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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

デブール兄弟。双子であることの存在

2013-04-29 22:47:14 | 日記
 兄弟というのは単に年齢が離れているだけではなく、そこには双子と言う例もあります。

 オランダ代表とアヤックスの主力として活躍したロナルド・デブールとフランク・デブールは、見た目が区別できない程似て
いる上に、両者が揃って代表の中心選手という、非常に

 「稀な存在」

 であったのです。

 アヤックスでチャンピオンズ・リーグを制覇した1995年、このオランダの老舗は主力を維持できなくなる過去最大級の危機
を迎えます。翌96年に施行された

 「ボスマン・ルール」

 の適用がそうで、リトマネンにカヌー、そしてクライフェルトなど、主力はこぞってアヤックスを去り、二人もまた、アヤック
スとすったもんだの言い争いをしたのちに、バルセロナに移籍します。

 アヤックスが彼らの契約が残っていることを盾に、契約を全うすることを主張しましたが、オランダ王者、欧州王者に輝いた以
上オランダに居続ける意味が無いというふたりの主張。

 両者の話し合いは平行線を辿り、恩師であるファン・ハールに請われる形で両者はバルセロナに入団します。

 特にフランク・デブールは指揮官が求める

 「センターバックのうち、左に位置する選手は左利きであるべき」

 という要望にぴったり当てはまる上、その戦術的インテリジェンスでファン・ハールを支え続けたものです。

 そのフランク・デブールが、かつて喧嘩別れをしたアヤックスの指揮官に就任し、既にリーグ優勝に導いた事を踏まえますと、
この若き指揮官が将来

 「オランダ代表監督」

 に指名されてもおかしくありません。

 戦術だけでなく洞察力にも優れた監督が重宝される今、フランク・デブールがその筆頭であることは間違いないでしょう。
 
 
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兄弟そろってサッカー選手と言う場合

2013-04-29 22:33:37 | 日記
 父と子がいずれもサッカー選手出会った際、周囲はどうしてもその比較で優劣をつけます。

 それでも父が若くして父親となり、その息子が懐疑の目を払しょくして自分をも超えるだけの能力を身に付けますと、
むしろ

 「息子と同じピッチにたって試合をしたい」

 という欲がでてきます。

 アイスランド代表FWグジョンセンがその代表例で、父のアルノールも同国代表として知られており、息子との同時
起用を楽しみにしていたのですが、結果は実現しませんでした。

 父34歳、息子17歳という年齢を考えますと、アルノールの気持ちはよくわかります。

 一方、兄弟共にプロサッカー選手になる例もあります。

 これはこれで周囲、特に祖父母と両親にとっては大きな悩みに種で、むしろ周囲の視線はこちらの方に集中するかも
しれません。

 兄弟そろってプロになれたことは素晴らしい。

 しかし、大抵の場合はどちらかの成績が優れ、どちらかがキャリアが短命に終わるか、兄、もしくは弟ほどの名声を
得られない形が多いですね。

 それでも兄が弟を、弟が兄を慕って練習に励む気持ちに変わりはありません。

 「僕は子供の頃、ヤスさんが憧れだったよ」

 そういってカズは幼いころを振り返り、お兄さんである泰年氏の存在が大きかったことを語ります。

 揃って現役と言う形では、佐藤勇人(ジェフ千葉)と寿人(広島)が代表格でしょうか。

 寿人がリーグ優勝とクラブ・ワールドカップに出場したことで、勇人も弟の晴れ姿を祝福しながらも、自分のやる気
へと還元したのではないでしょうか。

 比較は時に残酷なまでに心を傷つけますが、兄弟間の信頼が存在すればきっと乗り越えられるはずです。
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見た目の美しさと結果の両立

2013-04-29 01:00:17 | 日記
 鬼平犯科帳を読んだ方ならご存知でしょうが、劇中に登場する同心のなかで木村忠吾と若村峯太郎は、岡場所での出会い
や若女房とのひと時を好む人物として描かれています。

 ふたりはそれぞれお鷹、お幸という妻を迎えますが、どうも昔出会った女の事が忘れられないのですね。

 木村忠吾は「同じ顔」、若村峯太郎は「紅くらいつけたらどうなのだ。」と呟きますが、僕を含めてふたりの心中を察す
る男性読者は多いと思います。

 サッカーの世界では

 「妻は変えることが出来るが、贔屓クラブは変えられない」

 というように、自分の愛するクラブを常に目に入れることで、歩みを成績を見つめ続けることになります。

 鬼平犯科帳の事柄を冒頭で紹介したのは、人間やはり外見には必要最低限の気配りをせねばならないこと、そして人情の
機敏はいつの世でも変わらないことを示していると思えた為です。

 サッカーにおける外見と言うのは2種類あり、まずは選手と監督の身だしなみ、もうひとつがクラブ、代表が示唆する方
針、言い換えれば戦い方にあります。

 祖国の代表選手たちが、テーラーで仕立てたスーツを寸分の狂いもなく着ていれば、男女問わず快哉があがります。
う嗜みが周囲の憧れを誘うためです。

 一方で戦い方がどこか消極的だと、ファンの不満が高まります。

 相次ぐ故障者で先発がまともに組めない、悪天候でピッチの状態が非常に悪い、監督がどんなにリスク。マネージメント
を考慮しても、うまく試合運びが出来ない時があります。

 このような場合でしたら、ファンも不満を抑えることができます。

 理由がはっきりしているためです。

 しかし、通常の状態で自陣にこもっているようであれば、やはり退屈だと思うでしょうし、バルセロナが近年常に研究対
象となっているのは、見た目と勝ち点3を同時に入手しているためです。

 バルサ時代の終焉

 人々はそう捉えがちですが、選手は微塵もそう考えてはおらず来季の彼らが主役であり続けても、何ら不思議ではありま
せん。
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アサヒビール、日本代表3選手をCMに起用

2013-04-29 00:51:04 | 日記
 僕がキリンビールの関係者ならば、微苦笑しているでしょうね。

 アサヒビールがてがける「OFF」のテレビ・コマーシャルに、以前は長友祐都だけが起用されていましたが、新しい物
には岡崎と清武、ふたりの日本代表が加わっている為です。

 キリンビールは1978年から長きに渡り、日本代表を支援しています。

 キリンカップとキリン・チャレンジカップは日本代表の歴代監督にとって大切な戦術確認の試合だったでしょうし、キリ
ンには大きな敬意を払う必要があります。

 キリンが販売促進の為

 「勝ちT当たる」

 など、商品を用意するようになったのも、それはビジネス面での旨味、つまり代表の資産価値が上がったことを意味します
し、キリンは企業ですから当然利潤を求めなくてはいけません。

 アサヒビールは野球日本代表をスポンサードしていることで知られていますが

 日本代表「選手」

 を指名して起用することには問題は無いでしょうし、長友がその先鞭を付けた形になります。

 現役、それも日本代表の選手がアルコール飲料のCMに出場することに関しては、よくよく議論されたでしょうし問題はな
いと判断したのでしょうね。

 今は煙草業界も非常に厳しく、かつてお得意様だったF1のスポンサーは完全に蚊帳の外となってしまいました。

 ブラジル・ワールドカップでは初めてアルコールが観客に販売されますが、今後この結果がどのような事をもたらすかが問
われるかもしれません。

 香川真司がソフトバンクのCMに出演している一方で、キリンのゼロハイにも登場しています。

 香川個人で勝負できることが、彼の価値を如実に物語っています。
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