ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

ミハイル・バフチン ドストエフスキーの詩学 ちくま学芸文庫 望月哲男・鈴木淳一訳

2023-12-18 13:40:15 | エッセイ オープンダイアローグ
 バフチンは、ロシアの、というかソ連の、と言った方がしっくりくるだろうか、文芸学者。ブックカバーに「革命後の混乱の中、匿名の学者として活動。スターリン時代に逮捕され流刑に処された後、モルドヴァ大学の教師として半生を過ごした」とある。旧ソ連の西端に位置し、ルーマニアと接するモルドヴァ共和国の大学である。ソ連の辺境にひっそりと余生を過ごした学者、ということになるのだろうか。【ベイトソン、バフチンとの再 . . . 本文を読む