土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

東大寺。光明皇后千二百五十年御遠忌法要に参列させて戴きました。

2010年10月18日 | 奈良の古寺巡り


(2010.10.16 訪問)
聖武天皇の皇后光明皇后は聖武崩御四年後に六十歳で崩御。病者、貧者の救済に
慈悲を施したことはよく知られている事績です。今年は光明皇后千二百五十年御
遠忌にあたり、大仏殿でその法要が三日間に渡り厳修されました。
各日事細かな法要次第が組まれています。
十月十五日(金)開白 華厳宗東大寺厳修 金光明最勝王経講讃舞楽法要
十月十六日(土)中日 華厳宗東大寺厳修 華厳経講讃舞楽法要
十月十七日(日)結願 光明宗法華寺厳修 梵網経講讃舞楽法要
お寺の公式法要に参列させて戴くのは全く初めての経験で、ボクは十六日中日に
参列させて戴きました。

法要の合間にウオーの歓声、一瞬何かと思いました! 見えます? ごみではあり
ませんヨ、散華です。 だけど何処から吹き上げているのでしょう。



天皇殿を出立した行列が中門に向かいます。まさに粛々と進みます。







行列は中門から大仏殿前舞台へと進みます。



惣礼。
講師東大寺別当、北河原公敬大僧正。
讀師東大寺長老、守屋弘斎大僧正。



講師、讀師登高座。



参列者着席。



舞楽。
天平の舞と楽の調べ、古の格調にひたりたいところですが、ボクには舞楽知識は
ありません。全くの門外漢。雰囲気のみの臨場です。ショボン!







大仏殿の荘厳。






戴いた散華です。
画は小泉淳作画伯、題字は北河原公敬大僧正。





法要次第は一部しか撮れていません、もっとたくさんのシーンを紹介したかった
のですが厳粛で整然とした雰囲気の中でとてもそこまで撮る根性はありませんで
した。