土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

今木の泉徳寺、蔵王権現堂には石仏蔵王権現が祀られているそうです。

2012年05月16日 | 奈良の古寺巡り


(2012.05.12訪問)
吉野神宮から如意輪寺と後醍醐陵に行くか、はたまた帰るか考えた末、後醍醐さんには悪いのですが帰るこ
とに。169号から309号を走っていたら懐かしの花吉野CCを過ぎたあたり、フッと左を見ると真新しいお寺
の屋根が見えます、行きましょう。細い道ですがさすが軽、スイスイと駐車場へ。またまたフッと山手を見
ると何とも云い難い石段と山門が見えます。早速入山です。

▼蔵王権現堂山門(仁王門)。
古色蒼然、山寺の感!というより砦みたい。振り向けば泉徳寺鉄筋本堂が光っています。




[ 泉徳寺 ]
●山号 竜王山(りゅうおうさん)
●寺号 泉徳寺(せんとくじ)
●宗派 高野山真言宗
●開創 伝役行者小角
●本尊 薬師如来坐像。


▼泉徳寺山門。石標に役行者一の行場と刻されています。奥に見えるのが、鉄筋本堂です。




▼鐘楼と山門。




▼蔵王権現堂山門(仁王門)。切妻造、八脚重層門。重厚なスペックですが、簡素な山門です。




▼蔵王権現堂山門金剛力士阿吽像。両像とも像高200cm、明暦4年(1656年)造像。
玉眼が嵌った面長の仁王さんです。彩色が珍しく肌色で所々剥色が目立ちますが堂々としたお像です。








▼金剛力士のガイド板。




▼山門二層に天狗さんがいます。
堺の大寺から一晩のうち仁王さんを脇に抱えて飛んで来たという伝承を持つ天狗さんです。




▼蔵王権現堂への参道石段。
どうですこの参道石段の雰囲気、短いですがかなり急です。最近足元が覚束ないので、ゆっくりぼちぼち。



         
         ▼蔵王大権現碑。




▼蔵王堂。簡素なお堂です。閂が掛かっており堂内は拝観出来ませんでした。
権現堂内の石仏は、蔵王権現像に「永禄12年備中国」の銘文、役行者像と前鬼、後鬼像に「永禄11年」の銘
文、竜王像に「永禄12年備中国」の銘文があって、ほぼ同じ年代に作られたものです。特に蔵王権現像は石
造りとしては奈良県内でも珍しいものです。(大淀町HPから抄出)




▼覆屋の石仏群。
権現堂横の覆屋の石仏には永禄12年 ハウキ大山出雲大社の銘文があります。この頃には、すでに権現堂が建
っていて、遠く離れた山陰地域とゆかりの深い石仏が祀られているようです。



         
         ▼役行者石仏。



         
         ▼なんの石仏かよく判りませんがコワイです。




▼蔵王堂から旧薬師堂(旧本堂)への山道。




▼旧薬師堂(旧本堂)。
権現堂からのびる山道をさらに登ると、なにか出そうな古堂があります、コワイです。お堂の後ろが墓地で
ますますコワイです。旧薬師堂(旧本堂)だそうで堂内に安置されていた鎌倉様式を残す薬師如来坐像は、現
本堂内に移されているそうです。



決して大きくはありませんが、こんなお寺を発見する醍醐味、古寺巡りは止められません。
蔵王堂の石仏を拝観出来なかったのは少々心残りでしたが帰りますワ。


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