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ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

海は大きい

2013-10-24 00:40:13 | 肯定する

海は大きい

そして広い

青かったりもする

緑がかった青だったりもする

黒いほとんど黒に近い紺色のときもある

 

空が晴れ渡って

白い雲が映っていたりもする

 

夕陽が光を映していたりする

太陽と一緒に出かけてしまったりする

太陽と一緒に溶けてしまったりする

 

そもそも液体が

溶けるっていう話はないのだけれど

 

海は大きい

そして広い

船に乗ってどこまでも行く

こともできる

向こうの大陸まで

渡っていくこともできる

水や食料をたっぷりと積み込んで

船員を大勢従えて

帆柱に帆を上げて

風を待って

北西から吹いてくる

吹き下ろす風を待って

 

待ち過ぎて

陽が落ちる

日が終わる

日が暮れる

その日を暮らす

その日暮らしの気ままな暮らし

 

ああ

海は大きい

そして広い

夕陽を映す

きらきらと輝いている


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