塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本のファンが抱く好奇心の高さ

2013-04-18 22:26:08 | 日記
 今ヴィンテージ・スポーツの公式ホームページを閲覧していますと、アントラーズ在籍時の内田篤人のジャージが掲載
されていました。

 2008シーズンのホームモデルで、赤と黒のボーダーがデザインの特徴です。

 スポンサーがリクシルではなく、「トステム」ある点も時代を感じさせますが、注釈に大人気モデルと書いてあります
から、内田本人もナイキも嬉しいでしょうね。

 今、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいています。

 彼らの古巣のファンが今もなおスタジアムに足を運ぶ際、在籍している選手のマーキングではなく、彼らの思いでと共
に古いジャージを纏って観戦しているならば。

 選手からすれば有難いでしょうね。

 そのファンの中には
 
 「彼を超える選手、心から声を張り上げたい選手がいない」

 というわけですから。

 欧州では選手の移籍は日常茶飯事ですから、ファンの関心は当然クラブの戦績になります。

 日本は贔屓選手が移籍すれば、その選手が在籍する新しいクラブの情報を積極的に取り入れますが、欧州のファンにと
って対戦相手のスカウティングはともかく、贔屓クラブ以外のクラブの情報を欲しいと思うことは少ないはずです。

 今日本人がサッカー観戦のために渡欧することが多くなりました。

 僕は日本のファンがサッカーに抱く好奇心の高さは、時に世界でも一、二を争うほど高い物だと感じます。

 自国の代表とリーグ戦だけでなく、海外サッカーを含むあらゆる情報が得られる現在の日本は、他国の関係者からすれ
ば脅威の国かもしれません。

 この関心の高さがJと代表を盛り上げると良いですね。
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甘ちゃんから熟練者への道

2013-04-18 22:14:44 | 日記
 僕も最近人間がようやく「練れて」きたように思います。

 以前は柔軟性が足りないとか、独り相撲であると囁かれていましたが、最近は随分解消されたように思います。

 例えば人気漫画が長期連載中、連載開始と現在では「絵」の綺麗さ、線の太さ、細さが随分異なることに驚きますが、プロ
と言えども人間ですから沢山描けば描くほど巧みになりますし、発見がでてきます。

 その発見を取り入れることで、話と絵が合致して

 「練れた漫画」

 に変貌するのでしょう。

 アントラーズの小笠原が朴訥とした表情ながら、懸命に訴えるようにインタビューや質疑応答を不得手と考える選手も、た
だ回数がこなせていないだけではないでしょうか。

 確かにメディアは恐ろしいもので

 1・記事のでっちあげと故障
 2・批判と持ち上げ記事の見境が全くない
 3・女性との交際に敏感。それが血縁の女性と選手が歩いて頂けなのに、謝罪すらない

 というように、全面的な信用を与えてはいけないと僕も思います。

 しかし、クラブが苦境に陥れば古株の選手、主将は嫌でもファン、スポンサーと向き合わねばなりません。

 チェルシーではランパードが、リバプールではジェラードが批判の矢面となり、会話を拒むことはありませんでした。

 こうした誰もが嫌がる場面を経験する事で、

 「自分の意見を押し付けない」
 「相手が話している間は話さない」

 など、やり方がわかってきます。

 そのやり取りが皮肉にも、彼らの人間性を豊かにさせ練れた人物へと変化させてゆきます。

 チェルシーのファンがランパードとクラブが再契約することを希望するのは、彼の実力だけでなく人間性にもあること
は間違いありません。
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日本代表に新風を取り入れる為に

2013-04-18 17:46:38 | 日記
 本田圭祐がロシアに出立し、その一方で長友が故障を再発させました。

 2011年のアジアカップ以降、代表が劇的な形で戦力の向上と選手層を上積みがされていないように思うのは、この主力
2選手を欠いただけで、どこか慌てふためく面がある為です。

 例えば酒井高徳が

 「長友さんの欠場は僕が補いますから任せてください!」

 と唱えるのも、プロトークのひとつとして尊重されるべきですし、本田が仮にコンデョションが整わないのなら、この大一
番で東、柿谷のような

 「本田と同じ位置で活躍が見込める選手」

 を使ってもよいでしょう。

 予選の段階で初招集や復帰の選手を重用しなかった点が、今尾を引いているように思えますし、もし新規選手が大爆発を起
こせばそれは嬉しいことじゃありませんか。

 確かにスペインもシャビとイニエスタに頼りきりと批判されます。

 しかしでる・ボスケ監督は新戦力を試していますし、スワンジー・シティに在籍するミチュも見招集ではありますが、考慮
していると言われています。

 やはり旬の選手を起用することは、代表内の活性化になりますし、新鮮な空気を与えてくれるはずです。

 2008年の欧州選手権、優勝したスペインにはそれまで国際舞台とは無縁のFW、グイサがいましたが当時の指揮官ルイ
ス・アラゴネスはこのリーガ得点王を迷わず招集します。

 近年の日本代表には得点王もリーグMVPも疎遠の状態です。

 J1の選手たちに張り合いがあるとすれば、当然代表招集は値する出来事ですし、溌剌とした表情を見たいものです。
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セレソンのFWとロナウジーニョの使い方

2013-04-18 15:08:29 | 日記
 ブラジルは世界的FWを数多く生み出したことでも知られています。

 イタリアに敗れた82年ワールドカップ、識者の間ではカレカがいれば結果は異なっていたかもしれないと、この若きFW
の故障を惜しむ声が聞かれました。

 カレカ以降も

 1986年 カレカ、ミューレル
 1990年 カレカ、ミューレル、ベベト、ロマーリオ
 1994年 ロマーリオ、ベベト、ロナウド
 1998年 ロナウド、エジムンド、ベベト

 というように多くの名手がワールドカップを戦い、2000年代ではリバウド、アドリアーノ、そしてロナウドがセレソン
の要として君臨してきました。

 ですから2010年のルイス・ファビアーノ、そして2014年に出場するであろうパト・アレシャンドレとレアンドロ・
ダミアンには

 「酷な批評」

 が相次ぎましたね。

 レッズで活躍したワシントンが

 「ブラジルでは珍しい、空中戦に強いFW」

 として注目されましたが、ブラジルの方はやはり足技に長けた選手を好むので、ワシントンのように骨格に優れ、フィジカル・
コンタクトに強い選手を敬遠する傾向にあります。

 フェリポンはロナウジーニョにジュリオ・セザルをいうワールドカップ経験者を呼び戻しています。

 それはカップ戦における「一発の怖さ」を知る選手を交えなければ、セレソン6度目の優勝は無いと判断したために違いあり
ません。

 僕はロナウジーニョをジョーカーとして置くべきだと思います。

 彼の創造性と閃きが素晴らしいことはわかりますが、90分集中力を維持できるとは思えず、彼の為に他の9選手がプレスを
掛け続けることも困難です。

 「切り札ロナウジーニョ」

 この起用法であれば、セレソンが2010年のオランダ戦で見せたような、流れを変えることができない展開を覆すことがで
きると思います。
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スペインとブラジルの現状を探る

2013-04-18 14:59:17 | 日記
 「必ず最後にドイツが勝つ」

 これはギャリー・リネカーが現役時代漏らした言葉で、当時のイングランドとドイツの関係を的確に表していますが、同様
の思いは隣国のオランダ、そして旧ソ連やイタリアの関係者も同じ気持ちだったはずです。

 では2014年はこの言葉が用いられるのでしょうか。

 「必ず最後にスペインが勝つ」

 もし決勝がスペイン対ブラジルで勝者が後者であるならば、まさに劇的なワールドカップ決勝と言えるでしょう。

 しかし2002年ワールドカップの前に、専門誌を含む数多くの媒体が横浜にたどり着くのはフランスとアルゼンチンと予
想し、劇的なまでの

 「大失態」

 を演じました。

 僕も現状でスペインがワールドカップを保持することも、ブラジルが奪い返すことも五分五分だと思います。

 恐らくシャビにとって最後のワールドカップでしょうし、マラガのイスコ、ベティスのベニャというように輝きを放つ選手
が増えてきました。

 その一方で2008年以降FWの屋台骨を支えてきたダヴィド・ビジャとフェルナンド・トーレスのフィジカル・コンディ
ションと試合勘。

 この点を考慮しますとデル・ボスケ監督が

 「セスク・ファブレガスを疑似FWとして起用」

 したことは、大会本番に向けてのシュミレーションという見方も出来ますし、フランスと鍔迫り合いをしたことで選手の意識
が高まることを期待したはずです。

 むしろ混沌とした状態にあるのはブラジルの方ですが、年々小粒になっていると批判されているFWの軸を固定することが
今求められているように思えます。
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