男として - 湾人間の男として女を愛する女がかつてこう語った「わたしたちは墜ちたままそれしかほかに知らない仕方でむさぼりあったシイツの草叢で祖先たちの墓の上で」(新川和江「地上の愛より」第三連)今男として女を愛することを語り直すおれたちは天上に昇ったり地獄に堕ちたりを繰り返しながらむさぼりあった正しいことと誤ちと多様な方法を試みて愛し合ったシイツを皺寄せながらフランスの歴史を辿りながらロシアの大地 . . . 本文を読む
〈編集後記〉◆気仙沼は、なんと言っても「おかえりモネ」の話題で持ちきりだった。開始前、私は、あの傑作「あまちゃん」を超えるドラマは難しいだろうと悲観していた。しかし、始まってみると今回は全く別種の作品として成り立っていた。一方の徹底した軽さに対して、重さのドラマだった。しかし、清澄な重さである。生々しい悲しみを濾過した深い哀しみ。上澄みのような苦悩。被災地の私たちを突き落とすのでなく、透きとおる美 . . . 本文を読む