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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

廉価ではなく、特別な選手になる事の意義

2013-04-17 23:01:45 | 日記
 先日お話したように、僕は今フェザーが発売している剃刀、「サムライ・エッジ」を愛用しています。

 使い始めておよそ10日、刃の劣化は見られ無い上、この商品の特徴であるヘッドが固定されず動くことも相成って
顎の下の髭もよく剃れます。

 T字剃刀は刃の劣化だけでなく、安全弁の劣化も踏まえての交換をなりますが、今の所衰えしらずで有難い限りです。

 改めて国産品の品質を知る良い機会になりましたし、良い意味でコストダウンできる買い物であれば、周囲からの評
判も良いという見本のひとつです。

 サッカーでも

 「安くて巧い外国籍選手」

 の需要は後を絶ちません。

 しかし、ドルトムント時代の香川真司のように

 「彼は確かに廉価で獲得した。
  しかし、ブンデスリーガで彼を超えるMFは果たして何人いるのか」

 と感嘆を買うくらいの能力を見せつけたならば、誰もが称賛するようになる上、ドルトムント首脳陣とトーマス・ク
ロートの手腕にも大きな賛辞が集まります。

 つまり、ただ巧いだけでは周囲の理解を得られません。

 ドイツだけでなく多くのリーグが若手が出場機会をえられないのは、各クラブが資金を抑えるために海外から選手を
獲得している為と判断します。

 香川も当初はそのひとりでした。

 しかし、香川はその明快さと確かな実力で、ブンデスリーガの価値観を変え、ドイツ代表のマリオ・ゲッツェやマルコ・
ロイスと同等の活躍を見せました。

 廉価な外国籍選手からリーグの顔へ。

 この鮮やかな転身は周囲からの批判を浴びず、むしろ素晴らしい獲得例として残ります。

 特別な活躍ができる外国籍選手はどのクラブも重宝します。

 今ドルトムントのファンは、遠いマンチェスターの地で香川がさえない顔をしているのを見て、この地に戻ってくる事
を期待しているかもしれません。
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ブラジル人指揮官が欧州に渡らない理由

2013-04-17 02:08:44 | 日記
 上田慈夢氏は1989年にスコットランド代表コーチに就任し、クラブレベルではアヤックスに在籍した経歴があります。

 これは氏のウィキペデアを参照したものですが、彼が欧州で研鑽していた時期は1989年から1991年と、丁度日本
のプロ化黎明期にあたります。

 「プロの無い国からやってきた日本人」

 の言う事を、果たして伝統国の選手たちは聞く耳を最初から持っていたのでしょうか?

 僕は上田市の著作や試合解説を一度も聞いたことはないのですが、英語とオランダ語の習得も含めて随分苦労なさったと
思います。

 一方でブラジルのように世界中から敬意を集める国でも、不思議と監督が欧州に出向く機会はありません。

 フェリポンがポルトガル代表とチェルシーで指揮を執り、ルシェンブルゴがレアル・マドリーの指揮をとったことが思い
だされる程度です。

 ルシェンブルゴは自身が唱える

 「中盤の魔法陣」

 という4-2-2-2の布陣でリーガに挑みますが、結果はついてきませんでした。

 何故かと言いますと

 1・リーガは両翼を活かしたサッカーが中心で、彼の目指す方向性は真逆であった
 2・そのためルイス・フィーゴの置き場所が無くなり、彼は翌年インテルに移籍する

 と言う形になりました。

 最盛期のロナウジーニョが最高の輝きを見せたバルセロナとは異なり、監督の座と選手補強が失態続きだったレアルの内部
も影響したのでしょうが。

 恐らくムリシー・ラマーリョやマノ・メネゼスなど、ブラジルの指揮官が欧州に渡ることはないでしょう。

 それは単に報酬問題だけでなく、ブラジルの個人技を想像力を活かしたサッカーが、欧州では潮流ではない部分もあるので
しょうが。
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日本人が監督として海外で認知されるとき

2013-04-17 01:56:06 | 日記
 韓国は日本とは異なり、代表監督を自国出身者に指名する時もあれば、海外から招くこともあるなど、ある意味で臨機応変、
悪い意味で節操がないように見えます。

 確かに日本は1998年ワールドカップ以降、常に外国籍の監督を招聘しましたが、その根底には継続して

 「この戦い方をしよう」

 という意識が希薄ですから、韓国代表を批判はできません。

 あくまで希望的観測にすぎませんが、もし近い将来サガン鳥栖での実績が見込まれ、ユン・ジョンファン氏が韓国代表の監督
に就任したとしたら。

 これは本当に凄いことです。

 もしくは蔚山、全北、蔚山といったKリーグで優勝をめざし、チャンピオンズ・リーグ優勝を目指すクラブから監督就任の打
診があれば。

 サガンの関係者の心境は複雑でしょうが、僕がサガン・ファンだとしたら、快く送り出したいと思います。

 ただし、安売りはしない条件で。

 日本も仮にCリーグで指揮をとる岡田武史氏が、カマーチョの後任監督に噂されるくらいの名声を得たならば、単純に凄い、
そして面白いと思えます。

 韓国、中国は選手レベルではアジア有数の産出国に変貌しましたが、指揮官、GMはスカウトなどクラブ・フロントとしての
名声はまだまだですから。

 Jのクラブを率いていなくとも、例えば湯浅健二氏や鈴木良平氏のように、ドイツでコーチ修行したかたもいらっしゃいます
し、上田慈夢氏のようにスコットランド代表を任せられた例もあります。

 ただ、これは僕が関心があるから知っているだけで、一般レベルでは希薄な例と言えます。

 今後10、20年と時が経つにつれて、指導者の分野でも日本人が評価され、例えば東南アジア諸国を手助けできるようにな
るとよいですね。
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