土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

ユニーク、モダーンテンプル。一心寺。

2010年10月01日 | 大阪の古寺巡り


(2010.9.29 訪問)
所用で阿倍野からの帰り、これまた所用で日本橋でんでんタウンまでブラブラ歩
き中、一心寺の前を通りかかったので訪ねてみました。このお寺は「お骨佛」で
有名なお寺です。午後5時過ぎでしたが、けっこう参拝の方がおられました。
どこか大いなる勘違いがありそうなヘンなお寺と思うのはボクだけでしょうか、
いやボクがヘンなのです。
兎に角新旧ごちゃ混ぜの境内、これをユニークとかモダーンとか云うんでしょう
か、云うんです。とりあえず恐る恐る境内へ入りました。

[ 一心寺 ] いっしんじ
山号 坂松山(ばんしょうざん) 
院号 高岳院  
寺号 一心寺  
宗派 浄土宗  
本尊 阿弥陀如来立像

一心寺縁起
東へ谷町筋を越えると四天王寺西門、北へ行くと寺町、南は茶臼山、この辺一帯
は古来、荒陵(あらはか)呼ばれ、和宗総本山四天王寺の山号が荒陵山と呼称さ
れるのもその由縁です。法然上人がこの荒陵の地に草庵を結び「荒陵の新別所」
と称して止住したのが一心寺の開基と伝わるそうです。

●仁王門。なんと申しますか万博パビリオン風オブジェ。


●金剛力士阿形像。

「考える人」がいきなり暴れ出した感じ。ごめんなさい、作家さん。

●金剛力士吽形像。

彫刻家、神戸峰男さん作、青銅像。像高5m超。

●寺標石柱。ざっと7~8mはありそうです。


●本堂。本尊 阿弥陀如来立像。




●開山堂。法然上人をお祀りしています。


●法然上人廟。


●念仏堂。光り輝いています。これぞ極楽浄土のめじるしか。


●納骨堂。有名な「お骨佛」はこのお堂に祀られています。


●手水舎。


●鐘楼。


新旧取り混ぜた堂宇、ほとんどが新しいもの、「うれしがり」「新しもん好き」
と云う大阪人精神、思いっきり目立ちます。それにしても凄い檀那衆が居られる
のでしょう。大変賑やかな境内で、シアターやティールーム、いろんな石碑、著
名人のお墓などところ狭しです。時間外だったので各お堂には入堂できませんで
した。