5月27日(月) ときどき
我が家のある所は、北に清澄山系、南に峰岡山系のちょうど真ん中ほどにある。狭いながらも加茂川の作りだした平野の中ほどだ。
我が家から、車で5分位か。北の清澄山系へ向かい最奥に、古民家がある。所有者は、とうの昔に市街に移り、空家になっている。私たちが移住した頃からで、田舎暮らしをしたいと云う人たちが、「空家募集」で借りて住んでいる。5年くらい前に移り住んだと云う人たち、何代目になるのかはわからないが、連れ合いの活動の中で、知り合ったと云う。その人たちが、自給用に畑を耕しているが、ほとんど、自分たちの食卓に上らないと、困っているそうだ。ということで、我が家で、使っていない、ハウスのアーチパイプを譲ってやろうと、連れ合いに云われ、今日、運んで行った。
20年以上になると思うが、その当時住んでいた人たちと知り合い、何度か訪ねたことがあったので、大まかに場所を確認し、車を走らせた。なんとなく、記憶にあるような、ないような道をくねくねと走る。それにしても住まいは点々。これでは、人より、獣達の方が、優先されるだろう地域になっているなあと、思いながら走らす。ここかと思うような民家だが、道路はその先へと舗装されている。最奥だったはずだからと、ブレーキはかけない。しかし、その先は民家はなかった。真新しい、ダムのようなものが出来ている。舗装は続く。この際、終点まで行ってみようと、砂利道に代わる、林道入口でUターン。こんな奥でも、20年も経つと様変わりをするんだなと引きかえす。
猿、鹿、猪、ハクビシン、キョン、タヌキにアナグマ、最近はアライグマも仲間に加わったらしい。彼らたちも生きるに必死で、自然愛好家たちの自給野菜を見逃してはくれない。譲り合って、少しだけ頂こう、などとも思ってもくれない。自分たちの食卓に載せるには、彼らの襲撃から守る砦が必要だ。なんとか役に立ててもらいたい。
ごご、秀地区の田んぼの刈り草を燃しに行き、水を入れてくる。晴天が続き、田の面が露出している。ただ、刈り草は良く乾き、焼却処分できてよかった。刈り草がそのままだと、次の草刈の時、刈りにくいので、燃しては置きたい。しかし、他の作業が優先すると、そのままということが多く、こんなにうまく行くのは、まれなこと。夕方は、家の周りの草刈をして、ニワトリの餌。