塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アシックスが見つけた着眼点

2013-04-01 21:29:50 | 日記
 ブラがンドが新しいサッカースパイクを開発する際、デザインと軽量性だけでなくいかに素足に近い感覚で選手に履いて
もらえるかどうか。

 この点も非常に大切でしょうね。

 アシックスが開発、販売しているDSライトシリーズが好評なのは、この素足感覚が見事に表現されているためでしょう。

 専門サイト「フットボールパーク」では、この製品特集が組まれているのですが、実はアシックスはもう一点、非常に
画期的な仕組みを作りました。

 それはこのDSライトシリーズで

 「女性専用」

 ラストを用意し、京川舞に提供した点です。

 僕も彼女と乾貴士がアシックスの広告塔として起用されていることは知っていましたが、ここまでの深い開発秘話がある
とは考えてもみませんでした。

 確かに靴を履いても素足を同じ感覚でボールに触れることができたならば、選手としてはボールを失う危険性が減ります
し、何より軽量化に繋がります。

 また僕たちは

 「女子サッカーにもっと注目しましょう」

 と叫びますが、実際のところ深く観察している事の方が少ないですね。

 フットボールパークの記事によりますと、ジュニアモデルや市販の小さいスパイクを買い求める女性選手が多いと言う事
で、アシックスの着眼点の素晴らしさがよくわかります。

 記事の内容はアシックス井上太郎さんが応対していますが、日本製品の品質と細かい配慮が改めて理解できます。

 今では当たり前ですが、日本の自動車産業が右ハンドルでも左ハンドルでも関係なく、非常に優れた車を製造し欧米各国
から驚かれたことがあります。

 アシックスやるね!!

 そんな声が聞こえてきそうです。
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ゾーンプレスは弱者の発想ではなかろうか。

2013-04-01 16:54:06 | 日記
 異論の方が多いと思いますが、ゾーン・プレスは弱者の戦術だと考えます。

 アリゴ・サッキがパルマで実験し、招かれたミランで花開いたこの80年代最高の戦術の背景には、祖国アルゼンチンを
世界王者に導き、イタリア北部で顕著にみられる南部蔑視の象徴であるナポリに

 「神の子」

 と謳われた、不世出の名手を封じ込める大義名分があったためでした。

 サッキが率いたミランには、右からマウロ・タソッティ、コスクタクルタ、バレージにマルディーニと全てアズーリの選
手が顔を揃え、中盤にはアンチェロッティにライカールト、前線にはファン・バステンとグリットが在籍していました。

 それでもサッキがゾーン・プレスの完成に急き立てられたのは、ミラン11選手の総合力よりも

 「ディエゴ・マラドーナ」

 という一人の天才が、すべてにおいて勝っていたからとしか言いようがありません。

 天才に打ち勝つには、グリットの閃きとファン・バステンのゴールへの姿勢、ライカールトの視野の広さを犠牲にし、傍
目からはまるで

 「サッカーにおける全体主義」

 とでも言える、フィールド・プレーヤーの個性を潰し、同じ方向性を向けることでマラドーナを封じ込めようとしたのです。

 かつてクライフは

 「ジダンは優れたポジションとボール・コントロールがあるからプレスは受けません。しかしリバウドは違う」

 と語っています。

 (これは僕の要約で、本分はナンバー別冊サッカー100年の記憶13ページに掲載しています。)

 つまりゾーン・プレスが完成しても、必ずしもマラドーナに有効活用できたかと言えばそうではなかったはずです。

 それまで攻撃と守備が分業の形で成立させていたサッカーを、根底かた覆し攻守一体となったサッカーが主流となったのは
間違いなくサッキの影響です。

 僕は実生活でゾーンプレスは

 「一石二鳥」

 だと捉え実践していますが、サッキにとっての一石二鳥、マラドーナを封じ込めミランがスクデットを手にするという結果
は得られたはずです。
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ザスパ、今季より新たな冒険へ

2013-04-01 15:14:56 | 日記
 2013シーズンよりザスパ草津はクラブ名を

 「ザスパクサツ群馬」

 に変更し、新監督に秋葉忠弘氏を指名し、サプライヤーにフィンタを迎えるなどJ2で新たな戦いを始めています。

 ザスパは地方クラブの代名詞とも言えますから、群馬県全体に活動範囲を広げることで、前橋に高崎、桐生といった
他の都市からもお客さんを招きたいと判断したのでしょう。

 またJFLのアルテ高崎が活動停止を発表したことも、ザスパが活動範囲を広げた背景のひとつかもしれません。

 活動クラブがひとつ減る事になれば、それは大変な事ですからね。

 一報長野県のように県の面積が広く、アマチュアクラブも含めて複数クラブが活動している県でも、新しいファンを
獲得する動きは増しています。

 松本山雅は松本市に隣接する塩尻市、山形村との支援を締結し、観客動員の増加を狙っています。

 アルウィンの横に松本空港がありますから、例えばアビスパのファンならばバスで乗り付けるよりも飛行機を使う
方も多いでしょうね。

 そして長野パルセイロも小川村、そして南長野運動公園改修時にお世話になる佐久市との関係に力を入れています。

 僕が観戦した3月24日のホンダ・ロック戦では、佐久市の子供たちを随分招待しまして観戦を楽しんでもらえまし
た。

 Jリーグが東南アジアへ進出をはかり、ブンデスリーガが日本人選手の増加に伴い、日本語公式ページを開設した
ように、新規ファンの獲得は必須条項です。

 限られた地域から幅広い地域へ。

 Jでも今後この動きは加速するでしょうし、長野同様幾つものクラブがせめぎ合う東京都や神奈川県の動向にも
注目したいところです。
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Jが率先するフードマイレージ

2013-04-01 15:01:27 | 日記
 納豆好きならご存知でしょうが、今日本の納豆会社は大豆を中国、そしてアメリカの生産に頼っており、国産大豆の使用
が皮肉にも

 「ブランド・バリュー」

 の状態となっています。

 有機栽培、オーガニック認証を受けた納豆も大豆栽培はアメリカに頼っていることが多く、提唱されているフード・マイ
レージとは程遠い面があります。
 
 僕はしばしば長野市の納豆メーカー、有限会社「村田商店」と「増屋納豆店」の納豆を買い求めます。

 両者はどちらも信州大豆を100パーセント用いた商品を販売しており、前者が道祖神納豆、後者が川中島納豆と言いま
して、品評会でも高い評価を得ています。

 僕はいつも

 「10回の1回の割合で構わないから、オーガニックとフェア・トレードの商品を買えたらな。」

 と思っていますので、手にとるようにしています。

 Jリーグ各クラブはスタジアムで様々な飲食の販売を行っており、やはり地元産の食材はビジター・ファンからも大人気
です。

 例えばFC岐阜の飛騨牛の串焼き600円は大変な人気で、サッカー・ダイジェスト選手名鑑では

 「絶品」

 を記されています。

 ですからJリーグが先頭でフード・マイレージと地産地消を訴える事は、大きな意義がありますね。

 パルセイロが新スタジアム設立後、中に売店やレストランを備えるようになったなら、信州産の食材を存分に使って料理
を提供して欲しい。

 そう願います。

 僕たちは普段の生活で車移動が多く、小規模なお店を見過ごしてしまうことが多いのですが、案外ご近所に面白い店があ
るものです。

 「灯台下暗し」

 と言うやつですね。
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風邪を引いて考えた

2013-04-01 14:45:50 | 日記
 今日は休日ですが、一昨日より体調が歩く病院で診察を受けました。

 サッカー選手であれば、大抵どこかに故障や痛みを抱えていると言われますが、風邪をひいて薬を服用すればドーピング
検査に引っかかる可能性がありますし、主治医との話し合いが不可欠です。

 例えばコンデョション不良の選手が、ダービーやワールドカップ予選といった大一番を迎える際の葛藤は、僕らには理解
できないでしょうね。

 特に主力の中の主力はそうでしょう。

 サッカーは交代枠が3しかなく、しかもその役割は負傷交代よりも戦術修正の意味合いが増しています。

 ですから体調不良の選手が先発すれば、その交代枠を有効活用できなくなる恐れがありますし、攻守両面で他の9選手に
負担をかけてしまう恐れもあります。

 またファンは

 「あいつはダービーを重要視していない」
 「こんな大事な場面で体調不良とは」

 と選手を色眼鏡で見るかもしれませんし、選手の判断としては難しいところです。

 骨折だとかインフルエンザのような、欠場の理由が明確ならば本人もファンも納得できます。

 しかし軽い怪我や風邪の症状ならば、やはり出場しなければ責任を果たすことはできません。

 昨日、一昨日はおおくの方で賑わった僕の店ですが、不思議と風邪の自覚症状は熱心に応対していると忘れてしまうもの
なのです。

 ですから選手も、試合に出てしまえば自分の体調はそっちのけでボールを追うことに夢中になるのでしょうが。

 「気合と根性!!」

 21世紀の今、昭和時代を連想させるこの言葉は疎んじられるかもしれませんが、案外この言葉は本質をついているよう
に思えます。
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