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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロと観光をセットで考える

2013-04-20 23:00:13 | 日記
 bjリーグの信州ブレイブ・ウォリアーズは、ホームタウンである千曲市の観光推進事業も手掛けており、ホーム
ゲームでは市のパンフレットや周囲のお店を随時紹介しています。

 僕は今日、戸倉体育館で行われた仙台との試合を観戦に出かけましたが、仙台のフロントの方も、気さくに仙台の
良さをアピールしていました。

 (僕はアンケートに答えて福引をし、頂いた仙台の観光案内には仙台の選手たちが出演しています。)

 今、長野パルセイロは懸念されています。

 それは選手の頑張りの問題では無く

 1・現状の観客動員では新スタジアムが無駄になりかねない
 2・資金注入への反発
 3・女子サッカー、アイスホッケーと他分野に手を広げ過ぎているのではないか

 という代物で、確かに天候も良く試合日和でも観客は2000人台で、2012シーズン終盤戦に4000人を超えた
事がウソのようです。

 ならば、長野、須坂、篠ノ井など、スタジアム周辺の観光、飲食のガイドを制作し、ビジターの方、パルセイロ・ファン
ン関係なく配布し、選手に登場して貰ったらどうでしょうか?

 選手だけでなく監督に安達SDに登場して貰っても良いですし、選手の奥様やご両親の

 「長野に対する印象」

 を語っていただいても良いと思います。

 選手が長野を知り、地元の協力すればきっと市民の視線が和らぐと思いますし、ファンの購買欲を刺激するきっかけに
なりえます。

 ボランティアの方が試合当日に配布するマッチ・デイ・プログラムには、スポーツデポの割引チケットをはじめ、様々
な情報が掲載されていますが、

 「日常生活を選手の視点で」

 というのはいかがでしょうか。
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皆が希望する、決勝戦でのエル・クラシコ

2013-04-20 21:35:37 | 日記
 大方のファンが、欧州最高の舞台でエル・クラシコの実現を望んでいるでしょう。

 もし決勝でバルセロナ対レアル・マドリードが実現すれば、両者の観点から様々な見所が見えてきます。

 1・レアルの視点

 もしモウリーニョが勝利すれば、インテルとポルト時代に続き自身3度目の欧州制覇となり、加えてマドリードが10度目の
優勝という大台に乗ります。

 その節目の優勝回数にレアルを率いていたことは、モウリーニョの自尊心を満たすはずです。

 ボビー・ロブソンとルイス・ファンハール。

 皮肉にもこのポルトガル人がコーチング論を学んだのは、この仇敵に通訳として在籍していたバルセロナ時代になり、特にロ
ブソンはモウリーニョを高く評価していました。

 一方でバルセロナのファンがこのポルトガル人を嫌ったのは、

 「通訳がでしゃばりすぎ」

 と、モウリーニョの振る舞いがどこか尊大で鼻につくように思えたからではないでしょうか。

 モウリーニョからすれば、自分を過小評価していた彼らを覆すし屈服させることが、監督としての意欲に繋がっているように
思えてなりません。

 レアルの選手はモウリーニョの要求に耐えられるほどのゆとりが無く、この優勝が置き土産となりモウリーニョ政権は3年の
幕を閉じるはずです。

 2.バルサの視点

 ティト・ビラノバ体制に変化した際、メッシへの依存が高くなっていると言われます。

 アレクシス・サンチェスがユヴェントスへ移籍すると噂されているのも、ビラノバが選手を固定し控えと先発の間に線引き
をしている為という見方もできます。

 ビジャがアーセナルの一員になったとすれば、イブラヒモビッチが移籍した際と同じように、基準点として前線に構えるの
ではなく、流動的に絶えずポジション・チェンジを受け入れられる人材が必要となります。

 仮に2012-13シーズンの王者がバルセロナになれば、優勝に沸きかえる中で修正すべき点が見過ごされる可能性もでて
きます。

 「混迷のバルセロナ」

 2013シーズン以降このような題名が付けられても不思議ではないと感じます。
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臭いを消すために不可欠な要素

2013-04-20 02:26:51 | 日記
 ただ各国代表を揃えるだけでは鼻に付くだけです。

 事実PSGの前半戦は周囲のやっかみもありましたが

 「これだけの金をつぎ込んでこの体たらくか」

 と相次ぐ批判が選手とアンチェロッティを悩ませましたが、チャンピオンズ・リーグ8強でバルサを追い詰めるなど、その評価
は変貌しつつあります。

 僕たちも自分の存在価値をてっとりばやく上げるには、ブランド品の力を借りる手があります。

 ただこの場合

 全身グッチ
 全身エルメス

 というように、頭からつま先まで高級ブランドで固めるような姿は論外で、自分の資質にあったブランドの見極めが不可欠です。

 シティはヴァンサン・コンパニにジョー・ハート、PSGではマルコ・ヴェラッティのように、クラブの屋台骨を支える存在が
あるように、僕たちの服装にも同じことが言えます。

 例えば財布や名刺入れを国産品である「キプリス」「プレリー」にするだけで印象が異なりますし、ネクタイもブランド・ロゴ
が記されたものよりも、無地や水玉という伝統柄が重宝します。

 シティもPSGも資金注入は完全に

 「意図的」

 に行っており、どんな批判も構いません。

 しかし僕たちはそうはいきませんし、もし商談の席や公の場でこんな派手な恰好をすれば、周囲が大恥をかいてしまいます。

 そうした鼻につく匂いを消すための方針が、シティではアカデミーの充実であり、幻に終わってしまいましたが

 「マンチーニからベップヘ」

 という指揮官交代だったのでしょう。

 この2クラブの試みが今後どうなるかわかりませんが、ドルトムントのように中規模予算で結果を出すクラブの方が、ある意味
変な反感を買う事が無いのも確かです。

 「金で優勝を買った」

 と笑われるのは、彼らからすればアンフェアでしょうが、繰り返し優勝さえすればその批判は止むでしょう。
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眩しき街パリ、そしてPSG

2013-04-20 02:14:13 | 日記
 では一方のPSGはどうでしょうか。

 パリというのはいつも煌びやかで、彼女の並び称されるのはローマとヴェネツイアくらいで、ロンドンやウイーン、マドリード
であっても分が悪いように思えます。

 「移動祝祭日」
 
 というアーネスト・ヘミングウエイの作品が新潮文庫から発売されていますが、これは若き日の彼がいかにパリで過ごしたかを
記したもので、文人、芸術家がいかにパリに魅了されているかがわかります。

 その一方でパリを含むフランスでは、柔道、テニス、そして自転車競技も人気があるせいか、少なくともパリに至ってはサッカー
が市井の話題になる機会は、さほど多くありませんでした。

 かつて存在した

 「ラシン・パリ」

 を覚えている方は案外少ないかもしれません。

 PSGの創立は1970年と比較的最近の事で、近年はコロニー・キャピタルが運営にあたっていましたが、ル・グエン、ルイス・
フェルナンデス、ハリルホジッチとその政権は短命に終わり、前任者コンブアレも同様の運命にありました。

 パリのような華やかである都市には、アンチェロッティのような朗らかでありながら、芯のある人物が必要だとケライフィは感じ
たのでしょうか。

 PSGもシティのようにステイタスを求めるところから始まりましたが、彼らは90年代に一定の成果をえています。

 1997年のカップ・ウイナーズ・カップで優勝し、チャンピオンズ・リーグの常連でもありました。

 ライーとレオナルドだけでなくジョルジュ・ウエアにユーリ・ジョルカエフ、そしてベルナール・ラマと各国代表が揃う首都のク
ラブは、確かに魅力的でした。

 ル・グエンをファンが歓迎したのは、彼がPSGの選手だったせいもあります。

 その後は成績不振とファンの度重なる暴力で、クラブ内の空気が下がってしまいましたが、再び集められた各国代表と、切り札で
ある

 「デイビッド・ベッカム」

 加入が大きな転機となっています。

 パリはお金というステイタスだけはありますが、優勝というステイタスはまだ手にしていません。

 選手が率先してパリを目指すとは考えにくいのですが、数年後事態は好転しているように見えます。

 ヘミングウエイやフィッツジェラルド、ピカソがこぞってパリを目指したように。
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シティが考えたステイタス

2013-04-20 02:01:24 | 日記
 「ステイタス」
 
 シティとPSGが周囲の嫉妬をものともせず、各国代表をかき集めるのは冒頭の言葉に集約されます。

 ステイタスを日本語に言い換えるならば、見栄、自尊心と言った言葉になるのでしょうが、ジェイク・マンスールにしても
アル・ケライフィにしても、既に成功しているクラブに出資する気は毛頭なかったはずです。

 まずはシティから見ていきましょう。

 ユナイテッドが海外に多くのファンを持つ一方で、地元マンチェスターに深く根付いているのがシティです。

 言い換えればシティは海外から羨望を集める存在では無く、赤い悪魔は惹きつけるだけの優勝回数と選手が在籍してきた形
となります。

 加えて彼らに寄り添うファンの気持ちを代弁する事柄にも欠きません。

 1・1958年における飛行機事故で、ダンカン・エドワーズを筆頭に多くの犠牲者をだす
 2・その10年後、サー・マット・バスビーとボビー・チャールトンが成し遂げた欧州制覇
 3・1999年の3冠達成

 シティはリバプールとエバートンのような、比較的均衡のとれた形ではなく、かなり後方からユナイテッドを見てい
た形が近年続きました。

 ですからジェイク・マンスールからすれば

 「私が出資し、地ならしと選手補強、そして監督就任の決定を行い、シティを一流に仕上げた」

 2011、2012年の快進撃は、さぞかし痛快だったと思います。

 スペイン代表シルバの獲得が現在のシティの礎になったと囁かれていますが、サミア・ナスリにカルロス・テヴェスと
いった攻撃に華を持つ選手を獲得したのもその余韻といえます。

 つまり、勝利の歴史が無く、各国代表を惹きつけるための要素として

 「まず軸となる選手を大金で獲得する」
 「その選手が結果を出し、優勝する
 「クラブの名声と資産価値が高まり、適正価格で選手が買えるようになる」
 「アカデミーの抜本的改革を行い、より密度の高いクラブ運営を行う」

 この4つのサイクルで今シティは運営を行っています。

 つまりステイタス、この場合はお金と分厚い選手層ですが、現在のシティの根本を成している事に間違いはないでしょう。

 
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