塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

世界基準か、それとも古来の価値観か

2019-07-03 17:40:49 | 日記
 グローバル・スタンダードという言葉があるように、世界中で認識されている事柄は、やはり知っておくべき事柄が多いと思います。

 例えばワールドカップはその最たる事柄とは思いますが、何故か僕の周りでは日本代表の選手選考、予選の戦いぶり、本戦の展望を話す人間は誰一人いませんが。

 一方で日本に限らず、独自の文化を持つこと、その文化を維持することは並大抵のことではありませんが、その独自性が海外を惹きつける原動力になることも確かです。

 韓国ならばテコンドー、韓国料理
 日本ならば習字や清酒
 ニュージーランドならばマヌカハニー

 これらはその代表例のように思えます。

 昨日、松山油脂が発売している「薄荷石鹸」を購入しました。

 日本経済新聞の日曜日版、6月30日版に薄荷の特集があったことも購入した理由ですが、実は薄荷は栽培が難しいうえに、日本古来の植物のようです。

 今、多くの店舗でペパーミント味のアイスクリーム、シュークリームが売られており、見た目と味で

 「この湿度の高い時期を乗り切りましょう」

 という姿勢が確認できます。

 しかし、薄荷はペパーミントほど涼感があるあわけではありませんが、やはり日本人の体質にあっているのでしょう、昔懐かしい香りと爽やかな涼しさが洗いあがりに感じられます。

 Jリーグも戦力的にはスペインやドイツにかないませんし、今後もどんどん渡欧してゆくのでしょう。

 その際選手たちが
 
 「ああ、日本ここが良いね」

 と感じたことを僕たちに伝達してくれること、この形は今後凄く大切になるのではないでしょうか。
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星を増やす、という困難な任務

2019-07-03 14:00:06 | 日記
 日本代表はⅤネックの部分に赤、なでしこは桃色が差し色としてデザインされています。

 両者が決定的に異なる点はこの配色ではなく、なでしこには金の星が刺しゅうされている、つまり2011年ワールドカップ優勝の刻印がある点です。

 日本代表が男女問わず、金の盾を胸にアジアカップに挑みましたが、これは前回王者としての証であり、選手たちにとっては誇りであり、同時に多大な緊張感と責任を与えたはずです。

 日本代表は2011年以降、大陸王者に輝いていませんが、2023年はどうなるでしょうか。

 なでしこの星は本当に素晴らしいことですが、逆に星を「増やす」ことがどれだけ大変か、改めて思います。

 僕は映像を見ていませんが、コパ・アメリカはブラジルが決勝進出を果たし、メッシとアルゼンチンは優勝に届きませんでした。

 きっとアルゼンチン国内では

 「またもや国際舞台で優勝できず」
 「メッシ、アグエロ、などこの世代を招集対象にすべきか」

 という議論が起きているのでしょう。

 一方、ブラジルも2002年以降はワールドカップ優勝から遠ざかっています。

 つまり、星が5から「6」になる見通しは、今は不透明ですよね。

 2012年、マノ・メネゼスが退任しブラジル・サッカー協会が新監督候補を選別してる際

 「私はセレソンを率いる準備がある」

 と、あのグアルディオラが非公式ではあるものの、打診したと聞きました。

 「グアルディオラは素晴らしい指揮官だ」
 「しかし、過去5度の世界制覇は全てブラジル人で成し遂げたもの」

 と突っぱねる形でフェリポンが就任、ドイツに1-7で敗れるという形でブラジル・ワールドカップを去ります。

 矜持は大切ですが、仮にその矜持を打ち破れたなら、と想像したのはきっとブラジルのファン以外にも大勢いたでしょう。
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改めて思うスパイクのカラー化

2019-07-03 01:34:42 | 日記
 スパイクのカラー化は1990年代から徐々に行われていました。

 当初はブランド・ロゴを従来の白から、選手別に変更するという今では物足りない形でしたが、当時はそれでも画期的だったと言えます。

 有名なのがロットとディアドラでしょうか。

 ロットは本来、ブランド・ロゴであるロザンガは緑を用いていますが、オランダ代表グリットにあてがわれたスパイクは、ロザンガがオランダ委代表同様にオレンジでした。

 またディアドラは、バッジョが黄色、ファン・バステンがオレンジ、シニョーリが緑という色彩で選手のすみわけを行っていたものです。

 僕はこれまで、カラー化の概念を生み出したのはナイキと思っていましたが、実際はディアドラの方が先ですね。

 ワールド・サッカーダイジェスト1997年9月号の裏表紙には、「デュエル」というスパイクが

 ユヴェントスのホームカラーを用いた黒と白
 ユヴェントスのアウエーカラーを用いた青と白
 クロアチア代表のホームカラーを用いた赤と白

 の3色で紹介されています。

 「ディアドラ・カラープロジェクト」
 「それは、イタリアの鮮烈なインパクトである」

 という触れ込みのもと、クロアチア代表FW、ボクシッチをモデルに開発されたことを伺えます。

 リベリア代表のウエアもディアドラ契約選手であり、深紅のスパイクを履いたことがありましたが、ウエアは支給された際に面食らったかもしれません。

 面白いのはボクシッチが当時在籍していたユヴェントスは、ジャージ契約をディアドラではなく「カッパ」と結んでいたことで、契約上、不都合な話にならなかった事が興味深いですね。

 ユヴェントスは現在アディダスと契約中ですが、カッパ以外ですとナイキ、ロットと過去に契約を結んでおり、ディアドラとの契約事例は恐らくないはずです。

 その点も今振り返ると、何だか奇妙に思えてきます。
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スパイクのデザインはやはり秘密裡か

2019-07-03 01:12:14 | 日記
 サッカースパイクが近年、デザイン、素材、機能性があらゆる面で向上している反面、どこかデザイナーにスポットライトが当たっていない印象を受けます。

 バッシュ好きならば、ケビン・クローリーとティンカー・ハットフィールド、そしてウイル・スミスの名前は聞いたことがあると思います。

 ケビン・クローリーはコンバースの代表作「ウエポン」を手掛けたことで知られ、フィラから発売された「グラント・ヒル」のデザインも彼の功績です。

 また、エアー・ジョーダンのデザインを手掛けた中心人物がティンカー・ハットフィールドであり、何足かのデザインは、ウイル・スミスという人物が参画したはずです。

 コンバースが2018年まで

 「アヴァン・コンバース」

 という高価格帯の靴を販売していましたが、このデザインは老舗ランバンで一躍有名となったモロッコ出身のデザイナー「アルベール・エルバス」によるもので、この進化版が「オールスター・クップ」になります。

 エルバスが手掛けるまで、ランバンのデザインはさほどではないと思われていたようですが

 「眠れる森の美を呼び覚ました」

 と、大きな賛辞を得たとのことです。

 (参考資料 世界文化社 コンバース・コンプリートブック)

 それだけ機能も大事ですが、玄人、素人、にわか関係なく、人々を呼び寄せるデザインが今後さらに求められると思います。

 サッカーにおいてジャージ、スパイクのデザインは当然機密になりますが、デザイン発表後に意図や構成を伝えることで、

 「スパイクのデザインをしたい」
 「選手を助け、同時にファンも増やしたい」

 と熱意ある若い世代が増えるかもしれない、そんな事を想像してみました。
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