白井聡 武器としての「資本論」 東洋経済新報社 2020-10-04 14:06:11 | エッセイ こないだあたり、若干、ネットを賑わせた白井聡氏である。思想史家、政治学者、京都精華大学講師とのこと。 このところ、ベルリンの壁崩壊、引き続くソヴィエト連邦の崩壊以降は、マルクス主義の評判は地に落ちたままであると言っていい。世は、主流派経済学の春である。自由主義、民主主義の価値観を共有する世界となった、みたいな話である。しかし、現今の世の中が、貧富の格差の増大があり、人並みの生活を維持するための激 . . . 本文を読む