畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

コシヒカリ

2008-08-26 20:23:31 | 米作り
8月26日 

予報では、昼位に小雨がありそうだが、稲刈りを始めることにする。天気のこともあるので、家の近くの、10a強の田んぼにする。
軽トラックに自転車を積んで田んぼに。トラックを置いて、自転車で戻り、コンバインを運転して再び田んぼに。
機械で刈れない四隅を、まず、鎌で刈る。コンバインを田んぼに入れ、作業開始。コンバインは、稲を刈り、刈った稲をチェーンで上に運び、脱穀機の中に、穂の部分を入れて、脱穀する。脱穀した籾は袋に入れ、藁は後部に運び、カッターで裁断して、排出する。この作業を、連続してこなしていく訳だから、ちょっとしたトラブルで、機能しなくなる。
畔際の稲は倒れていたり、草も多かったりする。刈り取り部が詰まってしまう。こうなると、刈った稲を脱穀部に運べなくなる。詰まった藁や草を、取り除いてやらねばならない。こうしたトラブルが起きると、結構手間取り、余計な時間がかかる。二、三度詰まらせてしまう。
畔際を、二、三回まわると、機械の旋廻スペースもできるから、能率も上がるし、トラブルも起きにくい。
薄日もさして、コンバインのエンジンの熱とダブルで、熱くなる。籾の入った袋も、30kはある。トラックの荷台に積むのもしんどい。が、順調に進み、昼には、刈り終える。籾袋を作業場に運び、乾燥機に張り込む。
昼食後、小雨が降るが、コンバインの移動。トラックに載せ、次の田んぼに運ぶ。小雨が降るが、軽トラックと交換。作業を続けるか迷う。それほど稲も濡れていないし、空も明るくなりそうなので、稲刈り開始。10a弱を刈り終える。
午後の籾も乾燥機に入れ、乾燥開始。後は、乾燥機が、自動的に乾燥してくれる。
約18俵のコシヒカリの収穫を終え、7時過ぎに、家に入る。
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稲刈

2008-08-22 20:12:20 | 米作り
8月22日  いちじ 

稲刈りを始める。早稲のもち米を8a位の田んぼに作っているものの、収穫。
機械の試運転を兼ねて、午後から借り始める。刈り取り作業は、1時間位のもの。コンバインを田んぼに入れて、刈りはじめの時に、部品を壊してしまう。とりあえずなくてもよい部品だから、取り外して、刈り終える。収穫した籾を乾燥機に入れて、乾燥開始してから、機械の修理。自分ではちょっと無理なので、近くの鉄工所に行き、直してもらう。
残りの田んぼは、すべて、コシヒカリ。来週からになる。十分に実った田んぼから順番に刈り取っていく。機械の移動、籾の運搬と、忙しく、重労働が始まる。そして、この時ばかりは、「雨よ、降らないでくれ!」

昨日の、遠雷は、少しばかりのお湿りを、運んでくれた。畑によって違うが、4~5㎜位は降ったようだ。そして、北からの冷たい空気も運んでくれた。おかげで、気持のよい一日だった。人参には、良いお湿り。水かけは止める。
午前中は、田畑をまわり、畦シートを外したり。
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稲作

2008-07-26 20:22:29 | 米作り
7月26日  ときどき 

稲作について、一言。米は日本全国、どこでも作られている。けれど、田植え、稲刈りは、各地域でかなりのずれがある。しかも、南(西)が早く、北(東)が遅い、ということもない。
一般的に、稲の生育と気温の関係から、田植えが5月、6月で、収穫期は、9月から10月である。しかし、品種改良にもよるが、一部地域が、早場米地域として、8月の収穫ができる。九州、四国の一部と、関東では千葉県の一部が早場米地域だ。最も早いのは、宮崎、鹿児島だと思う。(沖縄は除く)
暖かい所が、早く採れるとは限らない。稲の授粉時の気温が高すぎると、(要するに、穂の出る時に、)花粉は生きられず受粉できない。真夏の出穂は稲にとって危険なのだ。なぜ、梅雨明けの気温の高い時に受粉できるかというと、早場米地域は、たいがい、気候が、海洋性気候で、内陸気候のように最高気温が極端に高くない、そういう地域だと思う。
田植頃の、一定の気温の確保、出穂から実りまでの条件に合う気温。それが早場米地域の条件だ。早場米のメリットは、秋の台風シーズンの前に収穫が終わることだ。(市場流通米では、いち早く、新米と、はためかせるから)それ以外は、かなり無理をした作り方だと思う。

今日は、この処の暑さに疲れ、出荷を手伝うだけで、あとは何もしなかった。

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出穂

2008-07-11 19:34:01 | 米作り
7月11日 

田回。溝切した後の状態、水の具合を見ながら、全部の田んぼを回る。
大きな土手で、2m以上に伸びた葦を刈った田んぼで、刈り草を燃す。短い草ならまだよいが、こんな大きな草をそのままにしておくと、次の草刈がしんどい。この間あまり降っていないから、適度に乾いている。田んぼの稲に害がないように、草を移動して、土手で火をつける。
夕方は、大豆をトレイに蒔く。
田回で、早稲のもち米が、穂を出し始めていた。まだほんの数えるぐらいだが、出穂が始まった。

出穂の瞬間




完全な形の穂も


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溝切

2008-07-07 20:53:34 | 米作り
7月7日  のち 

七夕雨。早朝は曇り空だったが、7時位から、ぽつぽつし始める。時折雨脚が強くなり、昼過ぎまで続く。
午前中は休もうかと思ったが、精米だけしておこうと機械のそばに。少し機械の掃除を、と思ったのが運のつき。大々的な、分解掃除になってしまう。結局、半日がかりと相成った。
午後は、小降りにもなったので、田んぼへ。昨日の事故でやれなかった、田んぼの溝切。
稲は、もう半月もすると、穂を出し始める。穂が出そろって、ひと月もすると、稲刈りとなる。稲刈りは、大きい機械を使うから、機械が走れるように、田んぼの土は固めておく必要がある。稲にとっては、穂が出てから、充実した米として実をつけるのに、水分は必要だ。だから、稲に水分を与えながら、田んぼの土を固めるような水管理が必要だ。
そのために、田んぼの周囲に溝を切る。大きい田んぼや、水はけの悪い田んぼは、中にも何本かの溝を作る。水が自由になるところは、ひたひた位の水を入れ、水がなくなったらまた入れる。この時、溝があるから、水は溝を流れ、早く田んぼ一面にいきわたる。平らだと、無駄に多くの水を入れないと、いきわたらない。田んぼを固めるためにも、溝は役立つ。
水が自由にならないところは、ぎりぎりまで、水を溜めておくことになる。収穫の時、機械がはいれるように土が乾くのを、見計らって、水手を切り、排水する。この時、溝が排水に役立つ。平らな場合より何日かは、余計に水を張っておける。
この溝切は、機械で土をはね飛ばし溝にするが、田んぼの中を歩かなければならず、大変な作業だ。が、大事な作業だ。
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梅雨寒

2008-06-26 20:06:19 | 米作り
6月26日  のち 

雨の朝。気温も低い。幸い、午後には雨は上がる。刈払機を積んで田んぼへ。畔の草刈りを三か所。雨のあとなので、滑りやすく、土手の法面の草刈は足を踏ん張らなくてはならず、疲れる。二回目だが、草はよく伸び、膝を超すくらいだ。
気温が低いし、曇りなので、汗をかくこともなく、作業は楽だ。
六月も下旬。稲はそろそろ穂を作り始める時期に入る。稲の茎の中に穂の形を作っている。早稲ではもう1㎝位になってくる。穂肥をやる時期になる。穂の出る、約20日くらい前だ。コシヒカリでも、7月5日位には、穂肥だろう。
これからは、稲が穂を作る大事な時期。この期間、今日のような寒い日が続くと、実りに影響する。梅雨寒が続くことなく、暖かい日の続くことを祈る。

午前中は、作業場で昨日掘ったジャガイモの整理。アンデス(赤いジャガイモ)は、思いのほか収量があった。また、秋ジャガイモとしても植えれるので、種イモも10kg位選り分ける。
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田回

2008-06-22 18:03:18 | 米作り
6月22日 

雨音で目が覚める。夜間にかなりの量降ったようだ。日中は小ぶりになったが、夜には再び大雨になるという。夕方には、大雨警報も出る。
すべての田んぼを一回りする。水手を点検しながら、あちこちの、二十枚もの田んぼを見て回るのは、一仕事だ。
田植えからもう二ヶ月になる。それなりに育っている。ひどい所もある。無農薬の田んぼは、見事に草に覆われている。液体マルチや米ぬかの効果はほとんどないといってよい。宿根の草が多いから、ほかの方法を考えざるを得ない。
アオミドロが大発生した田んぼ(除草剤を使っている田だが)は、かなりの面積の稲がなくなってしまった。雨で水かさが増え、アオミドロが苗の上に被さり、苗を枯らしてしまった。水を抜いたが、時すでに遅く、苗に被さったままになってしまった。一つ一つ、アオミドロを取り除いてやれば、回復しただろうが、そこまでしなかった。
除草剤を使っている田圃でも、宿根草がかなり生えている所もある。長いこと除草剤を使わないでいたときに増えてしまった宿根草はしぶとい。収量と収穫作業に影響しそうだ。
あとひと月もすると、穂が出てくる。そして花が咲き、実を結び、収穫できるようになるのは、さらにひと月。8月20日過ぎには、稲刈りだ。
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液体マルチ

2008-04-26 20:09:15 | 米作り
4月26日  薄も射すが 夕方から 

無農薬で作る田んぼに、液体マルチ剤を散布する。
液体マルチとは、活性炭をごく微粒にして、特殊でんぷん液と混合した物で、水田に散布すると拡散して、田の水が黒くなる。この効果で雑草の発芽を抑制するというもの。(メーカーの言)このところ、数年使用しているが、効果はいまいち無い。しかし、今の所、これしか頼るものが無いので、使用する。
今年は、田植後四日めに早めに散布する。まだ草の発芽はほとんど無い。水が黒い状態を保つのは4~5日、四回散布する予定。その後は、米糠の散布を併用する予定。どの程度効果があるか、毎年少しずつやり方を変えての実験だ。
午前中は、筍掘り、出荷作業。筍もそろそろ終わりそう。短い旬だ。
苗代ハウスの片付け、ポリシートを乾かしながらだから、いっきにという訳にはいかないが、大分片付いた。一両日中には野菜畑に変わりそう。
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田植

2008-04-19 20:10:38 | 米作り
4月19日  のち  ときどき 

朝のうちは小雨が降っていたが、8時過ぎには止む。午後には時々晴れ間も。しかし北風が強く、肌寒い。
出荷のための筍堀に友人の竹林に行く。たっぷりと雨水を吸ったためか、かなりの量が出ている。小一時間掘って、20kg以上掘ってくる。
整理だけして、後は連れ合いに任せ、田植を強行することにする。北風は強いし、暖かさも感じられず、田植日和ではないが、後ろにずれ込むよりは、強行だ。
田植機をトラックで運び、(田植機の載せ降しは、他の機械に比べ難しいし怖い。幅が広いのと、機械の構造上上りに弱いから)田んぼに置いてくる。そのあと、軽トラックに苗を運んで載せる。まだ水をたっぷり吸っていて重い。一回に70箱積んで運ぶ。
昼からは田植。六条植えの田植機に、苗を苗箱からとってにセットする。12箱分セットできる。あとは機械の運転だけ。しかし、苗の補給は車から田植機に運ばなければならず、重労働だ。
今日は40a弱植える。夕方、6時頃には霧雨が降ってくる。空の苗箱を片付けて、早々に引き上げる。

庭の花 名前不明、雑草? (判る方、教えてください)


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苗の生育

2008-04-10 19:39:35 | 米作り
4月10日 

またも、朝から冷たい雨が降り続く。
4月に入ってからは、暖かい日は少ない。桜を早く咲かせた三月の暖気はどうしたのだろう。二月並みの気温に逆戻りだ。順調だった稲の苗の生育が、ここのところ停滞気味だ。15日位から植えれるかと思っていたが、5~6日遅くなりそうだ。
その上、病気も出始めてきた。私たちは苗箱の殺菌や、床土への殺菌剤の使用をしていない。順調ならよいのだが、寒暖の差が大きすぎるようなストレスで、苗の生育のバランスが崩れると、細菌類に侵される病気になりやすい。人間も体力が落ちているときなどに、風邪などひき易いのと同じこと。殺菌剤で菌を殺しておけば罹りにくいだろうが。明日くらいから、平年の気温に戻るとか。暖かさの回復を期待する。
今日は、野菜の苗作りのポットに土を入れ、この雨を利用して天然の散水。インゲンをポットに蒔く。
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