カントの時代の時計はどれだけ正確だったんだろう
毎朝必ず同じ時刻に散歩に出かけ
同じ速度で歩き
同じ時刻に同じ場所を通過したという
カントの現れる時刻に合わせて時計の遅れを修正したとか
携帯電話は
電波で正しい時刻に合わせるので
手動で修正する必要がない
まったく正確な時間をわれわれは手に入れたことになる
ぼくらの小さな頃は
手巻きゼンマイのチクタクいう柱時計で
毎日椅子に乗ってゼンマイを回して
そのころは電話で117を回して時刻を確認した
毎日必ず数分遅れた(あるいは進んだ)
カントの時代には
どうやって時刻を合わせたのだろう?
正確な時刻とは
どの程度正確な時刻だったのだろう
カントほど
とは行かないが
最近はずっと
ほぼ同じ時刻には目覚め
ほぼ同じ時刻に家を出て
ほぼ同じ時刻に家に帰り
ほぼ同じ時刻に夕食を摂り
ほぼ同じ時刻に床に就く
そういう生活になった
もちろん偏差はある
12時過ぎまで飲んで飲み続けて
などということがまったくない
そんな生活になった
もはや若い年代ではない
そうなってからずいぶんと時を経過した
ということなのだろう
カントの哲学とはあまり関係のない話
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