塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

Jリーグが露呈している齟齬の形

2019-07-19 05:45:39 | 日記
 信ぴょう性がどれほどの物か僕にはわかりませんが、前田大然がポルトガルのマリティモから獲得の打診があると聞きました。

 長野パルセイロの場合、レディースの方では「自主的に」海外クラブと契約したい、プレイしたいという強い気持ちから、退団を希望する選手はいました。

 先日、ラストマッチとなった國沢志乃がそうで、僕もそうですが

 「普段見慣れた光景は、突然変わってしまうものなんだ」

 ということを痛感しました。

 そして海外クラブからはっきりとオファーがあり、期限付きではありますが移籍を表明したのが、フランクフルトへ移籍を表明した横山久美でした。

 当時の美濃部直彦GMと共に会見に臨んだ彼女を見て、誇らしく感じたパルセイロのファンは多いと思います。

 松本山雅のファンかられすれば嬉しくもあり、残留してほしいと気持ちもある、半々の感情ではないでしょうか。

 山雅は現在、サガン、ジュビロと共に降格圏内ですから得点源がこの段階でいなくなることは、反町監督にとっても難しい選択になると想像します。

 前田の例でなくとも、今夏はJ1から海外への移籍が目立ちます。

 ここにきてこれまで危惧されていた形が表面化しています。

 Jリーグは現状、春開催の秋閉幕
 従って欧州リーグとはショーウインドウに隔たりが生じる
 選手が移籍すれば、指揮官とGMは選手の穴埋めが出来たとしても、キャンプに代表される熟成の期間が無い

 という形、ですよね。

 僕はパルセイロファンですが、山雅はたいしたクラブだと思っていますし、前田にポルトガルから関心が抱かれたことは素晴らしいと思います。

 一方で積雪と言う言葉があるにしても、リーグはカレンダーの再考を考える要因が増えた気がします。
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社会か見学は育成の場ではないでしょうか

2019-07-19 05:28:46 | 日記
 僕は小学生時代、学校の社会科見学で様々な企業のお世話になりました。

 例えば我が母校に給食のパンを提供しているパン工場の視察があったと記憶しています。

 その際はお土産にコッペパンを頂いた記憶がありますし、お菓子工場を訪問したときは当時、洒落た食べ物だった「シューアイス」が振る舞われ、嬉しかったものです。

 僕らを受け入れる企業の人事担当の方は、本当に大変だったと思います。

 通常業務以外の仕事が増えれば残業が発生しやすいですし、人数分のおやつを用意することは材料費のコストも時間もかかります。

 では業務だからといって打算的に仕事をしていたかと言えば、当然そんなことはないでしょう。

 人事の方からすれば、子供たちが関心を抱いてくれることは

 「自社商品のファンになる」
 「帰宅して両親に話題を提供してくれる」

 という、宣伝効果が期待できるためです。

 サッカーでも新規ファンの開拓と言いますが、そんな簡単な代物ではないですよね。

 でも長野パルセイロのようにスタジアム・キャンプを企画する、ガールズ・サッカースクールで選手と触れ合いながらボールを蹴る。

 「体験をしてもらい、ファンになってもらう」
 「普段の観戦では見ることのできない空間を知ってもらう」

 という付加価値を提供する。

 この付加価値が将来のシーズン・チケットホルダー、もしくは選手としてクラブに還元されるかもしれないわけです。

 ジャニーズのコンサートに親子連れが多いのが、両親世代がファンで子供の自然とファンになった、という面が大きいのではないでしょうか。

 やはり幼少期に得た自分が「素敵」と思う体験は、将来の大きな糧になるのでしょう。

 ただ、育成には時間がかかり、正確な方法論が無いことも確かなのでしょうが。
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