2月12日(月)
9日から、朝、病棟を出て、院内のローソンに新聞とコーヒーを買いに行く。リハビリを兼ねて、毎朝の日課とする。毎日のレントゲンも歩いて行くことにした。昨日までは車いす送迎だったが、リハビリをやるなら、目的を持った方が良い。相変わらず、空気漏れは続き、声の変調も続き、息切れもしやすいが、身体を動かすことで、回復を早めたい。
10日。午後、癒着療法を受ける。肺の空気が漏れる所をふさぐためで、薬で肺の表面に炎症を起こし、その治癒過程で漏れる穴(?)を塞ぐのだとか、切傷などが治癒するのと同じように、炎症が治る過程で穴を塞ぐということらしい。胸膜内からドレンをとっているチューブから薬を逆に入れて、その薬を肺の表面につける。よこになり、仰向け、右横向、うつ伏せ、左横向をそれぞれ15分づつ、2回繰り返す。要するに薬液の中で肺を360°回転させて、まんべんなく薬をコーティングするのだ。タイマーを傍に、ゴロゴロと2時間。副作用として、発熱や息苦しさなどの症状が出るかもしれないと言われたが、何もなく、夕食も食べ普通に眠り、朝を迎える。
11日。同じように、コーヒーと新聞。リハビリした方が良いというので、歩行は多めに。空気もれは相変わらずのようで、声の出も変わり無いようだった。が夕方ごろから、空気漏れの量が減りつつあるような数値が記録される。数10mmが続き、0が続く事も。こんなに早く効果が出るのかなと思いつつ、眠りに入る。
今日、12日。就寝中の記録はほぼ0mmが続いている。声の出もなんとなくもどったようだ。深呼吸をしても0。咳をすると数字は出るが、三桁になることはない。回診の主治医は治癒効果だと言ってくれた。背中に入っていた麻酔チューブも抜けた。そして、術後初めて外に出た。レントゲンの帰り屋外の庭を歩いた。そして、今日の歩行は院庭にした。連れ合いたちがやっているボランティアのナチュラルガーデンや、松林(?)の遊歩道を歩いた。2月の中旬になったばかりなのに暖かな太陽の下、久しぶりの戸外の日光浴。しばらく、ベンチで休んだ。
まだ、動いたあとの息苦しさ、疲れやすさ感はある。でも、確実に回復しているようだ。