ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

佐々木中「踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ」河出書房新社

2013-10-13 00:03:45 | エッセイ
  哲学者・作家佐々木中(あたる)の最新の講演・対談集。佐々木中は、ラップやクラブが好きな青年、でもないか。1973年生まれだから、私よりも17歳年下、40歳。不惑。津軽出身。  私からしたら、充分な若者だな。  彼の本は、これで三冊目。  時代錯誤の文語体ふうの小説を書いて、衒学的で、漢字熟語が好きで、樋口一葉や坂口安吾の影響をうけて、ジル・ドゥールーズやらの哲学への造詣が深く、 . . . 本文を読む