしまう。そんな感じで、動かない時間が増えてしまう。

それに加えての、酸素濃縮器の使用の厄介さだ。何もせずに、読んだり見たりの状態では、息苦しさはない。ごく普通の高齢者の状態で、話す声もしっかりしているし、病人とはくくれない。しかし、家の中でのちょっとした動き以上の行動をすると、息苦しさを感じ、呼吸も荒くなる。しばらく呼吸を整えなくてはならない。そうならないように酸素濃縮器はあるから、外に出て何かやろうとする場合は、酸素濃縮器を背負うことから始めなければならない。

バッテリー充電コードを外して、始動スイッチを入れる。吸入チュウブを両耳にかけて吸い込み部を鼻に入れる。ランドセルのように両肩で背負い、ずれ落ちないようにバンドを閉めベルトを締める。よっこらしょと、ようやくスタンバイ。それほど重くないといっても、数キロもの荷を背負い動き始めるのは、それなりに気を入れなくてはならない。しかも、あまりにきつい作業をすると、息は上がる。どうしても、セーブしてしまう。作業の能率は上がらず、いらいらしてしまう。もう、しょうがないんだからと、気持ちを静めて、どうにか作業を進める。

長時間は続かない。

息苦しさと、足腰の不調の相乗効果で、やれることは知れている。もはや、以前のようには、何もやれなくなったことを、自覚するこの頃だ。

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