ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

大澤真幸 〈世界史〉の哲学 イスラーム篇 講談社

2015-08-28 22:50:13 | エッセイ
 社会学者・大澤真幸の一大巨編「〈世界史〉の哲学」の第4作ということになる。古代篇、中世篇ときて、実は、東洋編は未だ読んでいないが、「イスラーム篇」である。(東洋篇もその後買い求めて手元にあるが、これがまた分厚い。)  社会学者とはなにものか、というのがひとつの謎のように、私の眼の前にある。大澤真幸も、むしろ、哲学者と呼ぶべきなのかもしれない。「哲学」と題する書物の著者ではある。  柄の大きな . . . 本文を読む