塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

遊び心、ありますか

2021-02-10 22:50:27 | 日記
 今様々な業界が「インフルエンサー」と呼ばれる、市場とファンに強い影響力を持つ人物を探しています。

 ただ、今は一般の方でも情報発信できる環境にありますが、かつてインフルエンサーは「トレンドセッター」と呼ばれ、特別な存在として見られていました。

 その代表格が藤原ヒロシ氏で、彼が推薦する品は瞬く間に注目の的となります。

 過去、アディダスのスーパースターの黒×白、ナイキのエア・プレストを氏が愛用して、大きな話題になったことを良く覚えています。

 彼の推薦品の中に、アシックスの「ゲル・マイ」と呼ばれるスニーカーがあります。

 近年復刻されたのですが、発売されたのが僕が大学に入学した1996年の事で、希望小売価格は11000円でした。

 何故この靴印象深いかというと

 藤原ヒロシが唯一推薦したアシックスの靴である
 僕は1割引きの9900円で購入し、大学時代履いていたこと
 ナイキのフットスケープのように、シューレースがサイドにずれている画期的なデザインで、クリアソールを採用

 という、アシックスが遊び心満載で作った要素がいっぱいだったためです。

 そう、丁寧で真面目な製品づくり、企画開発に定評のあるアシックスだからこそ、逆に突飛ともいえるデザインが反響を呼んだのです。

 サッカー選手で真面目な印象いいますと

 カカ ブラジル代表 敬虔なキリスト教徒として知られ、ワールドカップには3度出場
 ファン・マタ スペイン代表 チャリティや社会福祉に大きな関心を持ち、バレンシア、チェルシー、ユナイテッドでプレイ
 長谷部誠 2010年から8年間、日本代表の主将を務め、読書好きとして知られている

 が僕は思い浮かびます。

 でも彼らは性格的に温厚で、チームメイトと敵対したという話を聞きません。

 だからこそ真面目さと同時に、ヒューモアのセンスが逆に際立つのではないでしょうか。

 僕はよく堅苦しいと言われますが、真面目だけでは取り柄にはならないのですね。
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改めて思うナイキの凄さ

2021-02-10 21:06:56 | 日記
 ナイキにはエアーフォース1、エアー・ジョーダンの他にも人気機種「エア・マックス」があります。

 1987年初めてミッドソールに今ではお馴染みとなった「エア・ウインドウ」が採用されましたが、ナイキとしては技術を視覚効果としてファンに認識してもらう、と言う目論見ではなかったのです。

 当時の技術で最大限にエアを搭載したために、窓を付けて放出する必要があったためで、視覚効果は意図していなかったのです。

 しかしこの措置が結果的に

 「本当に、エアが搭載されているんだね」
 「だからこんなに履き心地が良いのか」

 とファンが納得する形になりました。

 当然他社も追随しますが、ナイキの凄いところは「ショックス」を除けば、一貫して衝撃吸収素材はエアであり続けており、時代に即した形で展開している点と感じます。
 
 ナイキがプロ、一般のファン問わず卓越した人気を誇るのは、デザインと機能が高い次元で融合し、素人でもそのすごさがわかる点にあると言えます。

 もう廃盤ですが、ナイキ契約時代のアンドレス・イニエスタに提供したマジスタのように、ミッドカットでスパイクを提案、製品化する事例は、過去にディアドラがすでに販売していました。

 ナイキはディアドラの後追いの形にはなりましたが、

 どうしてもミッドカットを考えたのか
 そのための技術、素材開発をこうしました

 と言うプレゼンテーションにも納得がいったのでしょう、ミッドカット自体はすでに目新しい品ではありませんし、カラースパイクも同様です。

 よくフィラがスポーツ面よりもデザイン面を優先した、と90年代に語られましたが、ナイキはどちらも疎かにしていないからこそ、高い支持率があります。

 フィラがもし、希望小売価格を無視して細部まで丁寧に仕事をしていれば、ファッシノはシリーズ化されたかもしれない、というのは言い過ぎでしょうか。

 
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合理化を追い求めること

2021-02-10 20:47:02 | 日記
 昨日お伝えした

 「日本代表の富安をめぐってイタリアダービーが起きるのか」

 にご意見を頂戴しました。

 名無しさん、おっしゃるように言い間違いがひどく、申し訳ありません。

 また、ご指摘いただき恐縮しております。

 ご意見を糧にまた綴っていきますので、何卒よろしくお願い致します。

 本題に入ります。

 バルセロナが欧州の舞台で勝てないようになった背景には、クライフやグアルディオラが植え付けた、バルセロナらしいパス・&・ムーブが見られないため、という指摘があります。

 つまり、ゴールまで最短距離を目指す一種の「合理化」というわけですね。

 ただ、一般企業でも自営業でも

 コスト削減を目指す合理化
 作業効率を上昇させるには、思い切って最新鋭のコピー機やパスコンを導入する
 社用車をリースにして経費削減

 など、効果的な策を求めるものです。

 グアルディオラがバルセロナ在籍時、ファンを感嘆させる美しい展開が可能だったのは、彼が思い描くサッカーを実践できる選手たちが揃っており、同時に年齢のバランスが取れていた、というわけでしょう。

 仮に今グラルディオラが復帰し、当時の戦術で戦おうとしても

 30代のジェラール・ピケやレオ・メッシは、20代の彼らと同じではない
 グリエーズマン、コウチーニョなど多額の費用を費やした選手たちを、控えに追いやる事は難しい

 という問題に直面するはずです。

 バルセロナに限らず、特にプレミアリーグで上位を狙うクラブは、過密日程やチャンピオンズ・リーグの遠征、冬季休暇の無さなどを思えば、合理的に勝ち点3を奪いたいと願うものではないでしょうか。

 バルセロナがルイス・エンリケ、バルベルデ政権で合理化を考慮したのは、日程、移籍の顛末など、指揮官が陣頭指揮を執る以前の問題もあるのではないでしょうか。

 同時に苦しい時のメッシという、他クラブでは決して真似できないウルトラCもありましたしね。
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