塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

同期という存在を思う

2013-04-05 23:31:40 | 日記
 今月から会社勤めを始めた皆さんはきっと毎日疲れ切っているでしょうね。

 時間の拘束と負わなければいけない責任の重さ、加えて学校で学んできたことが役に立つことも少ないでしょうし、正直
グロッキーに近いという方がいるかもしれません。

 そんな時、心強いのは同期入社の存在でしょうか。

 僕が入社した13年前、携帯電話を所有しておらず連絡先を聞く習慣もなかったため、今頃彼らがどうしているかは正直
見当もつきません。

 最初僕は3か月、同期入社の3人と頑張ってみましたが、新しい配属先は僕一人でした。

 お互い気にかける存在がいれば、半年で投げ出すことは無かっただろうか、と想像することがあります。

 サッカーではやはり同期入団の選手は頼もしくもあり、同時にねたみの対象でもあります。

 プロは試合数と金銭が綿密に絡みますし、何より代表招集という絶対的な尺度がありますから、同期の選手が先を歩めば
それだけ焦りも生まれがちですが、頼りになる存在でもあるでしょう。

 実社会と異なるのは、サッカーでは年齢も背景も異なる選手が同期になる点です。

 高卒、大卒、大学中退、社会人、そして外国籍選手

 これらがまとめて「同期入団」で括られるわけですから、一概の比較の仕様は難しいのですが。

 例えば五輪代表やユース代表で同期というのは、合宿と試合を経験するにつれてクラブの枠を超え、お互いが気になる存在
になります。

 五輪でオーバーエイジが問題になるのは戦力だけでなく、最大3人まで招集できる年上の選手が加わることで

 「代表内の結束」
 
 が崩れないかと言う恐れがあるためです。

 ロンドンでは徳永と吉田の招集は大成功でしたが、濱田に原口、大迫など落選した選手の存在もまた大きな注目を浴びまし
た。

 同世代の選手の存在が、練習の励みになるのであれば、きっと心地よい汗が流せるはずです。
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ローマ、ナイキと10年間の長期契約へ

2013-04-05 00:43:45 | 日記
 最新号のフットボリスタを読んでいますと、31ページでASローマが2014年から10年間に渡り、ナイキと
テクニカル・スポンサー契約を締結したという文面が飛び込んできました。

 ローマは近年カッパとディアドラから支援を受けてきましたが、僕はナイキの影響力がここまで来たのかと感じた
次第です。

 クラブからすればテクニカル・スポンサーと長期契約を結ぶことは、それだけ安定した台所事情を得られます。

 逆に一度きれた契約を再び盛り返すことは至難の業です。

 例えばバレンシアはかつてナイキと契約していましたは、契約終了後はカッパ、ホマと相次いで契約先を短期間で
変更しています。

 ナイキは98-99シーズンからインテルをサポートすることでイタリアに上陸し、ユヴェントスとも契約を交わ
していますがその金額はバルセロナとは随分差があると言われています。

 ちなみにインテルは90年代アンブロと良好な間柄にありましたが、そのアンブロがナイキの傘下になった今では
皮肉めいた物を感じます。

 プレミアに見られる

 「海外資本の参入」

 は補強面で大きなアドバンテージとなり、その影響力はスペインとフランスにも広まっています。

 同様にテクニカル・スポンサーとの長期契約も、今後資金面で大きな潮流となり同時にブランドごとの強弱がより
顕著になってゆくのは間違いないでしょう。

 「10年」という長きにわたって資金を注入することは、ブランドが儲かっていないと出来ませんからね。

 僕は今年になってミズノのデザインが劇的に素晴らしくなったと感じていますが、皆さんはどうお考えですか?

 特にセレッソのホーム・ジャージのデザインは本当に優れていると感じますし、機能とデザインの両立は今後も
求められていくはずです。
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監督の姿勢、柔軟と迎合の異なり方

2013-04-05 00:32:49 | 日記
 サッカー監督は「迎合」すべきなのか否なのか、時に思うことがあります。

 フィリップ・トルシエが代表監督に就任し、自身の戦術であるフラット3を代表合宿で選手に伝える最中、永井洋一氏が
かつてこう語っていました。

 「どうして彼は選手と我々にフラット3を用いることを説明しないのか。」

 永井氏はこのフランス人がアフリカ大陸で確かに功績を得てきた背景は認めつつ、同じことが極東の地でも当てはまると
は限らないのだから、この戦術に長けたならば日本にはこれだけの利点があると、まずは説明すべきだと考えたのです。

 でもトルシエにとってフラット3を導入しないことは、やはり迎合でしかなかったのでしょう。

 監督にとって

 1・どんな選手と育成システムがあろうが、まずは自分の戦術を徹底させる
 2・確かに戦術は大事だが、その国とリーグによって柔軟に対応すべきである

 という相反する考えは、いつも脳裏にあると思うのです。

 確かに私生活では迎合せざるを得ない面はあります。

 サッカー監督に限らず日本で暮らす海外移住者は

 「右ハンドルの車」「食事は箸を用いる」「有給休暇、長期休暇は申請すら難しい」というような、母国とは雲泥の差
の日常に苦労を強いられますが、これは彼らが適応するしかありません。

 逆に長所も見えてくるはずです。

 サッカーならば給料の遅配はありませんし、私生活ならば水道の水が問題なく飲むことが出来ます。

 ベンゲルがアーセナル就任時、まずは自分のやり方を押し付けずイングランド代表の重鎮たちを見守ったように、まずは
観察するだけの心のゆとりが指揮官には必要なのでしょう。

 国内リーグから監督が転身した際は、その手法がわかっていますから最初から戦術を押し付けても周囲は理解できるで
しょうが。

 昨年のレッズがそうですね。
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