塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

版権という難しい問題

2021-02-08 21:19:30 | 日記
 先日、(未購入です)古着で米国製のチャンピオンを見つけました。

 僕は個人的にパーカーを着用しないので見送ったのですが、輸入元は「日本サラリー」でした。

 日本サラリーは現在の輸入元である「ヘインズ・ブランドジャパン」以前の代理店でして、1990年代中期には

 ロチェスター・コレクション
 プレミアム・ウイーブ

 など、新しい企画を生み出していました。

 当時は米国製の商品、コンバース、リーバイス、ヴァンズ、ブルックス・ブラザース、アイクベーハーなど、今では考えられないほどのこなれた価格で、本当に馬鹿みたいですが

 「タイムスリップ」

 したいくらいですよ。

 ヴィンテージを物珍しいと解釈するならば、現行代理店ではなく昔の代理店時代の物はタグで確認できますし、一見の価値はあると思います。

 例えばサッカーでいえば

 デサントが輸入元だった時代のアディダス
 コサ・リーベルマンは輸入元だった時代のプーマ

 がそうですね。

 ナイキは恐らく一貫してナイキ・ジャパンのはずですが、フィラは過去鐘紡が版権を所有していたものです。

 他にもサッカニーならば東海スポーツ、ブルックスならだアサヒ・コーポレーションという時代のスニーカーも、探してみる価値はあると思います。

 何せ僕の所有するぶるっっくす2足は、このアサヒ時代の品ですからね。

 バーバリーと三陽商会の例があるように、ビッグネームに頼りすぎる傾向が強いと、契約が終えた際の反動が凄まじいことも確かです。

 一方で日本企業が海外で戦う際も、現地法人か相手先にライセンスを与えるかは、本当に悩ましいに違いありません。

 ただ、タグの違いで楽しめるという能天気さも、古着の楽しみでもあるのですが。
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男女で異なる印象と認識

2021-02-08 20:55:02 | 日記
 ジーンズに代表される米国製ヴィンテージが、日本で大きな支持を集めるようになった1980年代後半から90年代にかけて、当然価格は高騰してゆきます。

 ただ、女性たちは古着好きの男性を敬遠していたように思います。

 女性でもパフィやともさかりえ、広末涼子などはブーンやクール・トランスの表紙で古着だけでなく、ナイキ・エアマックスを軸にしたハイテクスニーカーを纏っていました。

 でもパフィのヴィンテージ・ジーンズにアイリッシュ・セッターと言ういで立ちは、とても可愛らしいものでしたが。

 では女性でも古着ファンがいるにもかかわらず、女性の多くが敬遠したのは
 「古着は匂うし、清潔感に乏しい」
 「長髪の男性が穴がある、色あせたジーンズを履いている姿や嫌だ」

 と考えたためです。

 そう、彼女たちにとって、そのジーパンの年代や赤耳があるかどうか、そんなことは

 「本当にどうでもいい」

 事なんです。

 体型にあった、洗濯をして清潔な形で着用している男性の方が、いつの時代でも爽やかな印象を周囲に与えることは間違いないでしょう。

 そう考えますと、セカンド・ストリートに代表される

 不要な衣類、家電、日用品を売却できる
 店舗の中で、上記の品が全て揃うのではしごする必要が無い
 駐車場が完備され、清潔で明るい店内

 の中古店が増加傾向にあるのは、当然の形ではないでしょうか。

 今日本では男女の性差が常に議論の的ですが、仮にJクラブが本当に女性客を相手にしたいならば、トイレだけは工夫すべきでしょうね。

 実はスタジアムだけでなく、多くの商業施設で男女のトイレの坪数は変わらないと言います。

 女性客がハーフタイムに列をなすならば、この比率を変え、とにかく手入れの行き届いた空間をスタジアムに用意するだけで、受けは確実に増すと考えられます。

 今はチャンピオンズ・リーグでアジア各国からもファンが来日する時代です。

 彼女たちが「勝手に」トイレを賛辞する言葉を発信すれば、クラブの広報は無料で広めてくれたことに、むしろ感謝することになるかもしれませんよ。
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人間、本当に好きなことからは逃げませんよね

2021-02-08 20:41:54 | 日記
 今日も勤務終了後に古着屋に出向き、昨日お話した復刻版の米国製リーバイス501ビッグEを購入しました。

 現行品のリーバイスは表記がEのはずですが、少し前まではレギュラー品は俗にいうスモールeであり、復刻版やヴィンテージとの差は歴然としていました。

 購入した店舗には昨日にも出かけていまして、昨日買えばよかったのにと自分でも馬鹿ではないかと思います。

 ただ今日は、昨日着用した物とは異なる上着で出かけ、汎用性はどうだろうかと改めて考えたかったのです。

 せっかく買ったジーパンですから、大切に掃きたいのです。

 マービンズの半沢和彦
 ベルベルジンの藤原裕
 ビームスの西口修平

 3氏はいずれも、リーバイスやヴィンテージ・ジーンズに精通している人物として知られていますが、一番大切なのは、流行りだから買っているのはないという点です。

 ヴィンテージ・クロージングに心底ほれ込み、だからこそ店舗運営までしているわけで、本物の価値を知るからっこそお客もつく、というわけです。

 1990年代のジーパンは

 ヴィンテージ・リーバイスを軸とした、米国製の逸品
 エビス・ジーンズの代表される、日本発症のクラフト・ジーンズ

 という2点主流で、赤耳の需要が高まった時点でメガヒットとなったのは、8900円で今では馴染みの「髭加工」を施した、エドウインの505でした。

 ただ、当時から本当に米国製のヴィンテージを愛してやまない方からすれば、価格も落ち着きむしろ買いやすい時代かもしれませんが、皮肉なことにアジアの富裕層が狙っている、とも言います。

 しかし、本当のファンは絶えることはありませんよね。

 Jリーグの熱気が冷め、地上波であれだけの高視聴率が一気の下落すると、テレビ局は去っていき情報は制限されます。

 スポンサーの撤退や異常ともいえる代表人気の推され続けたJリーグですが、「本当」のファンは去りませんでした。

 一番女性ファンが多かった当時のヴェルディから、一気に女性ファンがスタジアムから去った時の寂しさは特別でしたが、本当にサッカーを好きで、愛してやまないファンだけが残る。

 これもまた自然の摂理なのかもしれません。
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