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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コンパクトとコンパクト過ぎる差異

2013-04-11 23:03:58 | 日記
 世の中商品がコンパクトサイズになると、新しい顧客を獲得できます。

 例えばレコードがCDに変化したことはその代表例でしょうし、車も減税と価格を踏まえ今までの大型車から軽自動車
に乗り換えた方も多いと思います。

 その一方でコンパクトが

 「コンパクト過ぎる」

 状態になりますと、逆に使いづらさ、物足りなさを感じることがあります。

 例えば歯ブラシのヘッドがそうで、コンパクト過ぎますと小回りはきくのですが、一度に磨ける範囲が少なくなるのが
難点になります。

 僕は普段デジタル・カメラを使いませんが、通常サイズを遥かに縮小したデジタル・カメラを、ニコンが発売している
事を知りました。

 ただ従来型の大きさに慣れている方には、扱いずらいかもしれません。

 サッカーも同様で、代表とクラブを問わずラインを押し上げ、前線からプレスをかける方法は一般化しています。

 ゾーン・プレスが猛威を振るった90年代中期は、どこもかしこもゾーン・プレスで、あの狭いエリアの中に選手たち
がひしめいていて、逆に戦術の行き詰まりを感じさせる、皮肉な結果となりました。

 ジャンフランコ・ゾラはその息苦しさから脱出するためにパルマからチェルシーに移籍し、ファンからその人間性も含め

 「マジック・ボックス」

 と高い支持を得ました。

 アリゴ・サッキは第一次ミラン政権の際、余りに戦術の練習に時間を使い、その都度ボールを止めて事細かく選手たちに
指示を出していましたが、その疲労度は凄まじいものでした。

 ファンバステンにしてもグリットにしても、自分の描く想像力が発揮できないことに、相当鬱憤がたまって仕方がなかっ
たと言います。

 コンパクトすぎるのも困りものなのですね。
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僕が思うアジア・チャンピオンズリーグの改善点

2013-04-11 00:37:52 | 日記
 今調べましたら、アジア・チャンピオンズリーグの優勝賞金は150万USドルだそうです。

 現在のレートですと1億5千万円と言う形で、この優勝ボーナスをAFCと協賛企業の努力により、もっと増額できないもの
でしょうか?

 J1の優勝賞金は2億円
 ヤマザキ・ナビスコカップの賞金1億円

 日本国内の優勝賞金ですらこれだけあるのですから、広大なアジアを遠征してやっとの思いで得た報酬がこれでは、何とも
寂しいではありませんか。

 「アジア王者という名誉」

 は確かに素晴らしいと思いますが、お金は汗を流した監督、選手、スタッフの労を労う大切な要素です。

 協賛企業には日本の大塚製薬にナイキ、エミレーツ航空など、世界に名だたる企業が揃っています。

 優勝賞金を含めてチャンピオンズ・リーグが金銭も魅力を増すことは、決してマイナスにはならないと思います。

 確かに現行の欧州チャンピオンズリーグは寡占状態であり、東欧、北欧のクラブが躍進できる気配はありませんし、出場ボー
ナスを当てにして予算を組むクラブも多いです。

 その一方でテレビの視聴率とマーチャンダイジングの魅力は素晴らしく、選手たちも移籍する際は

 「チャンピオンズ・リーグ」

 という言葉を口にします。

 ガラタサライがドログバとスナイデルというビッグネームを釣り上げたのも、このトルコの雄がチャンピオンズ・リーグの
8強に残っており、その対戦相手があの

 「白い巨人」

 であったことが大きいはずです。

 レアルに仮に勝っていれば、自分たちが衰えていないことを内外にアピールできますし、移籍交渉でも容易な立場になれます。

 アジア・チャンピオンズリーグの優位性を高めるのは、ひとつにはお金が不可欠だと思うのです。
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選手の強盗被害、大金と結婚

2013-04-11 00:26:19 | 日記
 イタリアでは僕たちが思う以上にジョカトーレの人気と知名度は高く、彼らと番組を共演したショーガールの多くは、何と
かして憧れの選手と出会い、恋人や妻になりたいと願うそうです。

 しかしフランチェスコ・トッティとイラリー夫人のように、お互いを尊重しあいながら子育てができる環境を手にいれた事
は、ある意味稀なのですが。

 日本では野球選手と女性アナウンサーの交際が大きな話題となりますが、仕事とはいえ幾度となく会話をするようになれば、
どこか惹かれあうようになるのかもしれません。

 サッカーではカズ、ゴン中山、稲本潤一、そして鈴木啓太などが女優、モデルと結婚していることで知られています。

 しかしその一方でサッカー、そして選手が気にくわないと思う方もいます。

 「たかだかボールを蹴りあうだけで、あんなに大金を得るなんて信じられない!」

 という人物は多いですし、だからこそローマ在籍時イタリア代表としても活躍したダミアーノ・アンマージが、自分の給料
をリーグが定める最低賃金、日本円に換算すると

 「15万円」

 で契約を申し出た際には、ローマファンだけでなくイタリア中から賞賛の声が届きました。

 体調が万全でない自分が、高額報酬を得るには値しないとトンマージは判断したのです。

 ワールド・サッカーダイジェスト2013年3月21日号で、スロバキア代表ハムシクがナポリで3度目の強盗被害にあった
事を伝えています。

 今回奪われたのは200万円以上もするロレックスで、ハムシクは断腸の思いで強盗に腕時計を渡したのですが、そうでなけ
れば彼は命を落としていたかもしれません。

 「そんな高級車、高級品は買わなければ良いじゃないか!」

 そんな声も聞こえてきそうですが、選手からすれば税金を払い自分の報酬で買ったものだから良いじゃないかという気持ちで
しょうしね。

 イタリアでは古くからナポリ以南を「アフリカ」と呼んで蔑視してきましたが、今ではイタリアそのものが欧州全体のお荷物
になろうとしていることは、どこか皮肉めいています。

 この不況時に高級を得ている選手たちは、嫉妬の対象なのでしょう。
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